
ウッドデッキの上に敷くものには何がいいのか知りたい。人工芝やラグが気になるけれど、デメリットがないか気になる。
本来そのままでも使えるウッドデッキに敷くものは、用途に合った素材を選ぶことが大切。用途や素材、使用頻度を確認しながら失敗を防ごう!

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この記事のポイントまとめ
- ウッドデッキに敷くものは用途別で選ぶ
- 天然木・人工木ともに通気性に注意する
- おしゃれのコツは木目を生かすこと
この記事を書いている人

この記事を書いている私は、ウッドデッキなどを施工する外構会社で働いていました。5年ほど前に購入した家では、ウッドデッキのある暮らしを楽しんでいます。
- 子供やペットにささくれが刺さらないか心配…
- ウッドデッキの上でランチをしたい!
- 庭の雰囲気を変えて楽しみたい!
そのままでも使い勝手のいいウッドデッキですが、実際に使っていると「何か敷くものが欲しい」と感じる場面もあります。この記事では、ウッドデッキに敷くものの選び方や注意点をご紹介します。
ウッドデッキをおしゃれに見せるコツや商品もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
敷くもの選びで後悔しないチェックリスト

ウッドデッキに何を敷くかで、快適さも見た目も大きく変わります。「思っていたのと違った…」と後悔しないためには、事前のチェックが大切。使用目的(くつろぎ・子どもの遊び場・BBQなど)や使用頻度などを確認することで、ぴったりの敷物を選ぶ参考にしましょう。
また、ウッドデッキの素材や敷くものの大きさがイメージできているかも要チェック。購入前に敷く場所をシミュレーションしておくと安心です。
- 使用目的が明確になっている
(例:子供やペットのため、おしゃれのため、保護のため、くつろぎ、遊び場、BBQなど)
- 使用頻度が明確になっている
(例:敷きっぱなしにする、デッキに出るときに敷く)
- ウッドデッキの素材を確認できている
(天然木?人工木?)
- 大きさの目安をイメージできている
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まだ決まっていない項目があっても大丈夫!いろいろなアイテムを見ながら、コレコレ!と思うものを見つけていきましょう。
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【用途別】ウッドデッキの上に敷くもの10選

ウッドデッキの活用方法によって、敷くべきアイテムも変わります。例えば、裸足でくつろぎたいなら肌触りの良い屋外ラグ、子どもが遊ぶスペースにはクッション性のあるマット、バーベキューを楽しむなら耐熱性のある素材を選ぶといいでしょう。
人工芝は見た目のナチュラルさとメンテナンスの手軽さが魅力です。使用シーンや家族構成、季節ごとの過ごし方を意識して選ぶことで、デッキがもっと快適でおしゃれな空間に変わります。
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①コスパ◎ウッドデッキに敷くシート
必要な時にさっと敷けて片付けも楽々なウッドデッキに敷くシート。「コストを抑えつつウッドデッキを快適にしたい」という方におすすめです。防水加工のあるものや、コンパクトに収納できるものなど種類豊富で、お出かけのレジャーでも活躍します。
雨や日差しにも強く、通気性や排水性にも優れているものを選べば、長く使えてお手入れも簡単です。ただし、ウッドデッキの上に敷くと硬いと感じるため、厚手タイプを選ぶと快適に過ごせます。
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おすすめは厚手のレジャーシート!

レジャーシート 厚手 撥水 196×196
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②ウッドデッキに敷くマットは質感で選ぶ
ウッドデッキに敷くマットを選ぶ際は、「質感」に注目することが快適性を左右するポイント。見た目のデザインだけで選んでしまうと、実際に歩いたときにチクチクしたり、滑りやすかったりすることもあるため注意が必要です。
たとえば裸足で過ごすなら、柔らかくて肌触りのよい素材がおすすめ◎。逆に、家具を置く場合は沈み込みすぎないしっかりした質感がベターです。素材によっては夏場に熱を持ちやすいものもあるので、使用する季節や環境も踏まえて選んでみてください。
例えば小さなお子様には室内でも使える大判のジョイントマット、BBQを楽しむなら耐熱性マットを活用するといいでしょう。
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小さなお子様におすすめ!大判ジョイントマット

ジョイントマット 大判
BBQをするなら耐熱性マットを忘れずに!

