庭は子育てに必要なのかな?せっかくの庭スペースを有効活用するアイデアを知りたい。
庭は子供のワクワクがいっぱい!庭で楽しく過ごすアイデアや知育に役立つ活用法を紹介するよ。
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この記事のポイントまとめ
- 我が家である庭は子供が安心できる場所
- 庭遊びが最も活躍するのは1~5才くらい
- 成長を見守る庭のレイアウトアイデア紹介
この記事を書いている人
この記事を書いている私は、ガーデンデザイナーとして外構工事をおこなう会社で働いていました。現在は、夢の庭付き一戸建てに家族4人で暮らしながら、庭暮らしを楽しんでいます。
次男が生まれてすぐに、庭付き一戸建てに入居し4年ほどが経ちました。まだまだ先は長い子育てですが、子供が小さい頃に庭がある環境は良かったなと感じています。
庭があって良かったなと思う一方で、小学生になる長男は、庭では満足しないというシーンも増えてきました。実際に庭を活用した子育てをしていくなかでの経験も含めながら、庭の活用アイデアをご紹介します。
子供の好みや興味は人それぞれ!取り入れられるアイデアがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
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我が家はイチバン安心できる場所
我が家は、子育ての中心になる場所。家族の声や雰囲気を感じられる我が家は、保育園や学校で頑張ってきた子供がイチバン安心できる場所です。
庭は「第二のリビング」とも言われます。“ほっとできる場所”、“思い出の場所”を庭にもたくさんつくることは、子供が安心して外の世界へ挑戦するための土台となってくれるでしょう。
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とは言え庭が必要ではないシーンも多い
第二のリビングである庭があると良いとは言え、子育てに庭は必須ではありません。庭は、家族との関係を築くためのキッカケのひとつとして、うまく活用していきましょう。
私自身、庭が全くないアパートで育ちましたが家族が大好きです。負担のない範囲で庭を活用して子育てを楽しんでいきましょう♪
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あって良かった!庭の活用シーンは?
0~8才の子育て中に「庭があって良かった!」と思った活用シーンは以下のとおり。
- 日光浴を気軽にできる
- 小雨程度なら外で遊ばせられる
- 家庭菜園を一緒に楽しめる
- 嫌いな野菜を食べてくれた
- プールを出して遊べる
- 芝生で裸足育児ができた
- 服が汚れても着替えに困らない
- 下の子が昼寝中にできる遊びが増える
- 外出自粛中でも外遊びができる など
散歩や公園にも行きますが、日光浴を気軽にできることは庭の嬉しいメリットです。雲行きが怪しくなっても庭ならギリギリまで遊ばせられます。
コロナによる外出自粛は過ぎましたが、学級閉鎖や兄弟が感染症にかかってしまうなど、外出が制限されることは今後も十分に考えられます。元気だけど外に遊びに行けないという日に、庭でリフレッシュできる空間は子供のストレス緩和に役立ちますよ。
雨でも外に出て遊びたいときは、ウッドデッキにあるブランコに乗って満足してくれます。
はじめてのブランコなら布製がおすすめ
ブランコ布ポケット 幼児ブランコ
生後8ヵ月の頃に購入した布製ブランコ。汚れたら洗濯して清潔に使えるのが良かったです。4年たった今も、庭に出ると必ず乗るほど大活躍していますよ♪
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子育てに庭が活躍するのは1~5才頃
一般的な庭では、子供が自分で動けるようになる1才〜5才頃が目安です。
小学生になると、庭で走り回ることが難しくなり、友達と外へ出かけに行くことも増えていくでしょう。「庭で子供と何をしたいのか?」を明確にし、子供が興味を持ってくれる適切なタイミングで庭を活用した子育てに取り組むことが大切です。
我が家の長男は小学生になってから庭に積極的に出ることが減りました。しかし、虫取りブームは去ったものの、プールや庭キャンプはまだまだ楽しく参加してくれます。
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子供がのびのび育つ庭の活用アイデア5選
子供はあっという間に大きくなるよね。少しでも多く我が家で楽しかった思い出を増やせたら良いな。
育児は6才までと言うけれど、子供が家を出るのはまだまだ先!家族で楽しめる子育てアイデアについても紹介するよ。
子供がのびのび育つ子育ては、庭をきっかけにできることがたくさんあります。我が家の庭で過ごした思い出をもって社会に出られる強い子に育てていきましょう。
