
良い香りがする花にはどんなものがあるの? 花が好きな人が選ぶランキングが気になる。
花の香りには好き嫌いがあるのも事実。今回は花に携わってきた15年の経験をもとに、私自身の好きな花の香りランキングを紹介するよ。

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この記事のポイントまとめ
- 好きな花のランキングと開花時期
- 香りが強い花は四季を感じられる
- 香りを楽しむ庭づくりアイデア
この記事を書いている人

この記事を書いている私は、花屋やガーデンデザイン設計事務所(外構会社)で働いていました。切り花から花苗、バラ苗など幅広く取り扱う園芸店で、日々たくさんの花と触れ合ってきました。
「香水や柔軟剤の強い匂いは苦手だけど、この花の香りはやめられない!」
約15年間の経験をもとに、好きな花の香りランキングをご紹介します。
植物の香りはさまざまで、人によっては苦手に感じる種類もあるかと思います。みなさんの好きな花や植物が見つかるきっかけになれば嬉しいです。
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【私の】好きな花の香りランキングベスト7

自然100%の花の香りは、心を豊かにしてくれる最高のアイテム。それぞれが独特の香りを持っていて、とても魅力的です。
切り花から花苗、花木を扱ってきた経験をもとに、【私が選ぶ】好きな花の香りランキングをつくりました。かなり厳選しましたので、気になる香りがあれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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1位【チューベローズ】

花の名前 | チューベローズ |
別名 | 月下香(ゲッカコウ) |
開花時期 | 夏:7〜9月 |
入手方法 | 切り花:7月頃 球根:3〜4月頃 |
草丈 | 約1m |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |

私のダントツ1位はチューベローズ!甘い香りでやみつきになること間違いなしです♪定番でないからこそ、出会えた時の感動が大きいのもあるかもしれません。
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2位【ナエマ(バラ)】

バラ苗 ナエマ フレンチローズ(デルバール)
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花の名前 | ナエマ(バラ) |
開花時期 | 春と秋:5〜11月(四季咲き性) |
入手方法 | 苗木 |
草丈 | 約2m(半つる性) |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 普通 |
バラは、鉢植えから庭植えまで幅広いシーンで活躍する、不動の人気を誇る花。香りが強い品種も多く、花色もさまざまあるため、お気に入りを見つける楽しさがあります。
デルバール社の「ナエマ」は病気に強く、半つる性で庭植えでも鉢植えでも育てられます。やさしい色合いは周りの植物にも合わせやすく、初心者の方にもおすすめの品種です。

ナエマは、はじめて自分で育てたバラなんです♪良い香りは、良い思い出を思い出すキッカケにもなりますよ。
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3位【イングリッシュラベンダー】

花の名前 | イングリッシュラベンダー |
開花時期 | 初夏:5〜7月 |
入手方法 | 苗:4〜9月頃 |
草丈 | 30〜1m |
耐暑性 | 弱い |
耐寒性 | 強い |
ラベンダーの中でも香りが強いイングリッシュラベンダー。アロマでは、リラックス効果がある人気の芳香植物です。少し触れるだけで、とても良い香りが漂ってきますよ。
ドライフラワーにも向くラベンダーは、ポプリやスワッグにして長く香りを楽しめるメリットも魅力的です。
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4位【ホワイトクリスマス(バラ)】

バラ苗 ホワイトクリスマス
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花の名前 | ホワイトクリスマス(バラ) |
開花時期 | 春と秋:5〜11月(四季咲き性) |
入手方法 | 苗木 |
草丈 | 1.5〜1.8m(木立ち性) |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 普通 |
バラの品種は数千種類以上。切り花で入手できる品種から、苗木で育てる品種までさまざまです。庭でバラを育てるためには、十分なスペースが必要になるため、実際に咲いた姿や香りを確認してから迎え入れるのがおすすめですよ。

ローズガーデンで見つけた白花の八重品種。とても良い香りで、思わず足を止めてしまいました。いつか庭に迎え入れたいと思っている植物の一つです。
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5位【スイートピー】

花の名前 | スイートピー |
開花時期 | 春:4〜6月頃 |
入手方法 | 切り花:1〜3月頃 種:9〜10月頃 苗:4月頃 |
草丈 | 15cm〜3m(つる性) |
耐暑性 | 弱い |
耐寒性 | 普通 |
お菓子のようにかわいらしいパステルカラーの色合いと香りが魅力的なスイートピー。茎はやわらかですが、やさしさを演出したい花束にぴったりです。
つる性のため、庭植えにする際はつるを誘引するのがポイント。苗の流通時期が限られるため、好きな色を種から入手するのがおすすめですよ。
スイートピーの種まき時期は秋です。寒冷地では春まきになりますが、秋の種が販売される頃に好きな色を確保しておきましょう。
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6位【ヒヤシンス】

