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雪国の自転車置き場で失敗しない!積雪に強いサイクルポートとDIYアイデア紹介

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雪国におすすめの自転車置き場について知りたい。

積雪が心配される雪国の自転車置き場は、設置場所と商品選びがポイント。失敗を防ぐためのサイクルポートやDIYアイデアについて紹介するよ。

冬の厳しい気候にさらされる雪国では、家の自転車を安全かつ効率的に置ける場所に置くことが大切です。この記事では、雪国での自転車置き場の選び方やおすすめの設置方法について解説します。

 

この記事のポイントまとめ

  • 耐積雪(600~2000)=新雪の重さ
  • 屋根の形と角度にも注目する
  • 固定タイプは地域のプロに相談する
  • 目的に合うアイテムを組み合わせる

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、長野県の外構工事で働いていました。自転車置き場やサイクルポートを提案~工事まで携わった経験があります。

「雪国」という言葉は、「雪がたくさん降る豪雪地域」として使われていますが、正確な定義はありません。雪が多いイメージの長野県ですが、1m以上積もる豪雪地もあれば、30cm積もっても翌日には溶けてしまう地域までさまざまです。

雪国の自転車置き場選びで失敗しないためには、雪が降っても安全性を確保できること。積雪量に合ったサイクルポートや滑りにくい素材などを知って、寒い冬に強い自転車置き場を作りましょう。

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雪国の自転車置き場選びのポイント

雪国の自転車置き場 選び方のポイント

雪国の自転車置き場選びのポイントは主に以下の3つです。

  • 耐積雪に強い製品を選ぶ
  • 防風・防雪対策
  • 適切なサイズ選び

耐積雪性の重要性

屋根付きの自転車置き場を設置する際、雪国では大雪の重みに耐えられるかどうかが重要です。耐積雪性が高い製品を選ぶことで、安心して自転車を駐車できます。

耐積雪性能は、製品によって異なります。例えば、屋根の強度や柱の太さ、雪止めなど、積雪に耐えられる設計がされているかを確認しましょう。また、積雪量が多い地域では、特に耐積雪性能の高い製品を選ぶことが重要です。

サイクルポートは耐積雪数値を確認!

積雪量表記製品例
20cm600カーポートSCミニ(LIXIL)、サイクルポートフーゴパーク(LIXIL)、サイクルポートネスカミニ(LIXIL)、カムフィエース(三協アルミ)、アリュースミニ600(YKKap)
30cm900ビームス(三協アルミ)、エフルージュFastZミニ750補強セット付(Ykkap)
50cm1500フーゴR1500ミニ(LIXIL)、カムフィエースZ(三協アルミ)、 エフルージュFastZミニ1500(Ykkap) 、ルシアスサイクルポート1500
100cm3000ビームス(三協アルミ) 、スカイリードZ(三協アルミ)、 エフルージュFastZミニ3000(Ykkap)
150cm4500 スカイリードZ(三協アルミ) 、 エフルージュFastZミニ4500(Ykkap)
【表】サイクルポート製品の耐積雪と商品例

サイクルポート積雪100cmとは

積雪量はあくまで目安。水分を多く含んだ雪は同じ100cmでも重みが異なります。例えば「サイクルポート 積雪100cm」には下記の商品がありますが、新雪の数値です。

三協アルミの公式ページで分かりやすく紹介されています。サイクルポートはカーポートのように面積が狭いため、雪下ろし棒を備えて雪対策をする方法もありますよ。

参照元URL(三協アルミ):https://alumi.st-grp.co.jp/products/select/carport/point03/

補強セット、補助柱

補強セット、補助柱を追加することで耐積雪基準を上げられる製品もあります。(例: エフルージュFastZミニ750補強セット付(Ykkap) )また、屋根形状が丸いR形状の商品は、積もった屋根を下ろしやすくなります。

【備えて安心】雪下ろし棒


三協アルミ おっとせいG 標準アール

豪雪地帯ではないけれど、年によっては大雪が降るかもしれない。という場合は、雪下ろし棒を備えて対策する方法があります。カーポートと比較してサイクルポートは雪が積もっても少面積で高さがないため、雪下ろしがしやすいですよ。

