お鍋の定番野菜のひとつ、春菊(シュンギク)の間引き収穫をしました。
これからの季節はお鍋はあまりしませんが、春も育てられる美味しいシュンギクを種から育てています。シュンギクって普段の買い物では手に取らないので(あまり売っていないような)たくさん楽しめるのは、家庭菜園ならではかもしれません。
そんなシュンギクは、実は狭い庭でもたくさん収穫しやすい「コスパ野菜」のひとつ。今日は、そんなシュンギクの間引きのポイントや必要な畑の広さ、一緒に育てるのにおすすめな野菜(コンパニオンプランツ)などを紹介します。
シュンギクの種を撒く時期は?春でも秋でもOK
シュンギクの種の撒く時期は、春と秋どちらでも育ちます。シュンギクは、冬のお鍋に入れたくなる野菜なので秋に育てられる人気の葉物野菜です。地域によっては種まきの時期がズレてくるので、種袋の裏側を確認しておきましょう。
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庭で栽培するなら苗より種がコスパ◎
シュンギクを庭で栽培するなら苗で植えるよりも種からまくのがおすすめです。理由はそのコスパの良さで、葉っぱを楽しむシュンギクは種でたくさん撒いた後に詰まった葉っぱを「間引き」していくのですが、その間引きした葉っぱも食べられるからです。
若い葉っぱは「ベビーリーフ」とも言われ、栄養価が高いです。また、シュンギクは虫が付きにくいので小さいうちに虫に食べられてしまった~~なんてことも少ないので種まきからでも育てやすいですよ。
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必要な畑の広さは?
シュンギクを育てるための畑の広さは、収穫した量にもよりますが、たくさん収穫しても食べきれないですし時期になるとわさわさと成長するので多くても10本くらいあれば十分です。
種が小さいとついたくさん撒きたくなってしまうんですけどね~。
畑に畝を作り、最終的に15~20cm間隔で大きくしていきます。
およそ10本のシュンギクを育てられる畑の広さは約0.8㎡。
1本の株から複数回の収穫ができるので、とてもコスパの良い野菜と言えるでしょう。
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畑を耕す深さは20cmくらい
シュンギクの根はあまり深くならないので、畑は20cmほど耕せば良いです。大体クワの深さくらいですね。
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間隔15cmくらいで筋蒔き
畑に畝ができたら15cm間隔くらいで2列、筋撒きしていきます。収穫のしやすさ重視なら1列でも問題ありません。種をパラパラと撒いていきましょう。
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種の深さは0.8cm
種の複さは0.8cmくらいが目安です。(神経質にならなくても大丈夫!)種を撒いたらうっすらと土を被せます。軽く手のひらで押し当てると土と種が密着して水で流れにくくなります。
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シュンギクの種は好光性種子
シュンギクの種は「好光性種子」と言って発芽に日光が必要な種です。土を被せすぎると発芽率が落ちてしまうので発芽不良の時は、種の深さを少し変えてみると発芽率が良くなるかもしれません。
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シュンギクは間引きでたくさん収穫できる♪
種まきから育てるシュンギクは、間引きをしながら収穫していけるのが魅力のひとつです。間引きをした葉っぱは食べられるので、料理も楽しみながら育てられます。
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間引きして株間15cm〜20cmくらいに
間引きを行うタイミングの目安は、隣同士の葉っぱが近くて混雑してきたら。小さな芽のうちは1~2cm間隔で間引きをしていきます。
最終的には15~20cmくらいの間隔になるまで間引きを数回くり返します。
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間引きした葉っぱは食べられる
シュンギクは、葉っぱを楽しむ野菜なので、レタスやホウレンソウのように間引きした葉っぱも食べられます。我が家の定番は、毎日のように作る味噌汁です。ちょっとクセの強いシュンギクですが、若くて小さい芽は子供も気にせず食べてくれます。
栄養価も高いシュンギクを定期的に楽しめるのは嬉しいですよね。
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土寄せで倒れるのを防ぐ
間引きしたあとは苗が不安定になるので土寄せをします。シュンギクは特に支柱が不要な野菜ですが、大きくなって風が強いなど心配な場合には支柱で添えてあげても良いかもしれません。
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高さ20cmくらいで芯止め
高さが20cmくらいになったら、先端を切って「芯止め」します。こうすることで横から脇芽が出やすくなります。
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脇芽を収穫
大きくなったシュンギクは、脇芽を収穫して楽しみます。ダイコンなどは1本育ったらそれで終わりですが、脇芽を楽しむシュンギクは1本がしっかり育てばそこから長く収穫を楽しめます。
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間引きしないと虫の原因に
シュンギクは、虫が付きにくく、病気にもなりにくい野菜ですが、間引きをし忘れて密集するとアブラムシが付く原因になるかもしれません。
というのも、我が家のシュンギクに小さいお客様(アブラムシ)が居まして、、、。(画像中央にポツンとついています)子供が小さくて共働きだとこんなものです(言い訳)。早い段階で気付いたので、間引きをして今後の発生を防ぎます。
シュンギクは、育ちすぎて大きくなると株間が狭くなります。しっかり間引きをして風通しを良くしましょう。
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シュンギクと相性の良いコンパニオンプランツはある?
野菜には、一緒に育てると相性の良い「コンパニオンプランツ」があります。シュンギクとの相性が良い野菜を紹介します。
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アブラナ科の野菜との相性◎
シュンギクは、アブラナ科の野菜との相性が良いです。アブラナ科は例えばダイコンと一緒に植えるのもおすすめです。畑のデザインはシンプルが育てやすいですが、複数の野菜を組み合わせて植えれば見た目にも楽しい菜園になりますよ。
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シュンギクの家庭菜園で失敗しないポイント
シュンギクの家庭菜園で失敗しないためには、庭のどこで育てるかがポイントになってきます。
連作障害1〜2年間隔を空ける
シュンギクは、連作障害を受けて育ちにくくなる野菜です。同じキク科の野菜は1〜2年ほど間隔を空けます。毎年育てたい場合には、庭の畑の中で育てる位置をずらすなどの工夫が必要です。
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色々な野菜の家庭菜園を楽しむなら畑エリアを複数作るのもおすすめ!
連作障害で育ちにくくなる野菜はシュンギクだけではありません。例えばミニトマトやナス、ピーマンは全てナス科の野菜なので同じ畑で翌年も育てると収穫量が減ってしまう可能性が高いです。
(接ぎ木苗を使う方法もあります。)
色々な野菜を栽培したい場合には、庭に畑エリアを複数作っておくのもおすすめです。
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外灯に当たるとトウ立ちの原因に
シュンギクは、トウ立ちが起きると収穫できなくなってしまいます。トウ立ちとは、花を咲かせるための花芽分化が起きて葉っぱや茎が固くなってしまう現象です。
シュンギクは30度以上と高温が続くとトウ立ちが起きやすい他に、日が長くなると花芽分化が起こる性質があります。
例えば住宅の庭だと玄関まわりや駐車場まわりは、外灯が設置されることが多いです。外灯が当たりやすい場所に植えてしまうとシュンギクが「日が長くなった」と勘違いしてトウ立ちしやすくなります。
これは、ホウレンソウも同じです。長く収穫したい場合には、家から少し離れた場所が最適です。
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庭の畑で新鮮なシュンギクを楽しみましょう
庭の畑で育てれば採れたての新鮮なシュンギクを楽しめます。
- これから庭に畑を作ってみたい
- 色んな野菜にチャレンジしてみたい
そんな方はぜひシュンギクも家庭菜園のレパートリーに入れてみて下さい。