ガーデンデザイン

【簡単】庭木レイアウトの基本|おしゃれで心地よい庭をつくるデザインアイデア10選

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庭をおしゃれに演出するための庭木レイアウトが知りたい。

居心地のよい庭には欠かせない庭木。基本のレイアウトとシーン別のデザインアイデアを紹介するよ。

この記事のポイントまとめ

  • 庭木は三角構図を基本に配置する
  • スタイルに合わせた配置と選定のコツ
  • 庭木レイアウトのデザインアイデア10選
  • おすすめの庭木を紹介

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、園芸専門学校を卒業後にに愛知県の園芸店へ就職。その後、ガーデンデザイン設計事務所へ転職し、エクステリアプランナーとして働いていました。

庭木を配置する際には、基本のレイアウト法を当てはめれば簡単に計画ができます。しかし、居心地のよい庭を実現するためには、庭のスタイルや一緒に育てたい草花、野菜、人が歩く動線、木のメンテナンスについても考慮する必要があります。

この記事では、庭木をレイアウトする際にプロが基本としている方法とシーン別のデザインアイデアを紹介します。おすすめの庭木の選び方についても紹介しますので、庭づくりの参考になれば嬉しいです。

おしゃれな庭木レイアウトを知って、四季を感じる庭づくりを楽しみましょう。

庭木を使ったおしゃれなレイアウトのコツ

庭木を使ったおしゃれなレイアウトのコツ

庭木を使っておしゃれに演出するレイアウトのコツを4つ紹介します。

 

レイアウトのコツ

  1. 庭木レイアウトの基本を知る
  2. 季節感を取り入れる
  3. 全体のバランスを考えて配置
  4. 目隠しを兼ねたレイアウト

庭木は、一度植えたら移植が難しい種類も多いです。庭に最適なレイアウトを見つけていきましょう。

庭木レイアウトの基本を知る

庭木をレイアウトする際の基本は、「三角構図」をつくること。木と木を結んだ線が不等辺三角形になるように配置すると、庭に立体感が生まれます。三角構図を使えば、自然に近いナチュラルガーデンや雑木林風の庭を簡単に演出できるでしょう。

【図解】庭木レイアウト①三角構図
【図解】庭木レイアウト①三角構図

ただし、境界線に合わせて配置する生垣など「列植」させた方がキレイにおさまる場合もあります。

【図解】庭木レイアウト②列植(生垣)
【図解】庭木レイアウト②列植(生垣)

列植する方法は視覚的には狭く感じるレイアウトですが、実用的な広いスペースが欲しい場合にも有効です。

季節感を取り入れた植栽計画

四季の変化を楽しめる植栽計画は、居心地のよい庭を演出するために取り入れたいポイントです。春は新緑、夏に咲く花、秋は紅葉、冬には枝ぶりなど、季節ごとに変化する庭を楽しめます。

大きな木だけでなく、低木や草花と組み合わせる方法もおすすめ。樹木の移植は難しい場合が多いですが、草花は気軽に植え替えができるため、毎年新しい雰囲気を演出することもできるでしょう。

全体のバランスを考えて配置する

庭全体のバランスをとるためには、色彩や樹木の高低を意識した配置が大切。庭木が大きくなった時に十分なスペースがあるのかがメンテナンスのしやすさにもつながっていきます。

また、空間にメリハリをつけるために、まずは各植栽エリアごとに主役となる樹木を決めます。そして、周りを低木や草花を添えるように植えると、庭全体のバランスを取りやすくなります。

目隠し×庭木で安くておしゃれに

目隠しとして庭木を活用すれば、プライバシーを守りながら見た目にも優しい庭を演出できます。玄関前やリビング前などに樹木を植えることで、外からの視線を遮りつつ、自然な印象のあるおしゃれな空間にできるでしょう。

