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玄関ポーチが狭い!落ちる不安を解消する外構デザインアイデア5選

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玄関ポーチが狭くて落ちるのが心配。何か改善策があれば知りたい。

家づくりでは図面を見ながら話が進むから、家づくりの段階で気付けないこともあるよね。新築時に玄関ポーチの奥行きを決めるポイントや、狭い玄関ポーチを改善するアイデアを紹介するよ。

この記事のポイントまとめ

  • 玄関ポーチの奥行き90cm以下は危険
  • 外構工事で改善できるアイデア5選
  • 狭い玄関ポーチをおしゃれに見せるコツ

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、外構工事のデザイン設計や施工をおこなうガーデンデザイン会社で働いていました。

「駐車場や土地の関係でどうしても狭くなってしまった。」

「予算や工期の関係で玄関ポーチの広さを検討する余裕がなかった。」

など、玄関ポーチの広さについての相談を聞いた経験があります。

新築中の外構相談もありましたが、建築段階で玄関前のスペースをうまく活用されている玄関ポーチも見て「なるほど!」と思う事例もありました。

実際の事例や経験などを参考に、狭い玄関ポーチの改善アイデアをまとめました。玄関ポーチから落ちてしまう不安をなくすための参考に、ぜひ最後までご覧ください。

後悔する狭い玄関ポーチの特徴3つ

後悔する狭い玄関ポーチの特徴

玄関ポーチが狭いと、不便さや見た目の問題だけでなく、安全上の危険も伴います。

狭い玄関ポーチで後悔する特徴は主に以下の3つ。

  1. 玄関ドアの開閉がしにくい
  2. 奥行きが狭くて階段から落ちてしまいそう
  3. 幅が狭くてポストや荷物の置き場に困る

これらは、住宅の設計段階でしっかりと施工と工事のプランニングを行うことで防げます。しかし、新築住宅では既に図面を見ながら話が進みます。

図面だけでは完成イメージを明確に持てず「大丈夫だろう。」と契約を交わしてしまうことも少なくありません。そのため、住み始めるまで玄関ポーチの広さによる危険性や不便に気付けなかったという後悔の声もあります。

玄関ポーチの奥行き90cmは狭い

【図解】玄関ポーチの奥行き90cm
【図解】玄関ポーチの奥行き90cm

90cmの奥行きでは、玄関ポーチは非常に狭く感じられます。ドアの全開が制限され、不便さを感じることが多いためです。

玄関は家の顔であり、第一印象を決める大切なスペースです。そのため、十分なスペースの確保が必要となります。

最低1.2mを確保しよう

【図解】玄関ポーチの奥行きイメージ
【図解】玄関ポーチの奥行きイメージ

玄関ポーチの奥行きは、最低でも1.2mの確保が理想です。玄関ドアの開閉に十分なスペースを確保し、訪問者のアプローチもスムーズにできるようになります。

また、ポーチの奥行きを確保することで、植栽や照明などのデザイン要素を取り入れるスペースも増え、より魅力的な玄関を作り出すことが可能になります。 

玄関ポーチの奥行きは、横幅や玄関アプローチとのバランスも合わせて確認できれば理想です。新築中の方は、外構アプローチも合わせて提案してもらいましょう。

玄関扉の寸法を確認する

【図解】玄関扉と玄関ポーチの関係
【図解】玄関扉と玄関ポーチの関係

最適な玄関ポーチの奥行きを知るために、玄関扉を開けた時の寸法を確認してみましょう。玄関扉はドアを開いた時の奥行きは、約80cmが一般的です。

玄関扉には「片開き」「親子開き」「片袖開き」「両開き」の主に4つの開き戸のパターンがあります。玄関ポーチの、どの位置に扉がかかるのかを確認しておきましょう。

新築中なら引き戸も検討する

玄関ポーチの奥行きを十分に確保できない場合、引き戸を検討する方法もあります。ただし、開き戸に比べて間口が必要なため、全ての住宅に当てはめることは難しいです。

また、費用や気密性の面でも引き戸よりも開き戸の方が優秀です。「玄関ポーチから落ちるリスクを回避したい。」という優先順位を見極めながら、計画をしていきましょう。

玄関ポーチから落ちる不安を解消!外構デザインアイデア5選

玄関ポーチから落ちる不安を解消!外構デザインアイデア5選

外構工事で改善する方法にはどんなものがあるの?

玄関ポーチは外構工事と密接に関係する場所!実際におこなった工事も参考にしながら、デザインアイデアを紹介するよ。

狭い玄関ポーチは、外構工事によって改善できる場合があります。より安全な玄関ポーチにするための方法を探していきましょう。

①インターホンをポーチ前に設置

狭い玄関ポーチの改善アイデア①インターホンをポーチ前に設置
狭い玄関ポーチの改善アイデア①インターホンをポーチ前に設置

インターホンをポーチの前、つまり建物の外側に設置するアイデア。お客様が直接ポーチに立つ必要がなくなるため、落下のリスクを減らすことができます。

表札とインターホンをセットで門柱を建てれば、不用意に玄関ポーチに上がってくることは無くなるでしょう。家族間で心配な場合は、入る前にインターホンを押すという簡単なルールをつくれば、安全性が高くなります。

