ガーデンデザイナーの庭ブログ

【簡単】門松をおしゃれに手作り!庭屋おすすめの門松デザインアイデア5選

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お正月飾りに門松が欲しい。手作りする方法やおしゃれに飾るアイデアを知りたい。

家の雰囲気に合わせておしゃれに飾る門松作りのアイデアを紹介するよ。

おしゃれポイント

  • 「松・竹」以外は脇役として選ぶ
  • 自宅門松の高さ目安は40cm~60cm
  • 門松キット+αで個性を演出

 

この記事を書いている人

生花や苗物を取り扱う園芸店や外構会社で働いていました。卓上に飾るインテリアから玄関先まで、門松を使った正月飾りにはさまざまなタイプがあります。

この記事では、簡単に門松をおしゃれに手作りする方法とアイデアをまとめました。モダンな家やシンプルスタイルなど、どんな外観にも合う門松を飾って、新しい年を迎える準備を楽しみましょう。

なぜ門松を作るのか?

なぜ門松を飾るのか?意味、歴史と飾るタイミング

お正月を迎える準備の一つとして、飾られる門松の意味や飾るタイミングについて見ていきましょう。

門松の意味と歴史

門松は日本の伝統的な正月飾りで、歳神様を迎えるために玄関先に飾ります。歳神様は、新しい年を告げ、人々に福をもたらす神様とされています。門松は、その歳神様を招き入れるための目印であり、家内安全や五穀豊穣を願う気持ちを表すものです。

門松を飾るタイミング

一般的には12月13日から28日の間に飾ることが多いですが、地域や家族の習慣によって日程は異なることがあります。近年では、年末年始の忙しい時期に、門松を飾る時間がないという方も多いかもしれません。しかし、門松を飾ることで、新年を迎える気持ちが高まり、お正月気分を盛り上げてくれるでしょう。

お正月飾り用の花や木は11月から販売をはじめるお店もあります。自宅で手作りする際は、早めに材料の準備を進めていきましょう。

プロが作る門松にしようかな?とお悩みの場合も早めの検討がおすすめです。

【人気商品!】庭師の作る本格門松


庭師が作った、本格派ミニ門松

手作り門松の基本|簡単3ステップ

手作り門松の基本3ステップ

門松を手作りする際の作り方は下記の3ステップです。

  1. 土台を用意する
  2. 飾る材料を選ぶ
  3. 飾り付け

1.土台を用意する

門松の土台には、竹や縄など、地域によって使われてきた材料は異なります。自宅で手作りする場合には、安定感のある缶や植木鉢などが簡単に作れます。

寄せ植えにする場合は、安定感のある高さや大きさのものを選ぶなど、倒れないように注意してください。メインの竹や松などと一緒に選ぶと失敗を防げます。

玄関前に置くなら、高さは40〜60cmほどがおすすめです。寄せ植えにする場合は、玄関タイルが汚れないように鉢カバーなどを用意すると片付けや掃除がラクになりますよ。

【図解】手作り門松の高さをイメージする
【図解】門松の高さをイメージする

門松の高さ目安

  • 卓上門松:20~30cm
  • 寄せ植え:40cm~
  • 本格派:60cm~

飾る材料を選ぶ

門松作りに飾る材料は、「青竹」「松」「赤い実」の3つがメインとなります。まずは竹や松、また周りに合わせる植物などをイメージの大きさに合わせてそろえましょう。

昔ながらの門松には「しめ縄、紙垂」などの伝統的な飾りでまとめる、豪華に見せるなら「金色の飾り」、華やかに見せるなら「花ものをプラス」、モダンスタイルなら「赤と黒をベースにする」など、家の雰囲気に合わせて材料を選ぶといいでしょう。

飾り付け

松やしめ縄を取り付け、色合いを確認しながら装飾していきましょう。松は、竹の横に立てかけたり、竹に巻きつけたりして飾り付けます。しめ縄は、竹の根元や、土台に巻きつけます。飾り付けには、松ぼっくりや南天などの縁起の良い植物を組み合わせることもできます。また、リボンや紐などを用いて、華やかに飾ることもできます。