防風・防雪対策

強風や吹雪にも強い自転車置き場を選ぶことで、冬季の悪天候にも対応できます。風や雪の吹きこみが多い場所では、サイクルポートのオプションとしてサイドパネルを検討するといいでしょう。

物置やサイクルハウスは、屋根と壁で囲まれた構造なので、雪や風から自転車をしっかりと守ることができます。

家の横に屋根を取り付けて壁と一体化するタイプは、一面が家の壁になります。冬に自転車を使う頻度に応じて、囲いや屋根の有無を検討してみてください。

自転車置き場のサイズと容量

置く自転車の数やサイズに応じて、適切な容量のものを選びましょう。余裕のあるスペースがあると、メンテナンスもしやすくなります。木製でDIYする場合は、自転車のサイズや台数だけでなく、メンテナンスに必要なスペースも考慮しましょう。

積雪が多い日には、自転車を置くスペースだけでは使いづらくなることも想定したり、雪かきを置くスペースを作ったり、実際に使う時をイメージしながらサイズを決めるといいでしょう。

屋根の形と角度

柱を固定して設置するサイクルポートの屋根の形状や角度(勾配)は、商品によって異なります。

【画像】R形状屋根とフラット屋根
【画像】R形状屋根とフラット屋根
  • R形状タイプ=雪下ろしがしやすい
  • フラットタイプ=雪が落ちにくい

※屋根角度は商品によって異なる。

屋根形状は、設置場所に合わせて選ぶことが大切。隣地や道路側に落ちないか?雪下ろしができるかをシミュレーションして、最適な商品を選びましょう。

サイクルポートは必ず地域のプロに相談するべき理由

同じ地域でも会社によって提案する積雪量が異なることは少なくありません。また、大手エクステリアメーカーでは関東地域を基準として魅力的な商品がカタログに並んでいます。

実際に、長野県の同じ地域でも会社によって提案する商品(耐積雪仕様)が全く違うことに驚いた経験があります。「同じ団地で壊れたカーポートもあったけれど、うちはビクともしなかった。少し高かったけれど、このカーポートにしてよかった。」とお客様におっしゃっていただいたこともあります。

地域ならではの心配がある外構工事は、地域のプロに(できればまずは2〜3社へ)相談して進めることが大切です。

自転車置き場の設置方法3選

自転車置き場の設置方法3選

自転車置き場は、雪や雨風から自転車を守れる場所に作る必要があります。個人住宅の自転車置き場では、主に以下の3つの方法を検討してみましょう。

  • サイクルポートの設置
  • 物置のカスタマイズ
  • サイクルハウス(テント)

サイクルポートは業者依頼が一般的。物置は、自転車を使わなくなった時の汎用性が高いメリットがあります。また、使用頻度が低い場合や気軽に設置したいDIYニは、サイクルハウスやテントタイプが人気です。

毎日使うのか?週末だけなのか?子供が使うのであれば数年程度なのか?などをイメージして設置することが失敗しないためのポイントです。

①サイクルポートの設置

サイクルポートは自転車を雨や雪から守るため、基本的には屋根付きの場所を作ります。しっかりした基礎があれば、雪の重みも支えられます。また、自転車を雨や雪から守るだけでなく、日差しや紫外線からも保護することができます。

サイクルポートを設置する際には、基礎工事が必要になります。基礎工事は、専門業者に依頼するのが一般的で、コンクリート基礎、ブロック基礎の方法があります。サイクルポートに必要な基礎は、積雪量によって異なるため、適切な工事が必要となります。

木製サイクルポートのDIY

DIYでサイクル設置する場合は、ブロック施工が一般的。木製(4×4材など)で組み立てる場合は、雨や雪が流れやすい屋根勾配とすることがポイントです。

設置場所は、雪が落ちた時のことも考慮して計画すること、メンテナンスに必要なスペースの確保も必要です。実際に現地で位置出しをおこない、実際に自転車を停めてみるとイメージがしやすくなります。

②物置のカスタマイズ

既存の物置を改良して自転車置き場にする方法もあります。物置は、もともと収納スペースとして設計されているため、自転車置き場としても活用できます。

物置の内部に棚やフックを取り付け、自転車を整理整頓することができます。物置と自転車置き場を兼用する場合は、自転車を収納しやすい、奥行のあるタイプを選ぶといいでしょう。

DIYで物置に屋根をつくる!