花の名前 | ヒヤシンス |
開花時期 | 早春:3~4月 |
入手方法 | 切り花:12〜3月頃 球根:9〜10月頃 |
草丈 | 約30cm |
耐暑性 | 弱い(球根で休眠して夏越しする) |
耐寒性 | 強い |
鮮やかな色合いで、春の訪れを知らせてくれるヒヤシンス。顔を近づけなくても感じられる強い香りが魅力的です。切り花でも入手できますが、長く楽しむなら球根から育てるのがおすすめです。
チューリップなどに比べて流通数が少ないため、秋植え球根の販売がはじまったらなるべく早くお目当ての色を入手しておきましょう。

ヒヤシンスは水耕栽培でも簡単に育てられます。香りのするインテリアとして室内に飾るのもおすすめですよ。2年目以降は土に植えれば毎年、春の訪れを知らせてくれますよ。
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7位【カサブランカ(ユリ)】

花の名前 | カサブランカ(ユリ) |
開花時期 | 夏:6〜8月 |
入手方法 | 切り花:周年 球根:9〜12月頃 |
草丈 | 1〜2m |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
カサブランカは、大輪の白花でユリの王様と呼ばれています。豪華で豊かな香りは、他のユリと比べても存在感は抜群です。切り花のなかでは価格が高いですが、涼しい場所に飾れば1週間以上楽しめますよ。

カサブランカは、球根もとても大きいです!鉢植えで育てた時には、とても立派なユリの花が玄関先に咲いて、母がとても驚いていたのを思い出しました♪
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番外編:好きな葉っぱの香り3選

番外編として、庭にある好きな香りがする「葉っぱ」についてもご紹介します。
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スイートバジル

スイートバジルは、家庭菜園で人気のハーブの一つ。
手で少し触れただけで、さわやかな香りが広がります。葉っぱを楽しむバジルですが、終わりがけに咲く白花もかわいらしいですよ。

バジルは、ミニトマトとの相性バッチリ!一緒に植えることで、お互いの成長促進につながるだけでなく、料理にも一緒に使えます。
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ローズマリー

料理に使えるハーブとして定番のローズマリー。スッキリとしたグリーンの香りで料理の臭い消しなどに使われます。

ローズマリーは料理をおしゃれに演出してくれて、気分も上がる雰囲気が大好きです。さりげなく咲く花も魅力的ですよ。
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青ジソ

花でもなく、ハーブでもない、、野菜の一つである青ジソですが、香りが大好きなので紹介リストに入れました。青ジソの獲れたての香りは最高ですよ。

我が家では、こぼれ種をメインに育てています。青ジソの若葉の香りがすると、今年もおいしいご飯が食べられるとワクワクしています♪
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庭で季節を楽しむ芳香植物一覧

四季折々に異なる花の香りが庭を彩れば、一年中自然の変化を身近に感じることができます。古くから親しまれている香木から気軽に楽しめる草花まで、庭に植えられる芳香植物をまとめました。
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三大香木と四大香木

香りが強い特徴がある三大香木と四大香木は以下のとおり。
- 沈丁花(ジンチョウゲ)
- クチナシ
- 金木犀(キンモクセイ)
- ロウバイ
春に咲く「ジンチョウゲ」、夏に咲く「クチナシ」、秋に咲く「キンモクセイ」の3つが三大香木。さらに冬に咲く「ロウバイ」を加えて四大香木と呼ばれています。
四大香木は、和風庭園や和モダンに合わせやすい、日本で古くから親しまれている香りです。洋風ガーデンに取り入れる際には、主張は控えめに、本数をおさえて大きくなりすぎないように手入れをすると良いでしょう。
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春に咲く香りの強い花

分類 | 植物名 |
秋植え球根 | ヒヤシンス、スイセン、フリージア、スズラン |
草花類 | スイートピー、ストック、ニオイスミレ、チョコレートコスモス |
花木類 | バラ、沈丁花(ジンチョウゲ)、ジャスミン、ライラック、モクレン、アーモンド |
夏に咲く香りの強い花