例えば、道路境界はフェンスだけで目隠しをする場合には工事費が高額になる場合があります。境界は簡易的なフェンスやブロックで示しつつ、目隠しには植栽を活用することで、安くておしゃれな庭づくりを実現できます。

庭木とエクステリアの優先順位

庭木のレイアウトは、実はプロの中でも考え方が異なることも。例えば、玄関前にシンボルツリーを配置する場合で考える例は、以下の2パターンがあります。

  1. 庭木を配置してから玄関アプローチをレイアウトする
  2. 玄関アプローチを配置してから空いたスペースに植栽を入れる

どちらも外構業界で数十年のベテランデザイナーに聞いた方法です。レイアウトに迷う場合は、2通りの方法で庭木の配置を考えていきましょう。

優先順位に迷ったら

  1. まずは歩く動線を描いてみる
  2. 三角構図で庭木を配置してみる
  3. ストレスがないレイアウトを探る
  4. プロにプラン依頼をすることも検討する

【スタイル別】一軒家の庭をおしゃれに魅せるポイント

【スタイル別】一軒家の庭をおしゃれに魅せるポイント

「メンテナンスフリーの庭」、「家庭菜園を楽しみたい」、「ガーデン雑貨でかわいくしたい」など、庭に求めるスタイルは家族によって異なります。

新築の場合など、住む前に外構計画を進める場合は、新築時に無理に完成させるのではなく、敷地にフリースペースを残しておくこともおすすめです。

実際の暮らしをイメージしながら、家族が居心地のいいスタイルに合ったレイアウトを探していきましょう。

和風スタイルで落ち着きのある空間

和風庭園では、石灯籠やコケなどで、落ち着いた雰囲気を演出します。松や竹といった日本の風情を象徴する樹木を用いることもあります。

ただし、松はこまめな手入れが必要ですし、竹は一度植えると撤去が困難な樹木でもあるため、植える本数はよく検討していきましょう。

目隠しフェンスとして「竹垣」で庭を囲んだり、牡丹(ぼたん)やツバキなどの古くから日本で愛されている花木を植えたり、足元には庭石を敷くと落ち着いた和の雰囲気を演出できます。

洋風スタイルは明るさも意識

洋風スタイルの庭にも様々ありますが、レンガやラティスフェンス、草花などを取り入れてガーデニングを楽しめるスタイルが人気です。

庭木をレイアウトする際には、日陰を作りすぎないかをよく確認するのがポイント。芝生や草花の多くは日光を必要とするためです。

明るさも意識したい洋風スタイルでは、シンボルツリーをメインに、低木や一年草、宿根草を組み合わせていきましょう。

モダンスタイルは新しい樹木を配置

モダンな庭ではシンプルで清潔感のある直線的なデザインが特徴。「モダン=現代的」を演出するなら、新しい樹木を積極的にレイアウトしていきましょう。

近年、庭木として人気急上昇中の「オージープランツ」は、オーストラリア原産の植物の総称で独特な形状と見た目が魅力です。

新しい樹木は気温差が大きい日本では、植えられる地域がハッキリしていない場合もあります。まずは小さな苗木から育てるのもおすすめですよ。

ナチュラルガーデンは自然系が理想

ナチュラルガーデンは、自然の野趣を感じさせる作りが基本。植物同士が互いに影響しつつ成長していく様子を楽しむため、計算されすぎない、自然に近い状態の配置を心がけることがポイントです。

三角構図で庭木をレイアウトし、成長しても自然のままに育てられるように、十分なスペースを残しておくことが理想です。庭が狭い場合は、中低木や宿根草を三角構図で配置して、庭全体のバランスを整えると良いでしょう。

イングリッシュガーデン

イングリッシュガーデンは、ナチュラルガーデンとの共通点が多く、そのままの自然を楽しむ英国式スタイル。庭木をレイアウトする際には、三角構図がおすすめです。

ただし、イングリッシュガーデンの代表的な樹木である「バラ」をメインで育てたい場合は要注意。バラは日当たりと風通しの良い環境を好むため、庭木で日陰を作り過ぎてしまうと上手く育ちません。

