ガーデンデザイン

外構フェンスを自分でやってみたい方へ|DIY難易度とデザインアイデアを紹介

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外構フェンスを自分でDIYしてみたい。気を付けるポイントがあれば事前に知っておきたいな。

DIYができるフェンス業者に依頼するべきフェンスがあるよ。自分でどこまでできるのかを難易度別に紹介するよ。

この記事のポイントまとめ

  • 簡単設置フェンスならDIYできる
  • 業者に依頼するべきフェンスパターン
  • DIYフェンスのデザインアイデア紹介

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、外構デザイン設計施工会社で働いていました。

「自分でできることはやってみたい!」というお客様の声から、実際にDIYフェンス工事のサポートをさせていただいた経験もあります。

親戚の依頼で目隠しフェンスのDIYに挑戦したこともありますが、会社では設計デザインを担当していたので、実際に自分達でやってみると、気を付けることが多いということも実感しました。

「自分でもできる外構フェンス」と「ここは業者に依頼してほしい外構フェンス」について、DIY難易度別にご紹介します。

ぜひ、外構計画の参考にご覧ください。

自分でできる外構フェンス【DIY難易度】

自分でできる外構フェンス【DIY難易度】

Q.質問:「外構フェンスは、自分でできますか?」

A.答えは、「柱を設置したい場所による。」ここがDIYできるかの大きな見極めポイントです。

自分で設置できる外構フェンスを難易度レベル1〜MAX(業者)としてまとめました。難易度が上がると、必要になる道具も増えていきます。

庭に必要な外構フェンスや土地の状況に当てはめながら、自分でできるのかをチェックしていきましょう。

難易度レベル.1:道具を使わない

基本的に道具を使わないフェンスは、最も簡単で気軽に設置できます。取り外しも簡単にできるため、庭の雰囲気を変えてガーデニングを楽しみたいという方にも向いています。

【超簡単】土にさすだけDIY専用フェンス


ボーダーフェンス 【スティック】

土にさすだけのフェンスなら、使うとしても家にある金づちやハンマーのみ。余分な道具を買わなくても簡単に設置が可能です。ただし、倒れたり、ズレたりすると見栄えが悪くなるため、設置場所には十分注意しましょう。

高さや幅もさまざまですが、土に入る部分は20cm以上がおすすめです。家の壁面に飾るように設置したり、植物や枕木と組み合わせたりして楽しめます。

100均の安いフェンスを使いこなすコツ

ダイソーやセリアなどの100円均一でも、簡易的なDIYフェンスを見かけることがあります。また、カインズなどのホームセンターでは、本格的なフェンスからミニフェンスまで種類が豊富です。

安い簡易フェンスを使いこなすコツは「庭とのバランス」を間違えないこと。一般的な外構フェンスは高さ1mほどに対して、小さな簡易フェンスは20〜50cmほどしかありません。

例えば、子供用の畑を小さなフェンスで囲ったり、門柱の一部として飾ったりすれば、コンパクトにまとまるため、小さなフェンスでもかわいく仕上げられます。

カインズで購入した柵で家庭菜園の仕切りDIY
【参考】子供専用の小さな畑にカインズの刺すだけフェンスを採用

難易度レベル.2:組み立てタイプ

組み立てキットになっているフェンスを選べば、気軽に挑戦できます。はじめてのDIYなら、「フェンス 組み立て キット」で検索して出てくる商品からまずは探していきましょう。

プランター付きの置くだけフェンス


【人工木】目隠しフェンス 置くだけ サクリア


【天然木】プランター付きフェンス

上記の商品は、組み立てキットとして販売されているフェンスです。プランター付きで安定感があるため、柱の基礎工事が不要で置くだけで設置できます。

天然木は好きな色に塗装できるため、お子様と楽しむDIYにもぴったりですよ。耐久性重視なら人工木タイプがおすすめです。

難易度レベル.3:計画準備が必要

「○○にぴったりのフェンスが欲しい!」など、材料を集めて組み立てるタイプの外構フェンスは、正確な数を算出するための計画準備が必要になります。準備が不十分になると、失敗の原因になるため注意が必要です。

