家づくりには情報収集が大事と聞いて情報を集めはじめたけれど、このままで良いのかな?
大好評!庭屋が作った家づくりノートの内容を無料公開。ご紹介する家づくりノートは「家づくりの情報収集」で消耗している過去の自分のために作りました。家づくりノートのテンプレートが欲しいという方にぴったりです。ぜひあなたの家づくりにお役立てください。
家づくりの情報収集をしているとこんな悩みはありませんか?
- 何を調べれば良いのか分からない
- 参考雑誌や本を買ったけれど、ふせんだらけ
- SNSを見ていても結局何が良いのか分からない
- 夫婦(家族)で情報共有が上手くできていない
- ネットの情報収集で時間を消耗している
- 見学会に行った記録の残し方が分からない
こんな悩みを全て解決するために家づくりノートを作りました。
家づくりノート販売ページ
テレビや住宅雑誌、人から話を聞いた時に「これ参考にしたい!」と思うけどその場で書き留める事もなく忘れてしまっている事はないですか?
ちょっとした家電製品を買うならネットサーフィンで良いかもしれませんが、絶対に後悔したくない家づくりをその場の衝動や情報で決めてしまう事に不安はありませんか?・・・続きを読む(販売ページへ移動します)
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自己紹介
はじめまして。当サイト「ガーデンデザインにわここ」では、個人庭園を専門に庭づくりの情報を発信しています。
現在は庭付き一戸建てに家族4人で暮らしていますが、上記で紹介した内容は私が過去に悩んでいたことでした。
「絶対に後悔したくない」と家探しに掛けた期間は約8年。
エクステリアプランナーという家の外構工事をする会社で働いていたこともあり、新築〜リフォームまで一戸建てを持つお客様から話を聞く機会が多く家づくりの後悔もたくさん聞いてきました。
「庭づくりのプロが家づくりで失敗する訳にはいかない。」
庭付き一戸建てに住むことが夢だった私は、張り切って家づくりの情報収集をはじめました。夫が仕事の日も子どもを抱っこ紐にくくり付け、数多くの見学系や相談会に行きました。今思うと、あれだけの労力をよく掛けたなと思っています。
家を購入することが決まってから入居まではあっという間に過ぎていきましたが、家づくりノートをつくったことで後悔しない選択ができたと自信を持って言えます。
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家づくりノートの内容と価格
家づくりノートの内容はこちら。
各項目ごとに、箇条書きで400以上の情報を記載しています。
項目内容
- はじめに
- 家づくり全般
- 住宅ローン
- 土地探し
- 会社選び
- 見学会
- 地震対策
- 省エネ
- 太陽光パネル
- 間取り全般
- 2世帯
- リビング
- キッチン
- 和室
- 寝室
- 子供部屋
- 浴室
- 脱衣所
- 洗面所
- トイレ
- 階段
- ロフト
- 収納
- 仕事場
- 家事
- ドア(扉)
- 窓
- カーテン
- 床
- 内壁
- 照明
- 配線
- 玄関
- 外壁
- 屋根
- バリアフリー
- アレルギー
- 防犯・防災
- 節約
- 持ち込み品
- 配置計画
- 外まわり
- 契約
- 工事
- 引き渡し
- メンテナンス
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価格は「890円」です。
書籍およそ1冊分の価格で8年分の情報収集した記録を活用していただけます。
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情報源について
- 各社への資料請求
- 相談会社数は10社以上
- 展示場や完成見学会、体験入居
- 住宅雑誌や本 約26000円分
- 新聞などの住宅関連情報
- 自らがエクステリアプランナーとして得た家づくりに関係する経験や知識を集結
- 個人庭園のデザイン設計経験200回以上
エクステリアプランナー1級、造園技能士資格あり。個人住宅を対象に数多くの外構工事に携わってきました。
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【時短】家づくりノートのテンプレートとして活用できます
土地探しや家探し、家づくりは人生で何度も経験することは難しく、私たちに与えられる購入チャンスは1回しかありませんでした。
しかも、家が欲しいタイミングは仕事や子育てなど忙しい時期という方も多いはず。そんな中で得た情報をまとめることは難しいですよね。
情報収集をはじめた頃は張り切っていたものの、大量のふせんが貼られた資料や本が積み上がってしまい、どこに何の情報があるのか探し出せない状況になっていました。
そんな時にそれまでの情報をまとめた家づくりノートを作ることを決意。自分が見やすいようにという理由がきっかけでしたが、作っていくうちに「これは絶対に必要としている人が居るはず」と思いまとまめたのが本商品の販売経緯です。
家づくりノートのテンプレートとして活用できます。
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【オリジナル】家づくりノートの作り方
家づくりノートは、1冊1冊手作りでお作りしています。
そのため書籍や雑誌に比べると読みやすさは劣るかもしれません。
しかし、これから家づくりノートを作りたいという方にとっては「ちょうどいい家づくりノートのベース」にできます。
- 白紙のページを差し込めるから情報を追加しやすい
- 雑誌の切り抜きをペタペタ貼れる
- インデックスシール付きで細かく分類しているから見返しやすい
- 白紙のインデックスシール付きで新しい項目を追加できる
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家づくりノートを購入いただいた方からのレビュー
実際に購入いただいた方からのレビューを紹介します。
好評をいただきありがとうございます!
※200冊ほど購入いただいていますが、悪評価は0です。
本日無事届きました☆☆
思った以上にボリュームがあり、ワクワクします。じっくり読ませていただきますね。
この度はありがとうございました!
お客様の声
評価〇良かった
商品受け取りました。
住宅を購入する側目線の丁寧で豊富な内容で参考になりそうだなと思いました。
迅速な対応ありがとうございました。
お客様の声
評価〇良かった
今まで購入したどの書籍よりも分かりやすく知りたいことが丁寧に書かれ、また整理されておりとても感動しました。これから家づくりをする友達にもおすすめしたいです。
この度はありがとうございました。
お客様の声
評価〇良かった
開けてみて驚きました。
こんなに詳しく読み手に分かりやすく書かれていてこの価格安すぎます。本屋に売っている家の専門書よりもためになることが書かれていました。これからの家づくりにすごく役立つ1冊だと思います。
お客様の声
評価〇良かった
この度は素晴らしい商品をありがとうございました。
まだしっかりとは読めていませんが、パラパラと拝見しただけでもかなりの情報量で、外構のプロの方ならではの情報もあり、価格以上のお品だと思います。
これから家づくり、じっかくり取り掛かっていく気合が入りました。ありがとうございました。
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お客様の声
評価〇良かった
ちょっと目を通したら止まらなくなり、窓の項目まで読んでしまいました笑
まだ決まってもいないのですが、良いなと思っている土地から建物をイメージしていて、それを書き留めておくものが何かないかなと探していたところにこちらを見つけました。
とても分かりやすくて、漠然と悩んでいたことへの助言的なものが多く、なるほど!の連続です。
夢を実現させたいという思いも込めての購入でしたが、本当に素晴らしい内容です!
近い将来に役立てます!この度はありがとうございました。
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注意事項
こちらの家づくりノートは、家づくりで失敗したくないという思いで個人的な主観のもと集めた情報になります。
そのため、情報に偏りがあります。
例えば、2世帯住宅の情報は少ない。子供2〜3人を想定。予算が少なかったので豪華な設備はそもそも視野に入れていない。など
また、専門書籍や住宅会社の方に聞いて「なるほど!」と思ったことをまとめたものですが、
・建築に関しては素人がまとめた情報であること。
・情報が古くなっている可能性があること。
以上をご理解いただき、最終判断は必ずプロの住宅会社様に確認をして下さいますよう、お願いいたします。
※内容については定期的に見直しをしております。
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【無料公開】家づくりノート項目別の内容について
以下では、家づくりノートに実際に記載している内容の大部分を公開します。
なぜ、内容の大部分を無料公開するのか?
