カーポートのサイドパネルとは?カーポート本体の側面に取り付けるパネルのこと。主に目隠しや雨風の吹き込み防止を目的に設置される。

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おしゃれなカーポートのサイドパネルを知りたい。
存在感の大きいカーポートは、サイドパネル選びも大切なポイント。人気メーカーや設置目的に合わせて最適なものを選んでいこう。

この記事のポイントまとめ
- おしゃれなサイドパネル5選
- カーポートと一体感を持たせる
- 住宅とデザインを合わせる
- 目的に合わせて素材やサイズを選ぶ
この記事を書いている人

この記事を書いている私は、外構会社でプランナーとして働いていました。カーポートやサイドパネルのご相談〜工事まで携わった経験があります。
カーポートを設置してから数年たった頃に、後付けのサイドパネルを設置させていただいたこともありました。
- 「どれを選べばいいか分からない」
- 「設置するかを迷っている」
- 「後付けを検討している」
カーポートと密接に関係するサイドパネル。今すぐの設置を迷っている場合でも、カーポートと同時に計画を進めておくこと(担当者に相談しておくこと)が大切です。
おしゃれなカーポートのサイドパネル5選と選び方の注意点についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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おしゃれなカーポートのサイドパネル5選

カーポートのサイドパネルは、カーポートのオプションとして各メーカーに商品がそろっています。安全性や機能性の面から見ると、カーポートとサイドパネルは同メーカーで選ぶことが推奨されます。
一般的にはカーポート本体から商品選びがスタートします。しかし、お気に入りのサイドパネルがあれば、カーポート本体から見直すということも検討していきましょう。
おしゃれなカーポートを実現するための、サイドパネル5選をご紹介します。
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①【LIXIL】カーポートSC×サイドスクリーン

【参考画像:楽天市場】LIXIL カーポート サイドパネル カーポートSC 2台用 サイドスクリーン
カーポートSCとサイドサイドスクリーンの組み合わせ。本体との一体感を演出できるため、シンプルな外構やモダンスタイル、スタイリッシュ外構に合わせやすいです。
カーポートの種類やデザインが豊富なLIXIL(リクシル)。スタイリッシュなデザインが特徴で、さまざまな住宅にマッチする見た目が魅力です。
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②【LIXIL】高級感が魅力のGスクリーン
木調パネルが高級感を演出するLIXIL(リクシル)のGスクリーン【リンク先:LIXIL公式ページ】
目隠しフェンスタイプや縦格子がおしゃれな「Gスクリーン デザイン格子」があり、お好みで組み合わせることができます。

カーポートSCのサイドスクリーンやGスクリーンは、すき間をつくることができるため、風通しが気になる場所にもおすすめですよ。
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③【三協アルミ】ビームス×サイドスクリーン
アルミ製品に強く、信頼と実績が魅力の三協アルミ。カーポートのサイドパネルについても品質が高く、さまざまな色パターンから選ぶことができます。
三協アルミのカーポート「ビームス」のサイドスクリーン 【リンク先:三協アルミ公式ページ】 は、さまざまなパネルパターンが選べます。モダン外構からナチュラル外構まで合わせやすく、サイドパネルとしての機能性もバッチリです。
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④【三協アルミ】F2×EVパネル

【参考画像:楽天市場】カーポート F[2] (エフツー)サイドスクリーン
EV車の充電がスマートにできるF2noEVパネル。充電と同時に、目隠しや雨の吹き込み防止などのサイドパネルとしても機能します。
EVパネルは一般的なフェンスと比較すると厚みがしっかりとあり、とくにブラック色は高級感を演出したい場合におすすめです。ただし、存在感が強くなるため、住宅本体とのバランスを考慮して選ぶといいでしょう。
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⑤【YKKap】本体ホワイト×トーメイマット色

【参考画像:楽天市場】YKK AP カーポート サイドパネル
大手エクステリアメーカーのひとつであるYKKapは、住宅の窓に使われることも多いです。住宅との一体感を演出できるYKKapは、住宅とカーポート本体、サイドパネルを調和させることで、まとまりのあるおしゃれな外構を実現できるでしょう。
例えば、窓サッシがホワイトの住宅に、本体色がホワイトのカーポートを選択。サイドパネルにトーメイマット色を合わせれば、機能性とデザイン性のバランスの取れたカーポートに仕上げられます。

上記で紹介した本体ホワイトとマットタイプの組み合わせは、他メーカーでも可能な組み合わせです。組み合わせカラーの一つとして参考にしてみてください。
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カーポート×サイドパネル|色選びのコツ