例えば、イングリッシュガーデンで人気のブルーベリーやアナベルは、大きくなりすぎず自然のままに育てやすいです。庭木を選定する際には、どれくらい大きくなるのかを想定してレイアウトしていきましょう。

オープンガーデン

解放感があるオープンガーデンは、外から見ても美しく見える庭木のレイアウトがおすすめ。まずは、三角構図を基本にしながら庭木を配置していきましょう。

ただし、オープンガーデンでも、玄関前やリビング前は道路からの視線も気になるはず。目隠しのための木をまずは配置するのがコツです。

木は、解放感を残しながら目隠しをするのに最適なアイテム。鮮やかな花が咲くサルスベリや紅葉が美しいイロハモミジなど、思わず目を惹く庭木をレイアウトするのも良いでしょう。

プライベートガーデン

プライベートを確保したい場合は、生垣やコニファーの列植で安定感のある庭木のレイアウトがおすすめです。

ただし、生垣を列植する場合は、境界から1m程は確保したいところ。キレイな状態を保つためには毎年のメンテナンスも欠かせません。

プライベートは目隠しフェンスで確保し、庭木は自然を演出できる三角構図でレイアウトしても良いでしょう。

庭木でおしゃれにレイアウト|デザインアイデア10選

庭木のレイアウト デザインアイデア10線

庭のスタイルによってレイアウトは変わってくるんだね。

子供が大きくなったら変わることもあるしね。無理なく管理できるレイアウトで庭を長くおしゃれに楽しもう。

庭をおしゃれにレイアウトするためのデザインアイデアを紹介します。庭の広さや理想のスタイルに合った庭木のレイアウトを見つけていきましょう。

①全体にバランスよく配置

庭木レイアウトのデザインアイデア①全体にバランスよく配置
庭木レイアウトのデザインアイデア①全体にバランスよく配置

3m以上の高木を三角構図で配置し、中低木や草花で立体感を演出したプラン。地面は芝生で統一したり、レンガや石などで小道を作ったりすると、全体的にバランスが取れた庭に仕上がります。

小道は、まわり道にして庭の中を自然に歩きたくなる動線を作るのもおすすめです。複数本の庭木を配置する場合は、平面図だけでなく、立体的に見えるパース図面や現地でシミュレーションをしていきましょう。

②コーナーを活かしたレイアウト

庭木レイアウトのデザインアイデア②コーナー部分を活かしたレイアウト
庭木レイアウトのデザインアイデア②コーナー部分を活かしたレイアウト

コーナー部分に余裕がある場合は、コーナーを囲うように植栽スペースをレイアウトする方法があります。レンガで植栽スペースを作り、バックにはフェンスと枕木を添えてナチュラルに仕上げるアイデアはいかがでしょうか。

デッドスペースになる場所に庭木を植えると、土地を有効活用しながら庭のアクセントにもなってくれます。

③敷地境界×コニファー×枕木

庭木レイアウトのデザインアイデア③敷地境界×コニファー×枕木
庭木レイアウトのデザインアイデア③敷地境界×コニファー×枕木

敷地境界に、コニファーと枕木の立て込みを配置するアイデア。家の境界は、しっかりとフェンスで囲うよりも、適度なすき間があった方が防犯にも有効です。(中がほとんど見えない家は狙われやすい。)

コニファーを剪定する時には、枕木が高さや幅を整える目安になるというメリットもあります。

④玄関前は花壇も合わせて華やかに

庭木レイアウトのデザインアイデア④玄関前は花壇も合わせて華やかに
庭木レイアウトのデザインアイデア④玄関前は花壇も合わせて華やかに

玄関前は、花壇や門柱、門扉と合わせてシンボルツリーを植えるスタイルが人気。1㎡程度のちょっとしたスペースの花壇は、季節感を簡単に演出できます。

玄関前に庭木を植える場合は、目隠しも同時にカバーしたいところ。玄関扉の位置や高さは土地状況によって変わるため、玄関ポーチに立って見てシミュレーションしてみましょう。