はじめての方は、シンプルな門松キットを使い、プラスαで家の雰囲気に合わせた飾り付けを楽しむ方法がおすすめです。

門松の寄せ植えにおすすめの植物

門松の寄せ植えにおすすめの植物リスト「赤い実」「葉」「花」

門松の寄せ植えにおすすめの植物をまとめました。厳しい寒さの中に置く門松の寄せ植えは、寒さに強く丈夫な植物を選びましょう。

門松のメインは「松」と「竹」です。その他のアイテムは脇役として考え、目立たせ過ぎないように選ぶのがおしゃれに見せるポイントです。

赤い実

【画像】門松におすすめの赤い実を付ける植物
【画像】門松におすすめの赤い実を付ける植物

縁起物である「赤い実」は、門松作りには欠かせません。定番となる南天(ナンテン)の他にも赤い実を付ける植物はありますので、お好みで選んでみてください。

  • 南天(ナンテン)
  • 千両(センリョウ)
  • 万両(マンリョウ)
  • ヤブコウジ
  • ヒイラギ
  • チェッカーベリー

ヒイラギやチェッカーベリーなどの赤い実は、クリスマスの寄せ植えとして人気の高い植物。クリスマスからお正月にかけての寄せ植えにしたいという場合におすすめです。

葉もの

【画像】門松におすすめの葉もの
【画像】門松におすすめの葉もの

門松で使われる定番の葉ものは、葉牡丹(ハボタン)です。大きさや色が豊富にあるため、メインの竹や松に合わせて、お気に入りの苗を選ぶといいでしょう。

  • 葉牡丹(ハボタン)
  • オタフクナンテン

庭木がある方は、枝を切って飾り付けをする方法もあります。枝ものに金色や銀色のスプレーをかけると、お正月らしい華やかさを演出できますよ。

花もの

【画像】門松におすすめの花もの
【画像】門松におすすめの花もの

門松には寒さに強く、冬でも鮮やかな花を咲かせる花ものを選びましょう。ビオラやパンジー、ジュリアンは、豊富な色から選べる点が魅力です。

ガーデンシクラメンは、お正月らしい「赤」や「白」の色が豊富です。お歳暮としても人気が高いシクラメンは、1株でも高級感を演出できるでしょう。

  • ビオラ
  • パンジー
  • ジュリアン
  • ガーデンシクラメン

華やかな花ものは色々と合わせたくなってしまいますが、門松作りには要注意。あくまで「名脇役」として選び、緑以外は2色までにおさえるとおしゃれでまとまりのある門松に仕上がります。

 

親戚が集まるなど、お正月当日にぴったり良い見た目に仕上げたい場合は、下記を参考にしてください。

  • 鮮やかな葉ボタンをメインにする
  • 花ものを直前に植え替える
  • 正月飾りのピックなどを活用する

庭屋の門松デザインアイデア5選

門松をおしゃれに作るデザインアイデア5選

自然素材の竹や松がベースとなる門松は、さまざまなアレンジができます。現代モダンスタイルやシンプルタイプなど、家や玄関に合わせて作るアイデアをご紹介します。

①モダンな家に合う赤×黒

モダンスタイルの家には、お正月らしい「赤」と高級感のある「黒」を組み合わせる門松はいかがでしょうか。例えば、土台となる鉢を黒にすることで、見た目の安定感があり、グレーやホワイトの玄関タイルや外壁にもよく似合います。

ポイント

家の外壁や玄関タイルの色と合わせる

家の色と門柱の色を合わせる
【参考画像】家と色味を合わせる「一戸建て門柱におすすめのデザインアイデア10選|人気メーカー品も紹介」より

③自然素材×ナチュラル門松

自然な素材感を大切にし、竹や松の質感を引き出すことで、温かみのある門松を作ることができます。竹の節や、松の葉の緑色を生かし、葉牡丹はクリームやグリーン系を選ぶとおしゃれでナチュラルに仕上がります。また、松ぼっくりや木の枝などを使えば、自然素材の飾り付けを楽しめますよ。

④ラメ入り素材で華やかに

金や銀、ラメの入った素材は、華やかさを演出したい玄関門松にぴったりです。「新築」「子供の誕生」「節目の年」など、お祝いの年に飾る門松は、きらびらかなラメ入り飾りを追加して思い出の写真として残してみてはいかがでしょうか。

葉牡丹や枝ものをラメなどでスプレーしたものや水引きなどを組み合わせることで、門松を華やかな印象に仕上げられます。

⑤余った材料で卓上ミニ門松づくり

玄関の外側や玄関内の出迎えとして飾る門松。材料が余ったら、簡単に作れる「ミニ門松」を卓上用として作るのがおすすめです。

枝ものやドライフラワーをメインとすれば、水なしで花瓶に差しっぱなしで管理の手間もかかりません。ただし、松は細かい葉が下に落ちやすいため、卓上門松のまわりには敷物や置物を組み合わせてお正月飾りとして楽しみましょう。

おしゃれな門松作りで新年を迎えましょう

手作り門松は、家族や友人と一緒に作ることができ、お正月を楽しく迎える準備として最適です。伝統的な正月飾りである門松ですが、現代でもさまざまなアレンジを楽しむことができます。

門松キットと飾りを組み合わせれば、初めての方でも簡単に作ることができますよ。我が家だけのオリジナル門松を作って、新年を華やかに迎えましょう。

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