注意ポイント

インターホンの設置・移設工事は、電気工事が必要です。配線コードが玄関ポーチに露出してしまうなど、外観で起こるデメリットも確認しながら計画をすすめていきましょう。

②門扉で玄関をセットバック

狭い玄関ポーチの改善アイデア②門扉で玄関をセットバック
狭い玄関ポーチの改善アイデア②門扉で玄関をセットバック

門扉を設置して、「家の門」をセットバックさせるアイデア。門扉の近くに表札やポストを設置しておけば、不用意に玄関ポーチに上がる人をぐっと減らせます。

また、インターホンを門扉横に設置すれば防犯対策としても有効です。(※インターホンの配線工事が必要、デザインアイデア①の注意ポイント参照。)

③玄関ポーチを正面に増設

玄関ポーチを増設するアイデアは、奥行きを延長させて扉を開けた際に後ろへバックさせることができます。現状の玄関ポーチと素材や仕上がり感を合わせるために、できれば建築した住宅会社へ依頼をするのが良いでしょう。

玄関ポーチに不便や危険を感じる場合、「打ち合わせでの確認不足」という見方もできますから、低価格で工事をしてもらえる可能性もあります。

また、見積比較として、外構工事会社でも相見積もりを取るのもおすすめです。

外構会社にも見積依頼をする場合、玄関ポーチ増設は住宅会社へ、玄関アプローチは外構会社へ依頼することになりますが、増設プランを外構会社にも関わってもらうことで、スムーズに打ち合わせを進められます。

④玄関ポーチを側面に増設

狭い玄関ポーチの改善アイデア④玄関ポーチを側面に増設
狭い玄関ポーチの改善アイデア④玄関ポーチを側面に増設

玄関ポーチの奥行きではなく、側面に増設するデザインアイデア。

「そもそも奥行きが確保できないから狭いんだよ!」というお宅もあるはず。側面にスペースがある場合は、玄関ポーチの幅を広げることで改善できるかもしれません。

玄関扉の開く向き(右開き・左開き)とも合わせてシミュレーションして、広さの改善を検討していきましょう。

⑤階段をスロープにする

狭い玄関ポーチの改善アイデア⑤階段をスロープにする
狭い玄関ポーチの改善アイデア⑤階段をスロープにする

玄関ポーチの階段部分をスロープにして段差を解消するアイデア。後退した時に階段部分がスロープになっていれば、玄関ポーチから落ちる事故を防げます。

玄関前のスロープは、ベビーカーや車いすの乗り入れの際にも活躍します。安全な傾斜のスロープには、広さが必要になるため、玄関まわりのスペースを見ながら検討していきましょう。

狭い玄関ポーチをおしゃれにするコツ3選

狭い玄関ポーチをおしゃれにするコツ

狭い玄関ポーチでも、工夫次第でおしゃれで機能的な空間に変えることができます。

狭い玄関ポーチをおしゃれにするコツは以下のとおり。

  1. 玄関アプローチと一体感を持たせる
  2. ガーデンライトを取り入れる
  3. 目を惹くポストを置く

 

1.玄関アプローチと一体感を持たせる

玄関ポーチと玄関アプローチは密接な関係にあります。玄関アプローチと色や素材感を合わせれば、狭い玄関ポーチの雰囲気を解消できます。

門柱や植栽を取り入れて、玄関までの奥行きを持たせるのも有効。また、目隠しを設置する際には、圧迫感を軽減できる縦型のスリットフェンス型が人気です。

玄関前の目隠しにおすすめ:スリット型フェンスイメージ


YKK ルシアス スクリーンフェンス S02型

2.ガーデンライトを取り入れる

ガーデンライト(照明)を取り入れた玄関周りは、家に帰ってきたという安心感をもたらします。玄関灯の他に、玄関ポーチの足元を照らすガーデンライトを取り入れてみてはいかがでしょうか。

置くだけで太陽光により発光する「ガーデンソーラーライト」は、持ち運びができるため、庭のさまざまなシーンで活躍してくれますよ。

置くだけOK:ガーデンソーラーライト


LED ガーデンライト

3.目を惹くポストを置く

玄関ポーチの定番アイテムの「ポスト」でおしゃれに個性を演出する方法もあります。ただし、狭い玄関ポーチの上に置く場合、圧迫感を感じてしまいます。

玄関ポーチ前に、簡易的なポールや枕木を1本建てれば、ポストを簡単に設置できますよ。

外構は飽きのこないデザインを推奨していますが、大工事が不要のポストなら、パッと目を惹くデザインも気軽に取り入れられます。

ポストで個性を演出


LETTERMAN 4 レターマン

安全な玄関ポーチで快適な住まいにしていきましょう

狭い玄関ポーチから落ちる心配を改善するために、外構工事でできることについて紹介しました。

家の顔となる玄関まわりは、日々の暮らしに大きな影響を与える場所。玄関ポーチは安全で使いやすいことを最優先にしたいですよね。

玄関ポーチにアイテムや改善を加えながら、家族や訪問者がスムーズに行き来ができる空間を目指していきましょう。

玄関ポーチのお悩みは、庭づくりで解決できるかもしれません。ぜひ、お近くの外構会社へ気軽に相談してみてくださいね。

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