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1.食育
庭で野菜を育てる「家庭菜園」は、子供の食育につながります。自分で育てて収穫した野菜を実際に食べることができる経験は、子供の生きる力を育ててくれます。
家庭菜園で収穫した野菜は料理にも使えるため、庭の活用にとてもおすすめです。子供と一緒に育てられるおすすめ野菜をご紹介します。
おすすめポイント | おすすめ野菜 |
収穫までが早い | ベビーリーフ ハツカダイコン |
収穫が楽しい | ニンジン ダイコン サツマイモ ラッカセイ トウモロコシ |
簡単につくれる | ミニトマト ピーマン レタスミックス |
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2.感性・観察力を身につける
家の中と外の大きな違いは「季節の変化が感じられるか」ではないでしょうか。屋外空間である庭は、日々の変化を自然に感じることができます。
毎日見ることができる庭は、子供の五感を刺激させ、新しい変化に気付く「観察力」を見つけるスペースにぴったりと言えるでしょう。
例えば、我が家では以下のような変化に子供が気付くシーンがありました。
- トマトの葉っぱが大きくなっている
- 葉っぱからもトマトの香りがする!
- はじめて見る虫
- はじめて聞く鳥の鳴き声
- これはカマキリのタマゴ?
気づきのキッカケを庭に仕込んで、子供をうまく誘導してあげる方法もおすすめ。例えば、チョウを庭に呼んで幼虫から羽化するまでを観察する方法の場合は、チョウが好む植物を仕込んでみましょう。
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ポイント
- モンシロチョウ→キャベツ(アブラナ科)
- キアゲハ→イタリアンパセリ(セリ科)
- ナミアゲハ→ミカン、サンショウ(ミカン科)
チョウが好む植物を育てておけば、幼虫を見つけた時にそのままエサとして与えられます。ただし、秋の幼虫は越冬サナギになり春まで羽化しない可能性があるため、春頃に仕込むのがおすすめです。
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室内遊びが好きなお子様には、自分で育てたひまわりの絵を描いてみない?と誘ってみたり、おままごとで使える色水の材料としてアサガオを育てたり、子供の好みに合わせて試してみてくださいね。
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3.創造力を育てる
創造力とは、新しいものを作り出すスキルのこと。モノづくりが好きな子供と一緒に庭DIYに挑戦してみませんか?学校の図工や美術に自信を持って取り組める土台づくりができます。
自宅の庭DIYには、実用的なものからはじめるのがおすすめ。暮らしに役立つものをつくり、家族に感謝されることで自信にもつながっていきます。
はじめてのDIYならキットがおすすめ
DIYキットベンチ
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「次はこんなものを作ってみたい!」
「どうすれば作れるんだろう?」
前向きに捉えられるようにサポートしながら、子供の創造力を育てていきましょう。
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4.安心感をつくる
子供が落ち着いて過ごせる我が家でたくさん安心感をつくっていきましょう。庭は、空間を区切るためのきっちりとした壁がありません。
家族の気配を感じながら子供が安心してのびのびと遊べますよ。
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砂場
簡単に設置できる砂場は、小さなお子様におすすめ。お山をつくったり、水で固めたり、遊び方の幅が広いため、長く楽しめます。
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ブランコ
ゆらゆらと揺れるブランコは、子供が大好きな庭アイテムのひとつ。お座りができるようになってから、小学生くらいまで長く楽しむことができます。
0才から使える布製ブランコ
ブランコ 0-3歳の子供適用
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大人も使えるハンモックタイプ
ハンモック チェア
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植栽
緑や花は、子供も大人もリラックス効果を得ることができます。芝生や花壇、グランドカバーなどの植栽を庭に配置してリラックスして過ごせる空間をつくっていきましょう。