例えば、ウッドフェンスを計画する際に必要な材料や道具は以下のとおり。

材料名計画すること
フェンス柱本数、高さ
フェンス板本数、幅、長さ
ビス(クギ)本数、長さ
塗料色、リットル数
基礎ブロック本数、大きさ(穴サイズ)
【参考】ウッドフェンス材料の拾い出し
道具名価格
電動ドライバー1~3万円くらい
水平器、水糸2000円くらい
スコップ、ツルハシ4000円くらい
ノコギリ、やすり2000円くらい
刷毛、雑巾300円くらい
【参考】ウッドフェンスDIYの道具予算

素材から調達するオリジナルフェンス

庭木レイアウトのデザインアイデア②コーナー部分を活かしたレイアウト
【参考】庭木レイアウトの基本|おしゃれで心地よい庭をつくるデザインアイデア10選より

材料から調達するフェンスは、高さや幅を好きなレイアウトでつくれるのが最大のメリット。DIYにもおすすめのレンガなどと組み合わせて、オリジナルの庭空間をつくれます。

素材からの調達は手間がかかりますが、余った材料でブランコなどをつくると子供ウケは抜群です♪道具をそろえて、今後もDIYを楽しみたい方はぜひ挑戦してみてください。

基礎ブロックにフェンス柱を差し込む

天然芝のデザインアイデア⑥境界フェンス×芝生
【参考】天然芝でおしゃれな庭をつくるデザインアイデア10選【境目の素材選びがポイントです】より

基礎ブロック(束石)が必要になるフェンス(※デザイン左側)は、ブロックを水平に設置するのが成功のポイントです。距離が長くなるほど難易度が上がるため、初めての場合は5m程度から挑戦してみましょう。

例えば、10mのフェンスが欲しい場合でも、植栽を取り入れたり、設置位置をずらしたりすれば、フェンスを分割できます。立体感や遠近感が生まれるメリットもありますよ。

【図解】DIYフェンスを分割して設置
【図解】DIYフェンスを分割して設置

難易度レベル.MAX(ほぼ業者)

フェンスの設置にコンクリートが必要になる場合は、業者と同等程度の技術が必要です。既に設置されているブロックの穴に柱を設置する場合は、倒れてしまわないか、正しい補強ができるフェンス種類などを十分に確認して設置することが大切です。

風に強い目隠しフェンスはコンクリートが必要

目隠しフェンスは風の影響を受けやすいです。風に強いフェンスであっても、柱を十分な深さまで埋め込み(30〜50cm程)、コンクリートで固定する必要があります。

ブロックの上(穴)にフェンス柱を設置

既にあるブロックの上にフェンスの柱を設置する場合は、強度の問題が発生します。まずは、プロに相談をして安全な施工方法を確認してからDIYできるのかを判断していきましょう。

難易度レベル:業者

土留めを伴うフェンスやブロック塀を組み合わせたフェンスは、自分で工事するのは難しく、業者依頼が必要です。専用の技術や道具が必要になるほか、ひとりでは難しい行程もあるためです。

業者に依頼するべき外構フェンス例は以下のとおり。

  • 土留めブロック積みにフェンスを設置
  • ブロック塀を組み合わせたフェンス
  • 境界線ぴったりに外構フェンスを設置

コンクリートや鉄筋が必要になるブロック塀は、専門の知識や技術が必要です。また、境界線にぴったり設置するフェンスは、正確な位置出しをするための測量機器が必要になります。

安全性と正確性が必要な場所(土留め・境界)は業者に依頼。設置場所に融通が利く場所はDIYに向いています。

自分で外構フェンスを設置するリスク

自分で外構フェンスを設置するリスク

楽しみながらできるDIYは、趣味としても人気があります。しかし、せっかく設置したフェンスで後悔することは防ぎたいですよね。

自分で外構フェンスを設置するリスク(注意点)をまとめました。

  • メンテナンスも自分でしなければいけない
  • 道具の費用が割高になる可能性がある
  • 境界は道路側、隣地側へ倒れる危険性がある

最も注意するべきことは、外構フェンスの破損や倒壊により、他人へ危害を加えてしまうことです。業者設置であれば、保険対応など間に入ってくれますが、DIYの場合は自分で対処する必要があります。