それは、この家づくりノートは手元にあるからこそ活用できるからです。正直なところ、記載の内容は時間を掛ければ誰でも手に入る内容でしょう。
家づくりノートの作り方は色々ありますが、一から作るのは労力が掛かるはず。この家づくりノートがテンプレートとして活用できればという思いで販売しております。
我が家の家づくりノートが、皆さんのオリジナル家づくりノートを作るためのお役に立てれば幸いです。
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家づくり全般
- 家づくりについてテーマやコンセプトを決めておくと何かで迷った時の指針になる
- 家族全員のタイムスケジュールを書き出してみるといつ、どの時間に家族が家に居るのかが分かる
- 全てにおいてカタログだけで決める時は慎重に、カタログは見栄えが良くなる様に撮影しメリットしか書いていない事が多い。カタログしか検討資料が無い場合は小さな文字の注意事項まで確認する
- 大事な事を 1 週間で決めなければいけない事もあるので普段から具体的な話をしておく
- ○月までに引っ越しを終えたいなどの要望は結果的に工事をする職人の負担を圧迫する事になりミスに繋がる。目安として○ヵ月あれば・・・と営業の人は教えてくれるが長期間掛かる家づくりの最中、何があるか分からないので常に余裕を持って動くようにする
- 打合せ内容は文書で残す
- 優秀な担当者と巡り合っても変更が多いとミスに繋がる。家族内で十分な打合せをしておく
- 具体的なイメージを分かりやすく伝える様に努力する。写真を見せただけで安心してはダメ
- 家族で手を入れたものは愛着がわく
例)セルフで壁塗りや棚づくり 木を植える - 人の意見に左右されて建てた家ほど後悔する
- 自らが納得し理解することが後悔を防ぐために大切
- 家づくりの最中に多くの情報が入ってくると混乱するのでなるべく事前に多くの知識を取り入れ衝動で大事な事を決めてしまわない様にする
- 現在住んでいる生活の中での不満を出すと新しい家への希望や課題が見えてくる事もある
例)勤務先まで遠い 住宅密集地で息苦しい 窓が少ない 寒い 物であふれている など
平日と休日 朝と夜 各部屋についてなど具体的に挙げてみる - メリットだけに耳を傾けず、常にデメリットも意識する
- 100年前までは「夏に対応した家をつくると良い」と言われていたが現在は冬
理由は夏よりも冬に亡くなる人の方が増えているため
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住宅ローン
ローンが支払えなくなった時、不動産や住宅会社は1円も損をしない。損をするのは自分達だけ。
家族にとっての幸せはどこにあるかを忘れずに無理のない返済計画を。
- どこで借りてもそんなに変わらないと給料が振り込まれるからと安易に決めると損をするかも
- 借りられる額=返せる額ではない
ローン審査の返済額の限度はおよそ年収の 25%以下だが年収の額によってはかなり厳しい金額となるので注意 - 銀行やハウスメーカーでは「借りられる額」と「借りなければならない額」を主体に話が進むが大事なのは「無理なく返していける額」である事を忘れないようにする
- 金利は交渉次第で必ず値切れるので必ず2社以上で検討を進める
- 金融機関を選ぶ時に比べるポイント
①融資手数料
②ローン保証料
③繰り上げ返済をする時の手数料と方法について
④もちろん金利も忘れずに - 諸経費などが絡んでくると借りた額=使える額ではない
通帳にいつ、いくらが振り込まれるのかを確認しておく - 月々の返済額目安に賃貸では掛からない費用を入れて計算する
固定資産税 都市計画税 外壁や屋根のメンテナンス費用
修繕費用の貯蓄目安は月々1~2 万円 - 近くに無い銀行を選ぶと通帳記入に行くのが面倒になる
- 自己資金に余裕がない場合は住宅会社を通して銀行を紹介してもらった方が安心
- 金利の差が返済額を大きく左右する
差額イメージ:1000 万円を 25 年返済とした場合、金利 1%の差は 150 万円
2000 万円を 25 年返済とした場合、金利 1%の差は 300 万円
実際には 3000 万円程度を 35 年返済で借りる事が多いので更に差額が大きくなる事を知っておく
- 勤務先が「財形住宅貯蓄」の制度を用意している場合は利用を検討する
- ローンのシミュレーションをする時は「元利均等返済」を選択する
元利均等返済=毎月の支払いが同じ
元金均等返済=初めの返済額が多く徐々に減っていくタイプで総返済額は安くなるが返済額が一定ではないので将来設計が立てにくい。ただしお金に余裕のある人にはメリットが大きい - 変動金利はハイリスク
- 固定金利は 10 年が一般的だが、子供が小さい場合は要注意
現在子供が 5 歳の場合 10 年後は高校受験前になる。これから金銭に余裕が無くなる時期に金利が大幅に上がっていれば住宅ローンの返済額も上がってしまう。また、時間の余裕もない時期に次の契約タイプをどうするのか、夫婦で銀行とじっくり検討する余裕が無い可能性も高い - 自治体融資の利用を検討する
住宅ローンの利子を一部負担してくれる場合があるので条件を確認しておく - ローンを借りた後に減らす方法
①繰り上げ返済
②条件変更
③借り換え - 住宅ローンを組む時には今加入している各種保険の見直しと新たに加入しなければいけない保険についても同時に確認する。住宅ローンの返済額を今の家賃相当にしても保険料が高くなり結果、返済が厳しくなるケースがあるので要注意
①夫名義で住宅を取得する場合は夫の生命保険を見直す
例)団体生命保険に加入することになる為、亡くなった場合は住宅ローン返済額がゼロになる。今加入している生命保険の死亡よりも病気に掛かった時の保証を厚くする
②家を取得する事により発生する保険や保証:地震保険、火災保険、地盤保証
③保険の他にも住宅を取得する事によって新たに生まれる支出を踏まえたローン返済額にする
「固定資産税、屋根や外壁のメンテナンス、修繕費」など
「家電の借り換え、光熱費、冷暖房費」などはアパートよりも 1 戸建ての方が金銭的負担が大きい
土地探し
我が家にとって最高な土地とは?
- 隣人を知ってから購入するのがベスト
- 既に建築されている隣地よりも高い住宅を建てようとする場合は日照トラブルにならない様に注意する必要がある
- 北側に家がある場合は我が家を建築する事によって日照が得られない可能性が高いのでどんな人が住んでいるのか、バルコニー付の窓などが日照不足にならないか要注意
- 1 年を通した日当たりを考える
ただし、将来的に隣地の建設などで日当たりが悪くなる事も考えられるので日当たりを最優先にすることは避けた方が良い - 曜日、時間を変えて何度も土地を見に行く。
チェックポイント
・車通りの多さは ・昼はにぎやかなのか ・夜は静かなのか
・日当たりはどうか ・近所の人が居れば思い切って話しかけてみる
・除雪車はどこまで来るか(雪の多い地域は冬に土地探しを始めてみては)
・雨の日の水の流れ、近くの側溝などから水があふれていないか
・雨の翌日の水はけはどうか ・近くに工場や牛舎などの騒音や異臭を放つものはないか - 地盤調査は役所などで地域ごとのざっくりとした地盤を調べる事が出来る
- 地盤が良くても液状化の恐れがある土地もあるのでよく確認する
- 家を建てる為に別途工事が必要か確認してから購入する。
・上下水が通っているか ・土留めが必要か ・隣地との境界に擁壁などがあるか
・道路境界に縁石や側溝などの見切りがあるか ・地盤改良が必要かその土地の性質を調べる
・道路境界に縁石などを設置する際にアスファルト(道路)をカットすると思わぬ費用が掛かる事も - 敷地と道路の間に排水溝などが無い場合は洗車をした時の水が流れる先がなく隣地に流れ込んでしまう可能性が高いので排水が無い場合は新たに設置する事を検討する
- 境界工事を迷った時に隣地が建売住宅や分譲の空き地であれば不動産の人と話をしておけば隣人が入居する時点で境界の事を了承してから入ったという事になるのでトラブルになりにくい
- 角地は目隠しフェンスや擁壁などを設置することが多く外構費用が高くなる傾向があるので予算を確認しておく。
- 住宅の予算イメージが出来てから土地の予算を決める
- 住宅会社や契約時期(家を本当に建てるのか)が明確になっている程土地の値引きがしやすい
- 住宅会社と一緒に土地探しをすると自分達では気付かないメリット・デメリットが分かる
- 駐車場が縦列駐車になる土地の場合は本当に縦列で良いか要検討
- ゴミ出しの場所やゴミ出し時間などの規定が厳しいかなどを確認
- 田園風景はステキだが土ぼこり、煙、堆肥の匂いが気になって窓が開けられない事も
- 近くに牛舎があると風向きによっては匂いがかなり気になる土地もある
会社選び
理想の家を建ててくれる会社はどこ?
