ガーデンデザイナーの庭ブログ

庭の水たまり対策|駐車場・玄関前・芝生などの水はけ改善策まとめ

当サイトは広告を利用しております。

庭の水たまりを解消したい。雨が降るたびに気になるけれど、どうすれば良いか迷っている。

庭の水たまりは放っておくと泥はねもひどくなるし、なんとかしたい部分だよね。駐車場や玄関前など、場所別・素材別に対策方法を紹介するよ。

 

今すぐの改善なら「砂+滑り止めマット」


真砂土 20kg袋
ぬかるみ対策 ガーデンステップ 滑り止め

例えば我が家では、入居後に玄関前の水たまりにしばらく悩まされました。現在はDIYで作った玄関アプローチにより足元の悪さを解消できました。

玄関前アプローチ:レンガ敷きイメージ図

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、外構工事をおこなう会社で外構デザイン設計や提案の仕事をしていました。水たまりが気になるというお悩みには、砂利や土間コンクリート、マットなど様々な解決方法が考えられます。

庭の水たまり解消には、必ずしも高額な外構工事が必要というわけではありません。

  • 駐車場をキレイに保ちたい
  • 靴が汚れてしまう
  • 水はけが悪く植物がうまく育たない
  • 蚊(ボウフラ)の発生

水たまりで困っている理由や解決ポイントを明確にして、快適な庭づくりをすすめていきましょう。

庭の水たまりができる原因は主に3つ

庭の水たまりができる原因は主に3つ

庭の水たまりができる原因は主に以下の3つです。

  1. 土地の水はけが悪い
  2. 適切な勾配になっていない
  3. 地面にくぼみができている

庭に水たまりができると見た目が悪いだけでなく、蚊(ボウフラ)の発生や植物の根腐れなどさまざまなトラブルにつながります。駐車場では駐車のしにくさ、玄関前では配達員やお客様の足を汚してしまうことも心配される方も多いです。

自宅の庭で困っているシーンをイメージしながら、水たまりの原因を確認していきましょう。

1.土地の水はけが悪い

少量の雨が降っただけで表面に水たまりができてしまう場合、そもそも土質の水はけが悪い可能性があります。とくに粘土質の土や造成で締め固められた地盤では、雨水が一部に集中してしまうこともあります。

2.適切な勾配になっていない

平らに見える土地であっても雨水が流れるように傾斜がついていることが一般的です。ただし、もともとの形状や高低差の関係で、雨水が流れずにその場にとどまってしまうことで水たまりが発生してしまうケースがあります。

本来は建物から離れる方向に向かって2〜5パーセント程度の勾配(傾斜)をつけ、排水溝などに自然に水が流れ出ることが理想です。しかし、建物のまわりに水が溜まってしまう「逆勾配(ぎゃくこうばい)」になっているケースも珍しくないため、見た目だけでは判断ができません。

水がどの方向へ流れているかを雨の日に観察したり、測量をしたりして事前に確認することが大切です。

一般的に、外構工事の見積依頼をすることで高さを測ってもらえます。無料=工事を検討することが前提ではありますが、プロの測量機材で確認すると確実です。

3.地面にくぼみができている

部分的なくぼみがあると、そこが小さな受け皿となり雨水がたまります。犬走りや花壇の横、よく人が通る動線などは踏み固めと沈下で凹みやすく、気づかないうちに水たまりの発生源になっていることも多いでしょう。

また、木の根が成長したり枯れたりした跡の空洞が沈下して、局所的な段差やくぼみを生むケースもあります。このタイプは比較的ピンポイントな対策で改善できるため、場所を特定してから土入れや砂利敷きなどを検討するとよいでしょう。

その他、屋根からの雨水を地面に浸透させるための雨水枡がそもそも設置されていないケースも。

雨どいからの雨水 雨水枡
雨どいからの雨水を排水する雨水桝の例

地面にくぼみができてしまうと、徐々に穴が広がり大きな水たまりになってしまうこともあります。地面のくぼみを見つけたら、解消をしていくことが大切です。

庭全体の水たまり対策の基本

庭全体の水たまり対策の基本

全体的な水はけに困っている場合は、庭全体の土壌改良や地中にパイプを埋設することで水たまりを解消する「暗渠排水(あんきょはいすい)」など、水の通り道を作るなどの対策があります。