地震や台風などの災害時には、業者が設置したフェンスでも壊れてしまう危険性があります。トラブルの原因にならないためにも、DIYしても良い場所なのかを十分に検討していきましょう。

ポイント

  • 修理を自分でできる素材を選ぶ
  • 境界フェンスは業者依頼にする
  • 高さ1.5m以上は倒壊リスクを想定する

DIYに挑戦!外構フェンスデザインアイデア3選

外構フェンスは自分でできる?

外構フェンスには難易度の差があるんだね!できるなら自分でやりたいけれど、業者に依頼した方が安心なのかな?

不安に感じるなら、自分でやると失敗や後悔の原因になるかもしれないね。でも、DIYだからこそ設置できるフェンスもあるんだよ!

DIYでしか設置できないフェンス!?

例えば、置くだけタイプのフェンスは気軽に移動ができるため、庭づくりやガーデニングを楽しみたい方におすすめです。しかし、確実に固定ができない置くだけフェンスは、業者としてはクレーム防止のために提案できないという背景があります。

最後に、DIYできるフェンスのデザインアイデアをご紹介します。カスタマイズが自由にできるDIYで、庭にぴったりのフェンスをつくっていきましょう。

①庭と駐車場の間にDIYフェンスを設置

DIYできる外構フェンスデザインアイデア①

庭と駐車場の間に、目隠しとしてウッドフェンスを設置するデザインアイデア。フェンスを分割することで、作業がしやすくしているだけでなく、失敗のリスクを軽減させています。

分割したフェンスの間は人が通れるように60cmほど空けて、レンガとガーデン枕木の小道をレイアウト。手前と奥のフェンス高さを変えることで、リズムと立体感が生まれます。

ウッドフェンスにハンギングバスケットやガーデン雑貨、プレートを飾ってもかわいいですよ♪庭のウッドデッキなどからの視線も確認しながら高さや配置を決めていきましょう。

②【簡単】DIYだからこそ!安い目隠しフェンス


アイアンデザインフェンス

置くだけ簡単、しかも安い!基礎工事が不要のフェンスは、DIYならではのガーデンアイテムの一つ。固定が不安定になるのがデメリットですが、既存の外構アイテムに取り付けて部分的なアクセントにする方法もおすすめです。

また、オベリスクやアーチなどに植物を絡ませて、目隠しフェンス代わりにする方法もあります。

天然木パーゴラアーチ


天然木パーゴラアーチ

③かっこいいアルミ柱フェンスのDIYキットを活用


フェンス DIY 山善 YAMAZEN

アルミ柱に1*4(ワンバイフォー)の板を設置する山善(やまぜん)のDIYキット。アルミ柱は腐らないため、耐久性も抜群です。柱と柱の間に入れる板は、好きな色に塗って、DIYならではの個性を演出していきましょう。

プロ仕様のフェンス(LIXILやYKKなどのメーカー品)は、必要な材料の算出や設置方法が複雑になる場合があります。DIY用として販売されているシンプルなキットを使用して失敗を防いでいきましょう。

DIYで自分だけの庭づくりを楽しみましょう

自分でできる外構フェンスは「置くだけ・さすだけ」の簡単タイプから、コンクリートを使った本格タイプまで種類は豊富です。費用の面で考えると、材料や道具をそろえる必要があるフェンスは、結果的に業者に依頼した方が良かったと後悔するかもしれません。

また、安全性の確保が優先される「高い目隠しフェンス」や「境界フェンス」では、業者依頼をおすすめと紹介しました。しかし、自分でできるDIYだからこそ使えるフェンスも意外と多いです。

庭づくり(外構工事)は、自分で手を入れられる部分はいろいろあります。お気に入りのアイテムを取り入れながら、自分だけの庭づくりを楽しんでいきましょう。

外構工事では、自分でできるところはやってみたい!と相談される方も多いですよ。まずは、お気軽に地域のプロに相談してみてくださいね。

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