⑤ウッドデッキ×四季を感じる木

庭木レイアウトのデザインアイデア⑤ウッドデッキ×四季を感じる木
庭木レイアウトのデザインアイデア⑤ウッドデッキ×四季を感じる木

ウッドデッキには、四季を感じる落葉広葉樹があると機能面でも役立ちます。葉が生い茂る夏は涼しい木陰に、葉が落ちる冬は、暖かい日差しを取り入れてくれます。

また、ウッドデッキは、夕方〜夜のプライベート空間にもぴったりの場所です。デッキに照明ライトを設置したり、樹木にスポットライトを当てたり、夜の庭をおしゃれに演出していきましょう。

⑥中庭を斑入葉で明るい雰囲気に

庭木レイアウトのデザインアイデア⑥中庭を斑入葉で明るい雰囲気に
庭木レイアウトのデザインアイデア⑥中庭を斑入葉で明るい雰囲気に

中庭は、日当たりを十分確保できない、風通しが悪く植物が育ちにくいデメリットがあります。日陰に強い植物は、葉が厚く重たい印象になりがち。斑入りの葉っぱはを取り入れて明るい雰囲気に演出していきましょう。

地面には明るい化粧砂利を敷くと、手軽に雑草対策ができます。

⑦常緑樹メインで安定した目隠し

庭木レイアウトのデザインアイデア⑦常緑樹で安定した目隠しを確保
庭木レイアウトのデザインアイデア⑦常緑樹で安定した目隠しを確保

一年中緑の葉を付ける常緑樹は、安定感のある庭や目隠しを確保するのに有効です。住宅兼店舗の前庭にもおすすめですよ。

ただし、しっかりとした目隠しが必要な場合は、フェンスの方が最適な場合もあります。また、常緑樹ばかり植えてしまうと暗い印象になる可能性もあるため、落葉樹や他のアイテムと組み合わせてレイアウトしていきましょう。

⑧映えスポットが一年中ある庭

庭木レイアウトのデザインアイデア⑧映えスポットが一年中ある庭
庭木レイアウトのデザインアイデア⑧映えスポットが一年中ある庭

庭に「映えスポット」をつくるデザインアイデアは、1年中どこかで花や緑を楽しめるプラン。3m以上の庭木をメインにしつつ、低木や花壇、木の足元などに植物を配置していきましょう。

落葉樹、常緑樹、宿根草、多年草、一年草、球根など色々な種類を組み合わせていけば自然に楽しめるスポットが増えていきます。また、ハーブや野菜の収穫を取り入れて、料理や暮らしに取り入れるのもおすすめです。

⑨低木メイン×ガーデニング

庭木レイアウトのデザインアイデア⑨低木メインでガーデニングを楽しむ
庭木レイアウトのデザインアイデア⑨低木メインでガーデニングを楽しむ

1m程度の低木類をメインに配置したレイアウトアイデア。敷地や日当たりが限られている場合や家庭菜園やガーデニングを楽しみたい場合は、低木類をメインにレイアウトしていくと良いでしょう。

⑩小さな庭×収穫を楽しむ

庭木レイアウトのデザインアイデア⑩小さな庭×収穫を楽しむ
庭木レイアウトのデザインアイデア⑩小さな庭×収穫を楽しむ

小さな庭にレンガで小道をつくり、ブルーベリーをレイアウトしたデザインアイデア。収穫して料理やアロマなどに活用できる庭木は色々あります。(レモン、クルミ、カリン、オリーブなど。)