- 資料請求をする。少しでも良いなと思う部分があれば迷わず資料請求
- 大手ハウスメーカーからの資料請求の場合、カタログに載っている設備は標準よりグレードが高くなっている可能性が高いので写真のイメージだけにとらわれない様にする
- 完成見学会へ行く。実際見て分かることが沢山ある
- 担当者に誠意があるか。気に入る住宅会社でも担当との相性が合わなければ苦労する
- 大手ハウスメーカーは安心感があるが担当が頻繁に変わることが多く、不具合があった時やリフォームをする時に実際に建てた時の様子を知っている人が誰も居ないという状況になる可能性が高い
大手ハウスメーカーデメリット:新人や営業経験の浅い担当になる可能性がある、担当が頻繁に変わる、会社が健在でも建築した支店が無くなってしまえば潰れたと同様の不便さ - キャンペーンを打つ住宅会社は毎年何かしらやっている。会社の利益率は決まっているはずなのでいつ建ててもどのキャンペーンを使っても結果的には大差ない
ただし、住宅会社が確定した後にその会社の次のキャンペーンを狙って建てるならメリットがあるかも - 一生に一度の大きな買い物をキャンペーンに釣られて契約してはダメ
- 打合せメモを取っておらず聞いているだけの営業マンは話の行き違いがあった時に証明するものが無いので要注意
- 安い工務店を選ぶよりも自分達の希望に合った間取りプランのあるハウスメーカーを探した方が結果的に安くなることもある
- 坪単価は表示の規定がなくそれぞれの住宅会社独自の算出によるものなので比較対象にしない
- 坪単価は主に「本体工事費」を指している。本体工事費は家を建てる実質費用の約75%を指しているため、チラシの価格で家を建てられると思ってはいけない
- 地元の工務店などは自社施工になるため職人との距離が近いのでミスの心配が少なくなる他、工事中の変更にも対応してもらえる事が多い
- 工務店の信頼度が不安な場合は各都道府県の建築指導担当部署で業務経歴や資本金を確認する事も出来る
- ログハウスを検討する場合は、丸太の加工などによって工期が掛かる事もあるので希望の完工時期がある場合は早めに検討を進める
- その住宅会社がシックハウス症候群防止の為にどのように考え対策をしているか
- その住宅会社がシロアリ防止対策についてどのように考え対策をしているか
- 高断熱・高気密をうたっている会社には気密測定をしているか C 値を確認して他社と比較してみる:C 値=家全体のすき間の合計(㎠)÷建物の床延面積(㎡)
- その住宅会社が結露についてどのように考え対策をしているか
- 実際にその住宅会社が建てたお宅にお邪魔させてもらう:対応の仕方によって既存のお客様と住宅会社が良好な関係を保てているかを確認出来る
- 保証内容について
①完成保証・・・万が一、契約から完成までに会社が倒産した場合でも保証会社が責任を持ってみてくれる。この様な保険に加入しているか確認する。大手ハウスメーカーの場合は倒産した時のリスクが高い為に第三者保証に加入出来ない会社が多い。大手だからと言って倒産しない保証はない
②完成後の保証・・・大手ハウスメーカーは保証が充実しているが、「自社保証」なので倒産してしまえば保証してもらえなくなる。小さな工務店でも「第三者保証」に加入していれば安心
③第三者保証は加入する保険会社により内容が異なるのでよく確認しておく
どこの保険会社なのか内容も確認してから契約をする
④完成保証に加入していない工務店は倒産のリスクがあると保証会社に判断されたという事
- 「家族みんなが幸せな家」など精神論で終始する会社よりも具体的な強み(職人の腕の良さ、高気密高断熱など)をアピールしている会社の方が良い施工をしてくれる傾向にある
見学会
行った分だけタメになる。出来る限り多くの家を見てまわるのが理想の家への近道!
展示場見学
住宅会社が自社をアピールするための場が住宅展示場。一般的な住宅より広く豪華に良い物だけを使用している場合がほとんど。展示場の家が気に入ったからと建ててみても実際に予算内で建てると全く違うものになってしまう可能性大なので要注意。広く見せる為に家具を実際より小さめ、少なめに置くケースもある
- 家づくりのヒント探しの場と考える
- 具体的なメモを残す
壁紙の色 床の素材 キッチンの高さ 天井の素材 窓サッシの色 外壁の素材 インテリア季節に合わせた飾り方 など - インテリアがステキ=このハウスメーカーで理想の家が建てられる訳ではないので家具やカーテンは参考程度に見る事を忘れずに家そのものの作りをしっかり見ておく
現場見学会
施工中の現場見学会は柱や床材をチェックできる貴重な機会。完成見学会と比べると開催される事が少ないので開催される時には出来るだけ足を運んでみる。
- 見学会を開催されていない時にあえて行き、現場が整理整頓されているかなどをさりげなくチェック。可能であれば職人に話しかけてみると社風が分かるかも
- 柱や土台の建材にホルムアルデヒド発生量の表示があれば☆の数を確認しておく
完成見学会
実際にそこに住む人が理想の我が家の為に予算内で知恵を絞って建てた完成見学会には思わぬヒントが。もし自分達がこの家に住んだら?と想像しながら見るのがポイント。疑問に思ったら迷わず質問しその家に住む家族の思いを探ってみる。我が家との共通点が見つかり参考になることも。
- 何坪の家なのか必ず確認し広さの感覚をつかむ
各部屋の広さ、トイレ、お風呂、脱衣所、玄関の具体的な広さの感覚をつかむ - 〇〇邸の床材が良いなど具体的なメモを残す
- 大きさのチェック方法は?
メジャーを持って行ったものの、実際に出して測るのは意外と気が引けてしまうもの。そんな時は自分の手や腕、膝を利用。あらかじめ手の大きさなどを覚えておくと、さりげなくサイズを確認することができる - 換気がどこに設置されているか確認
- 屋根裏や床下、配管を点検する時にはどこから見るのかを確認
- 寒い地域は真冬に、暑い地域は真夏の見学会に行けると良い
理想は1年を掛けてそれぞれの季節の様子を体感すること
地震対策
日本は地震の国
- ・免震は高額な為、一般的な個人住宅では耐震と制震で地震対策をする
①「耐震」・・・構造そのものの強度で地震に耐える仕組み
②「制震」・・・揺れ自体をダンパーで吸収する構造で高層ビルなどに多く採用されている
③「免震」・・・地盤と建物を切り離し揺れを建物に伝わるのを防ぐ構造 - 耐震等級とは
① 築基準法では耐震1が最低基準で耐震3が最大
耐震1とは?数百年に1度程度の地震(震度6~7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
数十年に1度程度の地震(震度5程度)で住宅が損傷しない
耐震2とは?耐震1の1.25倍の強さ
耐震3とは?耐震1の1.5倍の強さ - 長期優良住宅の耐震強度は2
- 耐震3なら一生大丈夫?
耐震3でも1・5倍程度なので
数百年に1度程度の震度6~7の地震に対しての安全性の基準である事は1も3も同じ
人生に震6~7程度の地震が2回以上訪れる可能性は・・・?