土地全体の水はけが悪いとは言え、大がかりな工事をするほどではない場合もあります。具体的にどうして困っているのかを明確にして相談してみましょう。

新築(更地)なら外構工事で解消できる

新築の場合は多くの場合は更地となるため、外構工事で解消できます。

ポイントは、後々庭に水たまりができないように、全体の計画を立てておくこと。まずは駐車場、その次に玄関アプローチ、次に芝生を、、、と個別に考えてしまうと、庭の水が流れるバランスが崩れてしまう可能性があります。

全体の計画図をある程度つくっておくことが後悔しないために必要です。新築時にはウッドデッキだけ、の予定でも全体図面を依頼して水たまりトラブルを防ぎましょう。

既存物が多い場合はDIYで解消もおすすめ

すでに駐車場(カーポート)やウッドデッキ・花壇・物置などの既存物が多い場合は、業者依頼をすると割高になるかもしれません。対策範囲が限定されるため、DIYで解消する方法もおすすめです。

ポイントは「水の逃げ道をつくる」ことと「ぬかるみを減らす」こと。例えば、くぼみ部分に砂利を敷いたり、透水性の高い砂を混ぜて地面を改良するだけでも十分効果が期待できます。

【場所別】庭の水たまり対策まとめ

【場所別】庭の水たまり対策まとめ

庭のどこに水たまりができているかによって、必要な対策は変わります。駐車場・玄関前・ウッドデッキ下・芝生・畑など、場所ごとに悩みも異なるため、適切な対策が必要です。

例えば、車の重みで沈みやすい駐車場と、日当たりが悪く湿気がこもりやすいウッドデッキ下では、同じ「水たまり」でも使用する素材は変えた方がいいでしょう。まずは水が溜まりやすい場所の特徴を知り、素材や環境に合わせた対策を選ぶことが大切です。

場所別に具体的な改善方法を詳しくご紹介します。

①駐車場

駐車場は車の重みで地面が沈みやすく、水たまりができやすい場所。メイン駐車場は、とくに土が締まりやすいため、透水性砂利や砕石を敷いて水が抜ける層をつくると効果的です。

サブ駐車場や来客用スペースは、簡易的にマットを敷くだけでもぬかるみを軽減できます。道路側や私道に面した部分は、排水の流れを妨げないよう勾配を整えることが重要です。

面積が広い駐車場はDIYでも材料費が予想以上に掛かる可能性が高いです。使用頻度の高いメイン駐車場や水たまりが大きい場合は、まずは業者依頼をした場合の見積りと比較して検討しましょう。

②玄関前

玄関前は家の顔でもあり、日常的な歩きやすさが求められる場所。水たまりができると泥はねで靴が汚れて、配達員や来客に気を遣わせてしまうこともあるかもしれません。

対策としては、タイルやレンガ、天然石、インターロッキング、土間コンクリートなどの耐久性の高い舗装材を取り入れて水はけを改善する方法がおすすめです。

DIYの場合は、くぼみ部分に砂を入れて高さを調整したり、透水性の高い舗装材を敷くのもおすすめ。玄関前は小さな改善でも効果が出やすい場所なので、早めに対策しておくと安心です。

③ウッドデッキ

ウッドデッキ下は日が当たりにくく、湿気がこもりやすいため水たまりが発生しやすい場所です。放置するとボウフラが湧き、蚊の発生源になってしまうことも。

対策としては、デッキ下に砕石を敷いて水が溜まらない層をつくる、または防草シート+砂利で地面を覆う方法が効果的です。デッキ下の高さが低い場合は、通気性を確保するために風が通るように調整することも大切。湿気を減らすだけでも虫の発生を大幅におさえられます。

④芝生

芝生は見た目が美しい反面、水はけが悪いとぬかるみやすく、ボウフラや蚊の発生源になることがあります。天然芝の場合は、目土を入れて地面を平らに整えたり、透水性の高い土を混ぜて土壌改良をおこない改善してみてください。

人工芝の場合は、天然芝のように後からの高さ調整が難しいため、下地づくりが最重要ポイントです。砕石をしっかり転圧し、雨水が抜ける層をつくることで水たまりを防げます。

日当たりの悪い場所は特に湿気がこもりやすいため、素材選びと排水計画をていねいに確認しておきましょう。

ポイント

前提として、芝張り前に下地の水はけをしっかりと対策することが大切

天然芝に水たまりができてしまったら?