庭木選びの大切なポイント

庭木選びの大切なポイント

庭木をレイアウトする際には、何を植えるのかを同時に考えていくことが大切なポイント。木は大きくなってからの移植は枯れるリスクが高まり、移植費用も掛かります。

外構リフォーム工事をする際にも、木はそのまま残して計画したいという声は何度もありました。庭木選びのポイントを知って、なるべく移植工事が発生しないように計画していきましょう。

庭のサイズに適した庭木の選定

まず、土地の広さや形状に合わせて庭木を選定することが大切。庭のスタイルにもよりますが、他の植物も植えたい場合は、30坪の庭に対して高さ3m以上の高木1本程度が目安です。

庭のサイズに合わせてメインの木を決めて、その他の植栽を添えるように合わせるとスムーズです。

成長後の高さや形を予測する

狭い空間でも広い庭でも、庭木を選ぶ際にはその木が成長したときの大きさや形、必要とする手入れの量を考えることが重要です。

理想の形に育てるためには、剪定をする時間の確保が必要になります。また、成長したら2階のバルコニーやテラス屋根に当たらないかなど、図面では気づきにくい部分もあるため、必ず現地で最終確認をして失敗を防いでいきましょう。

なるべく自然樹形のままに育てられるレイアウトにすると手入れがラクになりますよ。

耐寒性・耐暑性を考えた植栽選びを

土地に合う種類を選ぶことで、木が健康に育ち、結果的に管理もラクになります。基本的に樹木図鑑や販売されているラベルは、関東地方を基準にされていることが多いです。

寒冷地や温暖地の方は、耐寒性・耐暑性を確認し、地元のプロに相談するなどして、土地に合った庭木から選定すると良いでしょう。

メンテナンスのしやすさを考える

庭木のメンテナンスのポイントは、以下の3つ

  • 1年目は水切れに要注意
  • 剪定は年に1回が目安
  • 病害虫に早く気付いて対処する

根付いた後の水やりは基本的に不要。剪定は毎年のルーティンに入れてしまうのがおすすめです。庭木の病害虫には、なるべく早めに気付いて対処できるように、日頃から庭で自然を感じる暮らしを取り入れられると良いでしょう。

ガーデニング初心者におすすめの庭木

ガーデニング初心者におすすめの庭木

庭木は、一度植えたら一生の付き合いになっていく家族のような存在です。お気に入りの庭木を探して、庭に迎え入れていきましょう。

ガーデニング初心者の方におすすめの庭木を紹介します。

管理が簡単なおすすめ庭木

管理が簡単なおすすめの庭木を紹介します。

高木
(約3m以上)
シャラ、アオダモ、ソヨゴ、ハナミズキ、サルスベリ など
中木
(約2m程度)
斑入りマサキ、カクレミノ、ハイノキ、アオキ など

ただし、木は生きています。土地によっては管理が難しい場合や個体によって弱い子もいます。(ソヨゴは寒さに弱いなど)手間が全くかからない種類はない。という前提で計画を進めていきましょう。

おしゃれな植栽に欠かせない低木

樹高が50cm〜1.5mほどで育てやすい低木類は、庭をおしゃれに、華やかに演出するアイテムとして欠かせません。中高木と合わせて、花や葉色が気軽に楽しめる低木類もあらかじめ庭にレイアウトしていきましょう。

葉を楽しむシルバープリペット、ドウダンツツジ、アベリア
花を楽しむユキヤナギ、コムラサキシキブ、コデマリ、バラ
香を楽しむジンチョウゲ、キンモクセイ、クチナシ、バラ
実を楽しむブルーベリー、ラズベリー、キンカン

年間を通じて緑が楽しめる常緑樹

冬でも葉を付けている常緑樹は、年間を通して緑を楽しめます。安定感が欲しい住宅兼店舗や目隠しを重視したい場所には、常緑樹がおすすめです。

ただし、常緑樹は日差しが欲しい冬も日陰になるため、植える場所に注意しましょう。窓のそばに植えると室内が暗くならないか、周りの植物が育ちにくい環境にならないか、などがチェックポイントです。