参考)2016年熊本地震
震度7のあと、震度7の余震がありその後震度6が5回、震度5が11回 - 倒壊を免れても住み続けるには危険であったり高額な修繕費が掛かる可能性がある
- 耐震に加え制震を考える必要がある
制震により建物の揺れを最大70%吸収できる - 耐力壁はバランスよく配置する
- 地震に強いのは形がシンプルかつ正方形に近い家。シンプルな住宅はコストも抑えられる
→長方形や異形の場合は強度に注意する - スキップフロアや吹き抜けは一般的な戸建と比べると強度が低くなる
- ロフトは構造的に建物に負担が掛かる:広く取り過ぎないことや柱を追加するなどの検討をする
- 収納棚は作り付けにすると地震の被害を抑えられる:後からタンスや棚が増えすぎない様に新築時に十分な収納スペースを確保しておく
- 木造軸組構造の場合、筋かいを多く入れると耐震につながる
- 梁を出し過ぎると構造的に弱くなる事があるので注意:梁を出す=火災の際に火がまわりやすいので火災保険料が高くなる可能性がある
- RC 造(コンクリート)はコンクリートの打ち込み精度により寿命が大きく異なる
- 屋根瓦は軽い方が安心
①昔ながらの粘土瓦には要注意
②ストレート瓦は太陽光にも適しており安価で軽く、経年劣化も少ない
省エネ
- ・エネの家にする為に重要な事は断熱と気密性で後回し(リフォーム)にするほど高くつき、施工技術も必要になるので優先順位を高める
- 家庭の消費エネルギーのうち、給湯は約36%
- エコキュートは発電設備を持たずにお湯をつくれる
割安価格の深夜にお湯をつくり貯めておく
深夜モードより省エネモードの方が省エネ効果が高い - エコジョーズは排気中の熱を回収し、熱効率を高めて使う
- 輸入材料がメートル単位で入荷してくることに対して昔ながらの尺で建築をすると端材が多く出る事になる。原材料と建築のモジュールを合わせる事がエコに繋がる
- 長期優良住宅とは国が推奨する住宅の事。日本の家屋は寿命が短く建て替えが多い事が問題となっており、その対策として出来たのが「長期優良住宅」
家を長持ちさせられる為の基準があるので取得しない場合でも参考にすると良い - 長期優良住宅は建築の初期費用は掛かるが長く持たせる事で結果的に総支出がおさえられる可能性が高い
- リフォームに費用と手間がかかる断熱だけでも ZEH 基準以上にする
- HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)とは電気やガスの使用量をモニター画面で確認出来るシステムの事。このシステムの導入により省エネに意識を向けエコにつなげる事が目的で開発された
- オール電化は金利の優遇があり、火災保険も安くなる
- 日本はエネルギー資源に乏しい国
省エネな家をつくるという事は結果的に地域や日本の経済に貢献できる
太陽光パネル
- 南側に30度の角度で設置出来るとおよそ 100%の発電量が得られる
- 発電工事については助成金が出るものもあるので最新の設備や助成金を確認する
- 落雪した先にウッドデッキがある場合は腐食しやすくなるので人工木を検討する
- カーポートを設置する場合は屋根の丈夫なタタイプや積雪仕様を標準よりランクを上げたものを選ぶ
→カーポートの費用が高くなる - 枝が落雪により折れてしまうので落雪の恐れがある位置に高木の植栽は避ける
- 落雪した雪が隣地に落ちる可能性がある場合は雪止めを設置する。雪が多い地域は境界から屋根までの距離を広めにとる
- 予算が足りない場合は無理に付けずに後付け出来るような屋根にしておくと結果的に得になる可能性もある 理由)太陽光発電が日本よりも早くに普及しているドイツでは導入が40%を超えている。その為に売電価格が下がり売電するよりも自宅で消費する方が経済的という流れになっている。日本も国が省エネ対策として太陽光発電の導入を進めて行くので(ZEH など)将来同じ事が起こりうる可能性が高いが、現在の日本の製品は売電する前提なので蓄電の性能が低い。今後開発も進む分野なので蓄電にも対応出来る性能の良い機種を5年後や10年後に導入した方がメリットが大きい可能性も出てきている
間取り全般
家族全員の意見を聞いて
- 10 年後、20 年後、30 年後の暮らし方を考える
- 将来リフォームの規模を減らす為にも家族構成が変わった時でも融通の利くプランを目指す
- 家族の共有スペースが多い程、それぞれのプライベートの空間が広くとれる
一般的な共有設備(リビング キッチン トイレ お風呂 脱衣所 洗面所)
共有ポイント(クローゼットなど収納全般 勉強・ワークスペース ) - フリースペースをあえて作ることで「譲り合い」や次に使う人のことを考える「思いやり」を子供に自然と教えることが出来る
各部屋に欲しいだけの面積を取れない時は思い切ってフリースペースにしてしまうのも一案:書斎になったり子供の遊びスペースになったり・・・子供が独立した後も使いやすくなる2階ワンルームプランは費用が抑えられるだけでなく必要に応じた使い分けが出来、子供の想像力を膨らませることも出来る - 可動間仕切りを活用しても使いやすい
- トイレは1カ所か、2ヵ所必要か?
2ヵ所設置するメリット:家族の生活リズムが似ていれば朝は2つあると便利
高齢になると寝室の近くにトイレが欲しくなる
デメリット:掃除が2倍に、リフォーム費用も2倍に - 2階に水場(トイレ お風呂場 洗面台など)があると工事費が高くなる傾向がある
リフォームや維持費(修理代)も高くなる - 2階に水場を持ってきた場合は1階に音が響く
- 2階に生活要素(お風呂場、洗濯機、物干しスペースなど)を持っていくと1階をおもてなし空間として維持しやすくなる
- 隣家の窓(リビングや浴室はどこか)や接道の交通量などの把握をしてから間取りを考える
- 手持ちの家具に合わせた設計にすればまるで新築に合わせたのかの様にスッキリおさまる
- テーブル ソファー 冷蔵庫 タンス など 持ち込み品リストを利用してみて下さい
- 水回りを集結させると配管の材料費や手間が少なくなりコストダウンにつながる
- 1 日の暮らしを家族それぞれが円グラフにしてかいてみる事で長く使う部屋や時間が見えてくる
- 2階建て以上の場合は上下階の部屋の位置に注意
例)2階に水場がる場合は下に音が響きやすい
水場や子供部屋の下が客間にならないようにする - 広い家も良いけれど・・・
①光熱費が高くなる
②あらゆるメンテナンス料金が高くなる
③掃除に掛ける時間が増える
④子供が家を出ると広すぎる - 行き止まりがあるとついつい物を置いてしまう
回遊式は家事動線も良くなる - スキップフロアや吹き抜けは部屋を広く見せる効果がある
ただし、耐震強度に注意する - ヒートショック対策として(急な温度変化が原因)部屋ごとの気温差が起きにくい間取りを考えたい
特に浴室からの寝室やリビングまでの距離や位置関係に注意する
心配な場合は全床暖房も検討する
2世帯
- 将来的に両親との同居の可能性が高い場合は 1 階に和室を設け、あらかじめミニキッチンを設けておく→玄関とトイレは増設の位置を決めておく
- 共有スペースが多いほど、プライベートのスペースが広くなる
共有ポイント 玄関 LDK 浴室 洗面所 通路 収納 - 2世帯はゴミが多く出る
リビング
リビングが家の中で 1 番居心地の良い空間にしておけば家族が自然と集まる
居心地の良いリビングとは?