物置に隣接して屋根を設置する方法は、比較的簡単に自転車置き場をDIYできます。自転車置き場一体型の物置もありますが、もっとおしゃれにしたい!という方は、屋根部分を木材などでDIYしてみてはいかがでしょうか。

自転車物置き一体型とは?


【画像引用:楽天市場】

物置は積雪タイプでがっちりと。隣接して木製の屋根をDIYすれば、柱に照明ライトも設置しやすく、おしゃれで安全性の高い自転車置き場をつくれますよ。

③サイクルハウス(テント)

軽量で簡単に設置できるサイクルハウスは、季節に応じて簡単に設置・撤去が可能です。とくに積雪の少ないエリアでは便利なアイテム。数年程度しか自転車を使わない場合や今すぐに設置したい場合にもおすすめです。

短期的に雪から守りたい場合には、冬の間だけ設置し、春には撤去することができます。サイクルハウスを選ぶ際には、耐久性や防水性能、サイズなどをイメージして選びましょう。

地面はDIYでコンクリートタイルがおすすめ!

サイクルハウスは、土や砂利の上に置くだけ設置にすると破損の原因となります。とは言え、将来的に撤去する可能性が高いサイクルハウスでは、コンクリート打ちはおすすめできません。

サイクルハウスを固定しやすく、自転車がとめやすくなるために地面を簡易的に平らにするために「コンクリートタイル」が便利です。

コンクリートタイルの例


【画像引用:楽天市場】

コンクリートは重量があり送料が高いです。車で運べる場合は、お近くのホームセンターをまずは探してみてくださいね。

自転車の保管方法とアイテム

雪国の自転車置き場 保管方法とアイテム

雪国で自転車を雪から守るための保管方法についてご紹介します。自転車を長持ちさせるためには、自転車を雪や雨から守る工夫があると安心です。

自転車専用の収納カバー

自転車をカバーで包むことで、雪の吹き込みや強風から守ることができます。また、カバーの選び方にも工夫が必要です。

カバーを選ぶ際には、防水性や防風性、耐久性などを考慮しましょう。また、自転車のサイズに合ったカバーを選ぶことが重要です。

普段は使い勝手の良い屋根付きサイクルポートを採用、雪の降る時期には自転車カバーを使用するなど、使いやすい組み合わせを検討してみてくださいね。

年中活躍する人気の自転車カバー


自転車カバー 防水 UVカット

防錆処理できるスプレー

雪国では自転車が錆びやすいため、防錆スプレーやクリームで定期的にケアをすることが推奨されます。雪や塩分は、自転車の金属部分を腐食させる原因となるため、定期的に防錆処理を行うことが大切です。

防錆スプレーやクリームは、自転車の金属部分に塗布することで、錆の発生を防ぎます。また、自転車を保管する場所の湿度や温度にも注意が必要です。スチール物置を自転車置き場とする場合は、湿気が多くなり錆が発生しやすいため、乾燥剤などを利用して湿度を調整することも有効です。

自転車をサビから守る


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我が家に最適な自転車置き場を見つけよう

自転車置き場は、毎日の生活スタイルや地域の雪事情に合わせて選ぶことが大切です。利用頻度や使用年数、玄関までの動線などをシミュレーションして便利さと安全性を兼ね備えた製品を見つけてください。

雪国での自転車置き場選びは、耐積雪性、防風・防雪対策、サイズと容量、設置方法、保管方法など、さまざまな要素を考慮する必要があります。自分の生活スタイルや地域の雪事情に合わせて、最適な自転車置き場を選びましょう。

積雪タイプのサイクルポート選びは必ず地域のプロに相談

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