庭木に人気の常緑樹シマトネリコ、ソヨゴ、常緑ヤマボウシ、オウゴンマサキ

花や実が美しい樹木

花や実が美しい樹木は、春や夏のお庭のアクセントになります。また、モミジほどではないですが、キレイな紅葉を楽しめる樹木も多いですよ。

花が美しい木エゴノキ、ハナミズキ、オオデマリ、モクレン、ツバキ
実が美しい木ジューンベリー、オリーブ、サンシュユ

ただし、花や実が美しい樹木は下に落ちると見た目が悪くなり掃除が大変になるという心配があります。道路境界や隣地境界のそばに植える場合は、十分なスペースを空けて配置するようにしましょう。

また、ウッドデッキのそばも要注意。実が落ちると汚れが気になる他、花の甘い香りがハチを呼ぶキッカケになるため、レイアウトする際は注意しましょう。

四季を感じられる落葉広葉樹

【参考】四季を感じる落葉広葉樹

四季を感じられる落葉広葉樹は、庭に1本は欲しいアイテム。代表的な樹木は「イロハモミジ」など紅葉が美しい種類で、春の新緑~秋の紅葉までの変化は美しく、葉が落ちた冬も美しい樹形に雪が降り積もる姿も魅力的です。

また、四季を感じられる庭には、人工芝よりも天然芝がおすすめ。紅葉に対して人工芝は、季節感が合わないため、違和感が出てしまうためです。

プロに相談するメリットと注意点

プロに相談するメリットと注意点

庭木は、地域環境によって最適な種類が異なるため、地域のプロに聞くのが安心です。種類については地域の園芸店や植木屋が気軽に相談できます。

また、植え込みまで依頼する場合は、自宅が施工範囲に入っている外構会社や造園会社に相談して失敗を防いでいきましょう。

植栽工事をプロに相談するメリットや注意点について紹介します。

庭木のプロへ依頼するメリット

庭木のプロへ依頼するメリットは、地域の環境に合った庭木を提案してもらえること。植えたい木が決まっているという場合には、植えて大丈夫なのかを確認できます。

また、植え込みまで依頼する場合は、植えた後の水やりとメンテナンスについて、プロに直接指導してもらえます。初心者の方で、高さ3m以上の植木を検討する際には、植栽工事まで任せるのがおすすめです。

庭木レイアウトに関する相談・依頼の流れ

庭木レイアウトを依頼する際には、ウッドデッキや玄関アプローチなどを含めた庭全体のプラン依頼がおすすめです。

依頼の流れ

  1. 地域の会社をピックアップ
  2. プラン見積依頼をする
  3. 庭木レイアウトを決定
  4. 庭木の種類を決定
  5. 現地で最終チェック
  6. 木を植えるための下地づくり
  7. 植栽工事

植栽工事は、春または秋が植え付けの適期で期間が限られます。依頼から工事までは、最低でも1ヵ月以上は掛かるため、余裕を持って計画を進めていきましょう。

庭木の見積依頼をする際の注意点

我が家に合った施工会社を選ぶためには、2〜3社へ相見積もりをすることが大切。コンクリート工事やアルミ工事など、範囲がとても広い外構工事では、会社によって提案内容が全く異なる場合もあるはずです。

また、植えた後にトラブルにならないために、以下も確認しておきましょう。

チェックポイント

  • 木が枯れた時の保証はあるのか
  • 保証期間(1年あると安心)
  • 植えたあとのサポート(剪定の費用)

水管理や手入れが心配な方は、ぜひ地域の業者さんへ相談してみて下さいね。

庭のプランを依頼できるサイト一覧はこちらから

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庭は、最も身近な自然を感じられる場所。好きな木や思い出の木をレイアウトした庭には愛着が湧き、より居心地のよい空間にできますよ。

庭木の手入れが暮らしのストレスにならないように、目的に合ったレイアウトを計画していきましょう。

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