- 面積を広くすれば家族の共有時間が増える
- 家族それぞれの私物を置く専用スペースを作ると子供も自然にリビングに居る事が増える
- それぞれが好きな事をしているけれど同じ空間を共有している、そんなリビングが良い
- 冷暖房設備はリビングを一番良い仕様にする
- 不意な来客にも対応出来る様にリビングに収納スペースを設けるのを忘れずに
- 心地良い風が通る位置に窓があるか、窓からの眺望は良いかチェック
- 家族の様子が分かるメッセージボードを置く
① 帰りが遅いパパと子供のコミュニケーションにもなる
② 家族の状況が分かり、何かあった時に早く気づけるようになる - ソファーなどくつろぎタイムの時に、座った目線の先には生活感が出ない様にするとくつろぎ感が出る
- リビングを広くとれない場合は、無理にソファーを置かず(小さいものなどにする)ラグやカーペットに座るようにしても良い
- 部屋のコーナーに L 字型のソファーにすると空間の有効活用になる
キッチン
毎日使うキッチンは利便性を重視する
- キッチンのタイプ
①Ⅰ型、Ⅱ型が一般的で低価格
②アイランドキッチンはお菓子・パン作りが好きな人や女の子が多い家庭に人気
③料理好きなら集中できる独立型キッチンが使いやすい - 吊り戸棚は手に届く高さが使いやすい
- タッチレスの蛇口は家事の時短に繋がる
- シャワー水栓は便利、キッチンシンクの端までシャワーで洗える様にしておけば掃除もラク
- 食器洗いが苦手なら迷わず食洗器を
- 既製品のキッチンは自分に合わない可能性がある、ベストな高さを展示場や見学会で確認しておく
①カウンターの高さの目安は身長÷2+5cm
②キッチンの高さの JIS 規格は 80.85.90.95 の4種類で 85 が最も多い
③ショールームで見る時は靴を脱いで高さのイメージをする - 調理台下の収納スペースは開き戸よりも引き戸の方が使いやすい
- 毎日使う調理器具や調味料は1ヵ所にまとめてしまって出せる様にする
- 水や油が付いた手で触る事の多い取手は大きめにしておいた方が使いやすく掃除もしやすい
- 冷蔵庫には開き方がいくつかある
今使っている冷蔵庫と今後買い替えた時にどの位置が開けやすいのかを確認する - 冷蔵庫は家族全員が頻繁に使うもの。キッチンの奥に置くと調理中の通行が邪魔になるだけでなく子供が油や包丁で怪我をする恐れがあるのでキッチンの入口に置く
- 家庭ごみの約50%を生ごみが占めている、生ごみの処理方法を考える
①生ごみをたい肥にするコンポスト
②電動の生ごみ処理機
③生ごみを粉砕化して流動化し流し台からそのまま排水管に流すディスポーザー - オシャレな照明も良いが作業時に手元が暗くならない様に気を付ける
- 湿気や臭いがこもりやすいので換気扇の他に通風に配慮した窓があると良い
ただし、食品に光が当たらないように注意する - キッチンの床高さを45cm 程度低くするとオープンキッチンの先のリビングに座っている家族と目線が合う高さになる
- キッチンにレンガを使うと油はねなど汚れが目立たず手入れの必要が少ない
汚れが染み込んで味になっていくという意味なのでキレイ好きにはストレスになる可能性もあり - タイルの床は木材に比べて汚れが取れやすくデッキブラシなどで思いっきり掃除してもキズが気になりにくい。キッチンマットなしでも OK
- パントリー(食品庫)の活用
①回遊式が使いやすい 例)玄関からキッチンに行ける動線を作り側面に設置する など
②ストックを置いておくスペースなので必ずしもキッチンのそばに置く必要はない
例)土の付いた野菜や重いお米はシューズクロークに
非常食の買いだめはロフトに
ラップなどの日用品はクローゼットやリビング収納に
など他の収納とまとめれば面積の節約になる
和室
和室は必要なのか?
- ・和室を設けるメリット
①椅子の準備が必要のない和室は人が集まる時に活躍する
②赤ちゃんの世話には和室が使いやすい
子供が小さい時から将来孫が来た時や子連れの来客にも活躍する
③将来的に仏壇を置く事が必要になった時、和室が無ければ困る事になる
④ひな人形、五月人形など日本伝統の飾りや行事には和室が最適
和室は日本の文化を次世代へつなぐために有効な空間になる - こたつは必要か?夏場しまうスペースの確保が必要
掘りこたつにすれば収納場所に困らない - 吊押入れは和室を広く感じられ、急に物を片付ける時にも便利 「吊押入れ 和室」でネット検索
寝室
洋室にベッドか、和室に布団か
- 洋室のメリット:高齢になった時や腰が悪くなった時に使いやすい
デメリット:布団の様に片づけられないので部屋を狭く感じる - 和室のメリット:布団を収納している時は広い空間を確保出来、寝室以外の用途でも使える
デメリット:足腰が悪く要介護になった時には不便 ベットを和室に置くことになる - ダブル布団、トリプル布団は洗濯するのが大変になる
- 布団を外干ししたい場合は寝室に近い窓から干せるようにしておく
- 寝室からの避難経路や窓の確保を検討する
寝室だけでなく子供部屋など地震や火災が起きた時の避難方法をシミュレーションする - ベッドを置く場合、ベッドの置く位置と高さにコンセントがあると照明を付けたい時や携帯の充電などに便利
- 寝る前に本を読むなどの習慣がある場合は手元灯があると良い
- 寝室の窓 ※窓については「窓」の項目も参考にして下さい
①頭に直接朝日が当たる場所は避ける(もしくはブラインドを付ける)
②設置場所は寝る時の目線の先に無い方が落ち着く
③夜間に過ごす寝室の窓は採光よりも通風を重視する
④ルーバー式や小さめ・細めの窓など外から人が入れない窓にしておけば夜でも窓を開けやすくなる
⑤ハイサイドライト(高窓)は防犯にもなり風の通りも良くなるだけでなくやわらかな光も入る
子供部屋
我が家は子供の基地になる!
家や家族に守られていると実感すると色んなものに興味を持つ子に育つ
- 勉強机は壁付けにするよりも机の前は空間が空いていた方が良い
- 窓は勉強机の左側に。光が左から差し込むため。左利きの場合は逆になる
- リビングでも宿題が出来るスペースを設けると良い
- 自然光や木の家は子供の成育にも良い
- 絵を描くスペースがあると絵で子供の心が分かる
心にキズがあると絵にもキズを描き、黒ばかり使う様になる - 子供の作品を飾る場所をつくる
廊下や階段など通り過ぎるだけの空間はファミリーミュージアムに - 子供部屋を最初は広く将来的に間仕切りをして個室にするというプランが流行っているが、実際は間仕切りが必要な時期と金銭的な余裕が無い時期が重なるために個室を作れない事例もある
- 将来的に設置する間仕切りは家具(地震による転倒防止対策が必要)や住宅会社に頼まなくても自分達で設置可能な間仕切りにしておきたい
- 子供部屋を LDK につなげて設置すると子供との距離が近くなるだけでなく、将来出て行った後の使い勝手も良くなる
- 北側は1日中安定した光が入り集中できるので勉強部屋としては最適
浴室
- もう少し広ければ良かった、広くしすぎたという後悔が残りやすい
展示場や宿泊体験を利用し実際に使ってみてベストな広さを確認しておく - ゆったり入れるお風呂の広さの目安は1.25坪
- 広すぎると水道・光熱費が高くなるので注意
- ユニットバス(システムバス)は水漏れなどのトラブルが少なく掃除がラクで施工も早い
- 断熱化のユニットバスにすることで保温性を高める事が出来る
- 半身浴用の浴槽は背が高いとお湯をいっぱいに入れないと膝が出てしまう
- 乾燥しやすい壁面パネルは掃除がラク
- 床材は水はけ重視にするのも良いが目地が多く細かいと溝に汚れが溜まって掃除が大変になる
- 床材はデザインよりも滑りにくさを重視する
- 浴室暖房乾燥機は必要か?