土に触れることで「セロトニン」を増やし、子供の心が落ち着くきっかけづくりにもなりますよ。砂場を使わなくなったら家庭菜園へ切り替えて楽しむ方法もおすすめです。
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適度な目隠し
庭で安心して過ごすためには、適度な目隠しも大切。遊ぶ場所や視線の高さをイメージしながら、お気に入りの目隠しを設置していきましょう。
子供がのびのびと遊ぶ明るい庭にするためには、日当たりや風通しが悪くならないタイプがおすすめ。ブロック塀でしっかり囲う方法もありますが、「通気・採光」を確保できるフェンスもありますよ。
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5.家族の思い出をつくる
「実家で過ごした思い出をひとつでも多く持ってくれていたら良いな。」
家族の思い出づくりに、我が家にある庭はぴったりの場所です。
ポイント
- 家族の記念に庭木や果樹を植える
- シンボルツリーと家族写真を撮る
- 家族の好きな花を植える
- 子供専用の畑をつくる
- 庭キャンプを楽しむ など
庭のスタイルは家族それぞれ
庭づくりは趣味と同じ
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ぜひ、子供も大人も好きな方法で、我が家での思い出づくりをしてみてくださいね。
庭で撮る写真は季節感がひと目で分かり、思い返すときに会話の幅が広がりますよ。
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安心して遊べる庭のコツと注意点
庭での思い出づくりが最も活躍するのは、1〜5才ころの幼少期。我が家とは言え、外空間にある庭は道路への飛び出し防止などの対策が必要です。
安心して遊べる庭づくりのコツと注意点をご紹介します。
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①飛び出し防止
道路沿いに面した庭は、小さな子供の飛び出しに十分に注意しなければいけません。また、お隣との隣地境界を簡易フェンスで示すことで、「遊んで良いのはここまでだよ。」と視覚的に理解させることができます。
道路沿いは、目隠しも欲しくなるところ。子供が成長してからも活用する高さのあるフェンス、通気性のあるルーバーフェンスがおすすめです。
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②遊びのスペースを確保
庭の遊びスペースをなるべく広く確保することも大切。庭で満足できなかったり、つまらないと感じてしまうと、子供が敷地外に出てしまうきっかけになります。
平面的な広さが十分に確保できない場合は、庭を立体的に使うことも意識してみてください。ブランコやハンモック、トランポリンなど、省スペースで遊べるアイテムをそろえておくのも良いでしょう。
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③【小学生向け】学習スペース
小学生になっても低学年くらいまでは、庭で身体を動かして満足できるという場合も多いでしょう。しかし、大きくなってくると学習にも力を入れていかなければいけません。
ウッドデッキやサンルームに学習スペースをつくってみると、リフレッシュ空間にもなりおすすめですよ。ハンモックに揺られながらの読書も気持ちが良いです。
子供が帰ってきたらサンルームで宿題をしながら待っている。という話を聞いたことがあります。夏は暑さに注意が必要ですが、子供の居場所を庭にもつくってみてはいかがでしょうか。
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⑤家族の成長に合わせて変化できる
庭や外構工事は、数十万〜数百万円単位の費用が必要。しかし、庭の使い方は家族の成長とともに変化をしていきます。
子供が家を出て大人がメインになっても、いつか孫を連れて帰ってきたときも、家族で楽しめる庭はコスパも良いです。老若男女問わず長く使える庭にするためのコツは以下の3つを参考にしてください。
- シンプルがベスト
- 芝生の庭は適応力が高い
- 自然素材で持続可能な庭づくり
庭付き一戸建てに住んで5年目になる我が家ですが、コンクリートを使わずに自然素材を使ってコツコツと庭づくりをしています。(将来的には、しっかりとコンクリートなどで固めておきたい部分もあります。)
数十年先を見据えて、家族の思い出をつくりながら庭づくりを楽しみましょう。
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ぜひ、子供と一緒に庭で過ごす思い出をたくさんつくってみてくださいね。
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