カーポートとサイドパネルの色選びのポイントは、以下の3つです。
- 素材の種類と特徴を知る
- 住宅の色と合わせる
- サイズと設置場所から選ぶ
サイドパネルの種類や特徴を知り、住宅本体との一体感を意識することがおしゃれに見せるために大切なポイントです。また、カーポートのサイズや設置場所に合う、主張しすぎないサイドパネルを選ぶといいでしょう。
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1.素材の種類と特徴を知る
サイドパネルの素材には、いくつかの種類があります。
ポリカーボネート
耐久性と透明性に優れ、光を取り込みながらプライバシーを守る際に向いています。クリアマットは目隠し効果も高く、熱線吸収タイプは車を紫外線から守る際に有効です。
アルミ
スタイリッシュでモダンな印象を与えるアルミ製は、外構フェンスの素材として最も人気な素材。形材色(ブラック、ホワイト、シャイングレー、オータムブラウン)のほか、ラッピングを施した木目調も人気があり、ナチュラルな雰囲気を演出します。
波板パネル(ポリカーボネート)
ホームセンターなどでも気軽に入手できる波板パネル。板が波のようにしている点が特徴で、透明感があります。
LIXIL(リクシル)や三協アルミなど、エクステリアメーカーのサイドパネルに使用される素材は、主に上記の3つ(ポリカーボネート、アルミ、波板パネル)。どれも耐久性に優れていますが、波板パネルは比較的安価で入手できます。
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おすすめの素材はあるの?
サイドパネルの素材選びに迷ったら一般的な屋根材と同じ「ポリカーボネート」がおすすめ。見た目にこだわりたいなら「アルミ」、なるべく安く抑えたいなら「波板パネル」を比較検討していきましょう。

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2.住宅の色と合わせる

住宅の外観や好みに合わせて、カーポートやサイドパネルのデザインを選びましょう。住宅の窓や外壁、屋根の色に合わせて選ぶことで、統一感のある外観にすることができます。

カタログだけでなく、サンプルを現地で合わせるのがおすすめです。新築の場合は、3Dパースなどで実際のイメージを明確にしていきましょう。
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3.サイズと設置場所から選ぶ
カーポートのサイズに合わせて、適切なサイドパネルを選ぶことも大切。また、設置場所や周辺環境も考慮して主張しすぎないサイドパネルにすることがおしゃれに見せるポイントです。
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サイドパネルサイズは約5m×2m
カーポートの側面に設置されるサイドパネルは、4〜5mほどの長さになります。また、床から屋根までをカバーするには、高さは2mほど必要です。サイドパネルをしっかりと設置したい場合は、存在感が強くなるため注意しましょう。
境界なら目隠しにできる
カーポートを敷地の隣地境界に寄せて設置する場合、雨風の吹き込み防止と目隠しの効果を発揮できるため、外構工事のコスパが良くなります。ただし、隣地側が暗くなるおそれがある場合は、トラブル防止のために光を通すポリカーボネートタイプや波板パネルがおすすめです。
道路側なら見た目も大切
サイドパネルを道路側に設置する場合、家全体の外観に大きく関わります。また、周りとの調和も気にしたい場所です。道路境界には、アルミフェンスが設置されることが多いため、サイドパネルにアルミ製を採用することで調和を取りやすくなります。
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サイドパネル設置の注意点

サイドパネル設置の注意点についても確認しておきましょう。
サイドパネルは必ずしも必要なものではないと判断する方も多いです。メリットと必要性を明確にして、後悔のない外構計画を進めていきましょう。
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✓サイドパネルの注意点をチェックリストでまとめました。
- 雨雪の多い地域(設置場所)か
- 目隠しは必要か
- 目隠しが必要な場合の高さは?
- 紫外線カットは必要か(西日は当たる?)
- メンテナンスが苦にならないか?
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カーポートのサイドパネルは、“想定外の出費”となることも多いため、設置するメリットを明確にして選ぶことが大切です。
また、DIYでの設置も可能ですが、安全性を考慮し、まずは専門業者に相談してみましょう。専門業者なら、設置場所やデザインの相談にも乗ってくれます。
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費用が高いからと最初から提案を断るのはもったいない!DIYで部分的に外構工事をされる方も増えています。設置高さやデザインなど、カーポート計画のタイミングから積極的に相談してみてくださいね。
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家に合うサイドパネルで外構をおしゃれに

サイドパネルは、カーポートをおしゃれにアップグレードし、機能性も向上させるエクステリアアイテム。素材やサイズを選ぶ際は、カーポート本体や住宅と調和することがポイントです。
また、デザインだけでなくサイドパネルの目的を明確にし、メンテナンス性も考慮することで後悔のない選択ができます。家や暮らしのスタイルに合うサイドパネルを設置して、外構をおしゃれに使いやすくしていきましょう。