後からは設置出来ない事が多いが今の生活に必要無ければ無理に付ける必要はない
メリット:作業着など毎日使う職業などであればあると便利
デメリット:電気代が掛かる、家族が入浴を終えてからしか使えない
緊急で乾燥させなければいけない時は年に何回くらいありそうか考えてみる - 音楽好きならお風呂で音楽を聴ける様にしても楽しい
- シャワーヘッドの水圧を高め、少ない水でも勢いがあるシャワーヘッドを採用する
- 家での高齢者の事故が最も多いのが浴室
①カギは両方から開けられるタイプのものにする
②浴槽底に滑り止めマットの設置を検討する
③呼び出しブザーの設置 - 浴室の窓を掃出し窓にしてデッキを付けると汚れた状態でそのまま浴室に入る事ができる
浴室が広く見える効果もある - 浴室の窓は低い位置に付けるとくつろぎ感が出る
バスタブの高さに沿うのが◎
脱衣所
- 洗濯機の使いやすい位置を確認
①洗濯機は脱衣所に設けなければいけないという概念を捨てると洗濯に掛かる家事動線を短縮できる事もある
②平日は仕事で休みの日にまとめて洗うスタイルの場合は脱衣所に置くといつも洗濯物であふれている状態になってしまう→来客にも備えて2階に設置を検討するのも〇 ←2階トイレや洗面所近くに - 1階と2階、2台洗濯機を置くという選択は共働きママの強い味方になる可能性大
- 下着類やタオル、パジャマを収納するスペースがあると便利
- タオル掛けバーの設置を忘れずにバスタオルの使用頻度は家庭によって違う。家族分のタオル掛けが必要かなどを検討する
- 脱衣所に窓が取れない場合は浴室との間をガラス窓にすると採光できる
①入浴中はガラスが湯気で曇るのでお風呂からのプライバシーはそこまで気にならないらしい
②この場合は洗面所は脱衣所と別として考えた方が使いやすい
洗面所
- 2 人並んで使えるダブルシンクは使い勝手〇(90cm以上) 収納も増える
- 脱衣洗面所になる事が多い為、女系家庭や家族が多ければ 2 階にも洗面台があると便利
- 脱衣所と洗面所を分けて設置する事も検討する
- クローゼットの近くに洗面所があるとお出かけ準備の時間短縮になる
化粧をする 髭をそる 髪をセットする など
トイレ
- リビングや玄関から遠く寝室や子供部屋に近い位置が◎
- 玄関近くのトイレは出入りがしづらい
- 玄関やリビングに近ければ遮音にする
トイレの上下階には音が響くので注意 - タンクレストイレは掃除がラクになる
- 壁紙を遊ぶなら独立した空間で貼り直しの面積が少ないトイレがベスト
ただし、下部は汚れやすいため張り替えをしたくないのなら掃除のしやすさも考慮する - 側面だけを柄の壁紙にしてもスッキリして○
- 高齢になっても頻繁に使うトイレはバリアフリーな引き戸が安心
- 掃除道具やトイレットペーパー、生理用品がトイレの中もしくは近くに収納できるようにしておく
- 手すりの設置を忘れずに
- 節水性の高い便器を採用する
- トイレの中に手洗い場を設けるとトイレの時にしか使わないが、出てすぐの所に手洗い場があると来客時のちょっとした手洗いやメインの洗面所が空いてない時に利用するなど使い勝手が良くなる
階段
- 中間に踊り場があると事故の時の大けがを防ぐことが出来、バリアフリー(休憩所)にもなる
- リビングやダイニングに階段を設けると子供が帰って来た時に必ず家族のそばを通るメリットがあるが、階段からリビングへ冷たい風が通る場所にもなりうるので注意
子供の顔を見たいなら階段の位置よりもリビングの広さを優先する - 階段の電気スイッチは上下階の2ヵ所で点滅出来る3路スイッチにする
- スケルトン階段は風の通りを良くする
ロフト
- 床面積を増やすよりも天井高 1.4m以内のロフトを設置する方がローコスト
天井高 1.4m以下は床面積に合計されない
床面積に算入されないのは直下階の床面積の50%まで - 収納メインにするならハシゴより固定階段が使いやすい
- キッチンの上にロフトも
キッチンは手で届く程度の高さの収納が便利なため空いた上部をロフトにする方法もある
収納
使う場所の近くに収納スペースを設けると使いやすくなる
- どこに何を収納するのか具体的な体積を出して検討する
- 奥行が広いと奥の物が使いづらく何年も眠ってしまう可能性が高い
- 収納スペースはまとめた方がローコストで面積の節約にもなる
- クローゼットは家族全員分をひとつにまとめると洗濯物をしまう時間を短縮出来る
- お出かけ支度用クローゼットが玄関近くやリビングにあると便利
- 収納は四角よりも長細い方がしまいやすく、ムダ無く使いやすい
- 毎日使うタオルや衣類は 1 階(脱衣所など)に収納スペースを設けると便利
- 階段下収納の検討
→階段下がキッチンの隣に来るような間取りにしてパントリーとして活用するのも良い - 床下収納の検討
- 小上がりの和室の床下収納は奥行が広くとれるため日々の使い勝手は悪くなるが、ひな人形やクリスマスツリーなど年に 1 度程度しか出さないけれど出し入れしやすい方が良い物をしまうのに最適
- 屋根裏やロフトを物置代わりにする場合は固定階段が使いやすい
- 狭いスペースにこそ天井まである収納が便利
玄関 書斎 トイレ など - クローゼットは服を選ぶ時や洗濯物を一気にしまう時に折り戸が使いやすい
折り戸のデメリット:指の力が必要で開けるのに苦労する折り戸もあるので採用する際は折り戸の種類の選択に注意する - 収納の中身をキャスター付で取り出せると便利な時もある
ゴミ箱 クローゼットの中身 おもちゃ箱 など - 通常奥行 90cmになる押入れを奥と手前で半分に分けてスライド式の収納スペースにすると本やアルバムなどの小物の収納がしやすくなる
- 外物置で済むものは外へ持っていく
- 開き戸タイプか引き戸タイプか、物の出し入れをイメージして使いやすい方を選ぶようにする
- カウンターキッチンの腰壁や耐震強度に影響しない範囲で一部壁面をくり抜いてマガジンラックを作れば本棚にしまう程ではない新聞や情報雑誌などをすっきり収納できる「マガジンラック 壁埋め込み」で検索
- 建築関係の資料など捨てる訳にはいかないが今後使う可能性が低いものを収納するスペースがあると良い→屋根裏や床下など普段の収納には不便というデッドスペースになりがちな所へ
- 収納が苦手なら細かい仕切りは付けずにざっくりしまえる様にしておいた方が良い
仕事場
- 事務所や作業場を住宅の中に設ける場合は北側がベスト
1 日を通して安定した光が窓から入り気温差も少ない 集中力も上がる - 片手間で在宅ワークなどをする場合はリビングやキッチンに近い場所がベスト
他の仕事(家事)との動線を短くし効率を上げる
家事
- 1 日の家事の流れをイメージする
行き来のある動線はどこか、アパートは狭いけれど一戸建てのなると倍の労力が掛かる事も - 家事の好き?嫌い?リストを作ってみる
優先順位が見えてくる(食洗機の導入、掃除機のかけやすい間取りなど)
参考[料理 片付け・食器洗い 掃除機 雑巾がけ 窓ふき トイレ掃除 お風呂掃除 分別
ゴミ捨て お風呂掃除 洗濯 洗濯干し 洗濯たたみ 布団干し アイロンがけ ]
- よく使う掃除機は汚れやすいリビングのすき間などに縦型収納で収納しておくと使いやすい
- 一番長い家事動線は洗濯。洗う→干す→畳む→しまう 動線が短くなるようにすると時短になる
- キッチン・洗面・脱衣所・浴室を一直線でつなぐと家事動線が短くなる
- 玄関から LD を通らずにキッチンに行けると動線がスムーズになる
- キッチンとダイニングテーブルを一直線にすると料理や後片付けの時短になる
- 寝室が2階にある場合は階段を下りてすぐにキッチンがあると朝の動線がスムーズになる
- 自動で洗浄される浴室やトイレの導入は家事の時短になる
- 片付が苦手、時間を掛けたくなければ収納を充実させ中身は仕切りをつけずざっくり片付け
逆に好きという場合は「見せる収納」にすると建具のコストを抑えることが出来る
ドア(扉)
- 木製にすると痛みが早いので注意 毎日何回も開け閉めする所は避ける
- バリアフリーを意識するなら引き戸を採用する
- 引き戸は風が抜けるのに効果的。湿気が溜まりやすい脱衣所や和室、寝室は引き戸が良い
- 開き戸の場合、ドアの上に窓(欄間)を付けるのも湿気対策に効果的
- 開き戸を開けた時の使い勝手のシミュレーションをする
- 収納扉は中に入れる物を取り出ししやすいかをシミュレーションする
- 本当にそのドア必要?