分類 | 植物名 |
球根類 | ユリ、チューベローズ |
草花類 | ラベンダー、ゼラニウム、マリーゴールド |
花木類 | クチナシ、芍薬(シャクヤク) |
秋に咲く香りの強い花

分類 | 植物名 |
花木類 | バラ(四季咲き品種)、金木犀(キンモクセイ)、ギンモクセイ |
冬に咲く香りの強い花

分類 | 植物名 |
草花類 | ストック、スイートアリッサム |
花木類 | ロウバイ、ヒイラギ、ボロニア |
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長く楽しむなら葉の香りも取り入れよう
花の咲いていない時期も香りを楽しみたいなら、葉の香りにも注目してみましょう。
例えば、春に咲くヒヤシンスや沈丁花の後は、夏のローズマリーやミントで爽やかな香りを。秋には金木犀の甘い香りに包まれ、その後、冬でも梅の花や常緑のローズマリーで青々とした香りを楽しめます。
分類 | 植物名 |
柑橘系の果樹 | オレンジ、レモン |
ハーブ類 | ミント、カモミール(カモマイル)、ローズマリー、イタリアンパセリ、コリアンダー、セージ、タイム、スイートバジル、レモンバジル、シナモンバジル、レモンバーム |
庭木類 | ティーツリー、ユーカリ、ギンバイカ |
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【注意点】香りの強い植物は虫を呼ぶ

自然の香りを楽しめる芳香植物は、庭に豊かな彩りを与えてくれるでしょう。しかし、花の香りが強い植物の本来の目的は「虫たちに花粉を運んでもらうこと」です。
香りがよい植物を植えることは、ハチなどの虫たちがたくさん遊びに来る庭になります。「虫が寄りつきやすくなる」ということも想定しながら計画を進めていきましょう。
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注意ポイント
同じハチでも、ミツバチは庭の果樹にとって花粉を運んでくれる益虫(えきちゅう)ですが、ミツバチの天敵はスズメバチです。

我が家でも1度スズメバチが巣をつくったことがあり、ハチの時期には注意しています。自然とうまく共存しながら、庭づくりを楽しみましょう。
メモ(スズメバチ防除)
- 春:スプレーをまいて庭に巣をつくらせない
- 夏:見つけてもそっとしておく
- 秋:攻撃的になる、飛んでいたら子供を庭で遊ばせない
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庭の香りを楽しむアイデア3選


確かに香りの強い植物は虫たちも大好きだよね。虫は苦手だけど、季節の香りがする庭づくりにも挑戦したいな。
香りのする花は、庭に季節の訪れを感じさせてくれる最高のアイテム!庭の香りを楽しむためのアイデアを紹介するよ。

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庭の香りを効果的に楽しむポイントは以下の3つ
ポイント
- 香りを自然に感じられる配置を探す
- 虫の侵入を防ぐなら、窓からはなす
- 室内で楽しめる花を取り入れる
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アイデア①花壇や寄せ植えで高さを出す

香りの強い花でも、足元など離れた場所に咲いていると香りがあまり感じられません。
花の香りを感じるためには、花壇や寄せ植えで高さを出すのがポイント。顔のそばに香りが漂ってくるようにデザインしていきましょう。
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アイデア②体に触れるように配置する

花や葉っぱに触れると、より香りを感じられます。玄関アプローチや庭の小道などに枝が少しかかるように植えると、自然と体に触れるようになります。
ただし、枝を伸ばしすぎると歩きづらくなり、植物を避けたい人にとってはストレスになる可能性があります。お客さんも通る玄関アプローチ脇に植える場合は、横幅1.2〜1.5mほど確保して歩くスペースを確保しておきましょう。
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アイデア③香りのいい花を室内でも楽しむ

香りのいい花は、室内に飾ってインテリアとしても楽しんでいきましょう。室内で楽しむためには、ある程度の茎の長さがあると、飾りやすいです。
「切り花用」として販売されている種類を選ぶと、アレンジの幅が広がりますよ。また、切り花として飾る場合は、花が開く前、蕾が色づいた頃に収穫すると、より長く楽しめます。
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香りの良い花を植えてガーデニングを楽しみましょう

庭に香りのする花を植えれば、毎日をより豊かにすることができます。それぞれが異なる香りを持っているため、お気に入りの香りを探すのもガーデニングの楽しみの一つです。
香りは、私たちの記憶に強く残ります。子供と一緒に植えたり、節目の時に植えたりすれば、大切な思い出づくりができますよ。我が家の庭で、香りのある四季折々の変化を楽しみましょう。
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