  1. まずは砂を入れて水たまりの改善具合を確認
  2. 庭全体の傾斜に合っていなければ高さを改善
  3. 必要であれば部分的な張替えを検討する

人工芝に水たまりができてしまったら?

  • 水たまりが出ている場所を確認
  • 芝生側面であれば水の排出場所をつくる
  • 部分的であれば下地を再調整(砕石追加・転圧)

砂を足す時期は春の目土シーズン4〜5月頃がベストタイミング。人工芝の場合も地面が凍る地域では12〜2月を避けておこなうのが安心です。

⑤畑や花壇

畑や花壇は水やりが多い分、土が締まりやすく水たまりができやすい場所です。とくに粘土質の土では、雨のたびにぬかるみが悪化することもあります。

対策としては、腐葉土や軽石を混ぜて土壌をふかふかにする、畝を高くして排水を促すなどの方法が効果的です。また、日陰が多い場所は「シェードガーデン」として、水分を好む植物を植えることで自然と湿気を活かす庭づくりも可能です。

無理に乾かすより、環境に合わせた植栽計画を立てるのも一つの方法です。

【簡単DIY】砂とマットを効果的に使うコツ

【簡単DIY】砂とマットを効果的に使うコツ

DIYで水たまり対策をするなら、まずは砂とマットの組み合わせが手軽で効果的です。まず、くぼみ部分に川砂や山砂を入れて高さを調整し、表面を平らにします。

その上に水はけマットや防草シートを敷くことで、泥はねを防ぎながら歩きやすさも向上します。ホームセンターで手に入る材料だけで施工できるため、費用をおさえたい方にもおすすめ。とくに玄関前や駐車場のサブスペースなど、部分的な改善に向いています。

砂は地面に合わせて選べばOK


真砂土 20kg袋

汎用性の高い滑り止めマットはDIYで活躍!


滑り止めマット 水切りマット

砂で高さを調整した上に滑り止めマットを敷くのがコツ。水はけ改善だけなら砕石や化粧砂利でも良いですが、ばらけると見た目が悪くなるため、歩く場所ではとくに素材選定に注意しましょう。

【要注意】水たまり解消に高額な外構工事は不要

【要注意】水たまり解消に高額な外構工事は不要

水たまり対策というと「大規模な工事が必要なのでは」と不安になる方も多いですが、実際には高額な外構工事が必須というわけではありません。水たまりの原因が局所的なくぼみや排水の滞りであれば、DIYや部分的な施工で改善できるのかをまずは相談してみましょう。

まずは水がどこに溜まっているのか、どの方向に流れているのかを観察し、必要な範囲だけ対策することが大切。無駄な工事を避けるためにも、原因の切り分けをていねいに行いましょう。

注意ポイント

そもそも庭全体の水はけが悪いケースは珍しくありません。高さ(排水できる傾斜)や土(粘土質など)が原因の場合は、DIYでは中途半端になってしまう可能性が高いため、外構工事での解決を検討してください。

まとめ|庭の水たまりは場所別に最適な対策を選ぼう

庭や駐車場の水たまりは、原因や場所によって最適な対策が異なります。全体の水はけが悪い場合は土壌改良や排水計画が必要ですが、局所的なくぼみであれば砂利やマットなどの簡単なDIYで改善できることも多いです。

玄関前・ウッドデッキ下・芝生・畑など、それぞれの特徴に合わせて対策を選び無駄な費用をかけずに快適な庭づくりができます。自宅の状況を観察し、できるところから少しずつ改善していきましょう。

-ガーデンデザイナーの庭ブログ