使う場面や頻度をシミュレーションする - 必ずしもドアが必要でもないと感じる所はロールスクリーンを採用すると節約できる
窓
- それぞれの部屋から見える景色をイメージして必要な窓の位置と大きさを見極める
- 窓の基本3性能
①気密 ②水密 ③耐風圧 他 ④遮音 ⑤防犯 ⑥防火 ⑦断熱 などがある
最も重要とされており優先順位を高めるべきなのは⑦断熱 - 方位による窓の効果を知る
①東の窓は午前中から朝日が入り、さわやかで気持ちいい
②西の窓は夕方から西日が入り、夕日が楽しめる
角度によっては冬の部屋の奥まで暖かい光が差し込む
③南の窓は 1 日中たっぷりと光が入る
④北の窓は直射日光が入らず 1 日を通して安定した光が入る - 風の流れによる窓の効果を知る
①風が入る窓と出る窓をセットで考える
例)掃出し窓の反対側の壁の天井近くにハイサイド窓を設けると効果的
天井付近に溜まった熱が外に出て室内に空気の対流が出来る - 窓の外にブラインドを付けると日射を80%カットできる ※室内に付けるのは△
- リビングが1番明るくなるように窓を配置する
吹き抜けにして2階からの光を取り入れるのも効果的 - 大きい窓があれば良いという訳ではない。小さめの窓からスリット窓など様々な光が作り出す陰影は気持ちが安らぐ
- 天窓(トップライト)
メリット:通常の窓の 3 倍の光を取り込む事が出来る
デメリット:日焼けする、専用のブラインドなどもあるが開け閉めが面倒な事が多く結局は開けっ放しか閉めっぱなしになる、掃除がしづらいまたは出来ない、雨の音がうるさい、雨漏りのリスクが高くなる - 高窓(ハイサイドライト)があると部屋が明るくなり電気代の節約が期待できる
①採光を取るためにはなるべく高い位置に窓を設置することが効果的
②電動やフックなど開閉の仕方や掃除の時にどうするかを検討する - 小さい窓は開閉がしづらい
FIX(開閉できない)窓も検討する - 洗面所などわずかなすき間にスリット窓(FIX)を入れると明るくなり圧迫感が解消される
- 窓を多く、広く取り過ぎると断熱材の質を上げるか冷暖房費が掛かかる事になるので注意
- バルコニーなど小さな子供が外に出ると危ない位置にある窓には高い位置に補助鍵をつけておく
窓のそばに踏み台になる物を置く計画にしない事も大事 - 網戸がオプションになっている事がある、風を通したい夏の日に網戸が無いとかなり不便なのでよく確認しておく
- デッキに接する掃出し窓を両開きのフレンチドアや壁に引き込むタイプの引き戸にするとリビングと一体化し開放感を得られる
カーテン
- 断熱カーテンを採用すると光熱費の節約になる
- 窓枠からではなく天井から床ギリギリまでの長さにすると部屋が広く見える
①比較的明るめでシンプルなデザインを選ぶ
②カーテンの価格が上がるので予算に反映しておく
床
- 無垢材も良いけれどメンテナンスを考えるとフローリングもあり、傷にも強い
- 杉はやわらかくイスのキャスターの跡は付くけれど素足の感触が良い
- 接着剤にホルムアルデヒドの発散量が 0 または少ないもの(F☆☆☆☆)が使用されるのか確認
- コルクタイルの場合もホルムアルデヒドの発散量に注意
- 後悔する設備 NO.1 は床暖房
部分暖房は結露の原因になるのでやるなら全床暖房にした方が良い
全床暖房はヒートショック対策にも有効
内壁
- 子供が小さいうちは汚れるのが当たり前と考え最初は安価に、大きくなったら張り替えたり珪藻土などを塗れば雰囲気も一新する
- 廊下の壁の下側は汚れやすい
後から腰壁パネルにするのも一案 - 珪藻土は水はねの跡が意外と目立つ
- 水まわりはビニールクロスなどを採用する
- 真っ白よりも少し色が付いている方が目が疲れない
- カーテンや建具の色と同時進行で検討する
壁紙をシンプルにしておくと、後々カーテン選びなどに苦労しなくて済む - 柄物を選ぶ時は柄の大きさに注意し出来ればサンプルを実際に見て決める様にする
例えば、カタログでは鳥の絵が可愛いと思ったけれど貼って見たら小さな鳥が一面にたくさん居て全体の印象が変わってしまうことも
照明
- 高齢になると暗い場所が急に明るくなると目がついていかなくなるので暗い廊下には足元に間接照明をつけると良い
→寝室からトイレまでの道のりが真っ暗にならないようにする - 直接照明とは=光を直接当てること
間接照明とは=光を壁や天井などに当てて反射光を活かすこと - 階段照明は1カ所にすると影が出来てしまうので2ヵ所に設置する
- 夜間の出入りが頻繁にあるならフットライトを付ける
バリアフリーにもフットライトは有効。玄関、廊下、トイレ前など - 照明器具は家に使用するエネルギーの約15%でエアコンや冷蔵庫の次に多い電力消費量
- LED のメリット
①消費電力が少ない ②寿命が長い(取替がしにくい所には得に有効)
③点灯時の立ち上がりが早い ④赤外線や紫外線が少ない ⑤虫を寄せ付きにくい
⑥環境に影響を与える水銀を含まない - 停電時に懐中電灯として使える照明を設置する
配線
少しのズレが生活にストレスを与える事も
営業や設計者任せには絶対にしないように
- コンセントの位置は家具の置場や掃除機をかける時の動線を重視
- コンセントは一般的に床から近い位置になる事が多いが炊飯器やパソコン、ドライヤーなど高い位置にコンセントがあった方が使いやすい家電も多い
- 扇風機利用時など床に埋め込みのコンセントもあると便利
- コンセントは位置だけでなく数の検討も必要
新築から早々にたこ足配線になってしまわないように - 小さな子供がコンセントにクリップを入れて感電してしまう事がある
子供の手に届く位置にあるコンセントは埋め込み式など感電防止のコンセントを検討する
安価で対策出来るコンセントカバーもある - 家に入った時、各部屋に入った時、すぐに手が行く場所に照明スイッチがあるか確認
- 電源が必要な家電リスト 参考
冷蔵庫 炊飯器 電子レンジ オーブントースター ホットプレート コーヒーメーカー 湯沸し器
ミキサー 泡だて器など調理器具 掃除機 テレビ ゲーム機 パソコン ストーブ 除湿機
加湿器 乾燥機 洗濯機 ドライヤー アイロン コテやヘアアイロン 髭剃り
玄関
- セパレートタイプの靴箱にすると広く見せる事が出来る
- 玄関収納の高さを手が置ける高さにすると手すりがなくても安全
- シューズクロークを作るならメイン玄関の間に壁や扉をつける事で玄関がすっきりとキレイな印象を維持できる
- 夜の出入りがある場合は雨戸があると良い
- 寒冷地などは風除室が必要ではないか検討する
- 夜間の出入りが多い場合は玄関段差の境目にフットライトがあると良い
- ポーチの出幅が十分にとれない場合は引き戸を検討する
- 玄関ドアの鍵はオートロックにするとカギを忘れた時に大変。思わぬ出費になることも
- 玄関ドアの指紋認証は冬場乾燥していると認識づらく、高齢になるとさらに反応が悪くなる
外壁
- メンテナンスが必要な頻度(年数や回数)と予算を確認しておく
- メンテナンスには足場が必要になり、足場を組んで外壁と屋根を同時にメンテナンスすると節約になるので外壁と屋根のメンテナンス期間が合うようにすると良い
- ログハウスの様に年々味が出るものなら気になる可能性は低いが、部分的な木材の化粧は 1 年もすると塗装が剥げてみっともなくなるのでセルフメンテナンスが出来るようにしておく
屋根
- 軒の出が夏の強い日差しをカットしてくれる
- メンテナンスが必要な頻度(年数や回数)と予算を確認しておく
- 寒冷地で太陽光パネルを設置する場合は落雪した時にどこに落ちるか確認しておく
①カーポートやテラス屋根に当たる場合はグレードを上げる必要がある
②隣地に落ちる可能性がある場合は必ず雪止めを付ける
③落雪位置には高木の植栽は避ける - 屋根からの雨雪が隣地に落ちる可能性はないか改めて確認を
隣地とのトラブル原因になる
バリアフリー
「ベビースタンダード」の家にすれば赤ちゃんから高齢まで安全な家になる
- 建具や壁はカドを R 加工にする
- 必要な箇所に手すりが設置されているか確認
玄関 トイレ 廊下 階段 脱衣所 浴室 など - 手すりの高さの目安は75cm だが家族の身長差によっては2段手すりを検討する
- 廊下や階段など手すりを設置すると有効幅が10cm程狭くなるので注意する
車いすに必要な有効幅は78cm 以上 - 引き戸が使いやすい
オートクローザーにするとより安全 - 取手は大きい方が握りやすく安全
- ヒートショック予防の対策は部屋ごとの温度差を均一にすること(特に浴室)
1階を全床暖房にするとより安全 - 10cm 未満の段差はつまずきやすい
- 将来の事を考えてスロープを設置するのも一案だが、健常者にとってはスロープよりも階段の方が使いやすく安全なので設置位置など優先順位をよく検討する
- 階段は蹴上より踏面を広く。蹴上は 16cm 以下、踏面は30cm以上にする
- 段差が出来る段鼻には滑止めや光るタイプのものを選ぶ
- 呼び出し用ボタンの設置
浴室 トイレ 寝室 など
アレルギー
アレルギーやアトピーをお持ちの方はシックハウス症候群やダニ対策の他にも気を付けて
- アレルギーを起こしやすい自然素材は採用する前にアレルギー症状が出ないか確認する
例)うるし ヒバ ヒバ油 米杉 ネズコ ひのき 松 しょうのう(クスノキ) テレピン油(松の油)ハーブオイル オレンジピールオイル
防犯・防災
- 震災時にはガスの復旧は遅く電気は早い
ガスの設備が止まった時の対策を考えておく - 雨水ポンプは災害時に有効
- 寝室や夜でも風を通したい場合は窓をルーバータイプにする他、人が入れないサイズの窓を設置しておくのも良い
ただし、火災時などに避難経路になる窓が全て人が通れないような作りにならない様に注意する - センサーライトは猫なども反応してしまい、近所迷惑になる可能性があるので住宅密集地は注意
- 泥棒が入る家は「お金がありそうな家」ではなく「入りやすそうな家」
①高くすき間の少ない塀は避ける
②死角となる窓は侵入されにくいタイプの物を選ぶ
節約
一通りプランが完成したけれど予算オーバーしてしまった時に
予算オーバーしたら削る所を家族の間で事前に決めておくのも後悔しない為のポイント
- ドアや仕切りをロールスクリーンにする
- リフォームや DIY しやすい壁紙のランクを落とす
- トイレや家電で同じ機能のある別メーカー品で安くなるものはないか
(メジャーなメーカーは高めの傾向)
または最新機種ではないが機能があまり変わらない製品がないか探してみる
3年前なら最新機種みたいなひとつ古い型になるだけでも安く出来るかも - インテリアやトイレなどの設備関係はリフォームや DIY でカバー出来るが家自体の性能(耐震・高断熱・高気密・窓など)はリフォームすると施工時よりも手間が掛かりかなりの費用(2~3倍以上)が掛かるので家族が安心安全で暮らせる為の家づくりの優先順位をよく検討する
配置計画
間取り計画と同時進行で考えたい配置計画。家の中の物、全ての物の置き場所を決めてしまえば引っ越しの時も楽々
これどこに置く?リスト
- 手順①間取り図をコピーする
各部屋の図面を拡大コピーすると書き込みがしやすい 縮尺に気を付ける - 手順②平面計画上で書き込める家具を書き入れる
例)冷蔵庫、ソファー、テレビ台
→後悔をなくす為には正確なサイズで書かかなければ意味がない - 手順③どの部屋のどの位置に物を収納するのか出来るだけ細かく書き込む
必要であれば収納棚などを追加で造り付けてもらう事も検討する
外回り
新築時に住宅会社で行われる事が多い住宅の外の設備について
- 雨水枡は設置されているか
予算の関係か雨樋から垂れ流しの家をたまに見かけるが雨水枡は必要な設備と考える - 近くに公園や学校など高木落葉樹が密生している場合は、落ち葉が雨樋に詰まることがある。落ちが溜まるのを防ぐ網を設置する事も検討する→後付けは足場を組み直さないといけないので割高
- 外水栓の位置と高さを確認する
- スロップシンクは外でバーベキューをする時やちょっと手を洗いたい時に便利
- 量水器、汚水枡、トラップ枡の位置がアプローチや物置などと干渉しないか確認する
- ウッドデッキについて
- 木を植えることについて
契約
- 契約後の変更はミスが起きやすいので要注意
- 手付金などで預金小切手を使用する場合は、必ずコピーを取っておく
工事
- スイッチや窓の位置など確認しておくべき項目を挙げておき、担当者にチェックするべき時期を教えてもらう様にする
- 任せっきりにならないように工事中も可能なら現場に何度も足を運ぶ
- 現場に行けない場合は写真や報告書の提示を依頼する
- 軍手、カメラ、メジャーを持参する
- 設計図や打合せとのミスが分かった場合は混乱と新たなミスを防ぐ為に施工している職人とだけで話を進めず、設計者に必ず連絡をして確認する
- 建てているのは我が家が一生を掛けてお金を支払い住んでいく場所という事を忘れない
- 施工中の変更は原則しないこと
造作家具などの後付けで追加出来るもの程度にしておく - 住民に会ったら必ず挨拶を
引き渡し
- 引き渡し前に行われる建て主が主体の完了検査は十分に時間を掛けられる様に昼間の明るい時間帯にする
- 屋根裏や床下などを見せてもらい残材などが残っていないか確認する
- 登記には住民票や印鑑証明書が必要になるので必要な物は事前に準備しておく
- 登記記録は司法書士に任せるのが一般的だが、必ず自分の目でも確認する
- 排水管の詰まりなど建てた後に住む人が長持ちさせる為にするべきメンテナンスについて確認する
メンテナンス
メンテナンスやリフォームなど住宅修繕記録を作り次世代へつなぐ
1月:防犯グッズの見直し
2月:結露が出ていないかチェック
3月:暖房機器の手入れ
4月:
4~7月はシロアリの活動期
5月:梅雨が来る前に浸透桝や排水溝の掃除
6月:雨漏りチェック
雨が降らない日は家の中に風を通してカビ防止
7月:外部の塗装には最適の季節
8月:台風前の外回りの点検
9月:冷房機器の手入れ
10月:
11月:落ち葉の掃除
12月:12月は大掃除の時期だが、冬は汚れが落ちづらいので日ごろからの掃除を心掛けて大掃除の負担を減らしておきたい
- 雨の日は掃除日和
雨の日はカビの胞子などの飛散が少なく静電気が起こりづらいのでホコリを取りやすい
雨の日におすすめの掃除
①窓ガラスと網戸
②浴室
③フローリングやカーペット - 雨漏りが発生した時には瑕疵担保責任と言い住宅会社が保証してくれる
瑕疵担保責任の期間は10年と定められている
(10 年は国が定めた最低基準、住宅会社により異なる)
施工会社がすぐに取り掛かってくれない場合でも10年以内であれば他の業者に直してもらった代金を施工会社に請求する事が出来る
さいごに
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
皆さんの家づくりが幸せな暮らしにつながりますように、心よりお祈りいたします。
庭づくりも楽しみたいという方は、ガーデンデザインのページにも遊びに来てくださいね♪
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お客様の声
評価〇良かった