耐熱 バーベキュー防火マット
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③高級感が魅力のウッドデッキに敷くラグ
ウッドデッキに敷くものとして、高級感を演出する屋外用ラグは人気のアイテム。上質な素材や落ち着いたカラーを選ぶことで、デッキ全体がワンランク上の空間に早変わりします。
とくに撥水加工やUVカット機能付きのラグは、屋外でも安心して使え、機能性とデザイン性を兼ね備えています。良い商品を長く使いたいという方は、エクステリアメーカーのタカショーやLIXILのガーデンファニチャー商品から探してもいいでしょう。
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UV加工×ヴィンテージ感がおしゃれなラグ

ラグマット UV加工 屋外
タカショー アウトドアラグ

TAKASHO ファニチャーセット アウトドアラグ90x180cm
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④ウッドデッキの上に人工芝を敷く
ウッドデッキに敷くものとして、人工芝はナチュラルな雰囲気を手軽に演出できるアイテム。クッション性があり、素足でも心地よく過ごせるのが魅力。お子様やペットがいるご家庭にもぴったりです。
ただし、プラスチック素材のため、商品によっては硬く感じるかもしえません。また、ウッドデッキの上に敷く際は水はけの良い人工芝を選びましょう。継ぎ目の少ないシートタイプや簡単に敷けるジョイントタイプがあるため、敷くスペースに合う商品を選ぶと使いやすいです。
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敷き詰めるならシートタイプ

リアル人工芝 つや消しタイプ
部分使いならジョイントタイプ

人工芝 ジョイントマット
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⑤単発なら芝生風のラグマットもあり
芝生風のラグマットは手軽さとデザイン性を兼ね備えたアイテム。雨ざらしには向きませんが、人工芝に比べて設置や撤去が簡単で、必要な時だけ使いたい方にぴったりです。
ときどき屋外で遊ばせたい時におすすめ!

芝生風マット オールシーズン
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⑦100均で買えるござは夏にぴったり!
100均でも手に入る「ござ」は夏にぴったりなアイテムです。涼しげな見た目と通気性の良さで、デッキの上に敷くことで、快適に過ごせます。
軽量で折りたたみも簡単なので、使いたいときだけサッと広げられるのも魅力。コスパ重視で季節感を楽しみたい方には、1〜2畳ほどの大きさがおすすめです。
ウッドデッキとの相性もバッチリ!

インスタイル 寝ござ サマーマット
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さっと敷けるござは夏の夜や秋の夜長にぴったり!1畳ほどのござは使い勝手が良く、スイカやかき氷を食べるときの汚れ防止、お月見の雰囲気づくりに大活躍しました!
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⑧ペットマットは滑り止め付きを
ペットマットは滑り止め付きのタイプがおすすめ。表面が柔らかく足腰に優しいうえ、裏面に滑り止め加工が施されているため、ペットが走り回ってもズレにくく安心です。
撥水性や通気性に優れた素材を選べば、屋外でも清潔に保てます。愛犬や愛猫の快適なスペースづくりに、ぜひ取り入れてみてください。
ペットも一緒に快適に♪

ペットマット 滑らない 防水 消臭
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⑨ラタンチェア×タイルの組み合わせ
ウッドデッキのデザインを一新してみたい!という方はタイルを敷く方法もあります。シンプルなタイルにラタンチェアを合わせれば、高級感のあるデッキ空間にできるため、簡単にできるDIYとしてもおすすめです。
耐水性・耐候性に優れたプラスチック製やセラミックのタイルを選べば、屋外でも安心して使えます。素材の質感と色味を工夫することで、くつろぎとデザイン性を両立させたウッドデッキに仕上がります。
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スタイリッシュを演出できるガーデンファニチャー

ラタン調 ガーデンファニチャー 3点セット
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小さくてもおしゃれな庭づくりを目指す方やベランダなどの限られた空間をデザインする場合には、立体感のあるガーデンファニチャーも積極的に活用してみてください。
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⑩劣化防止の目的なら保護シートで覆う
屋外に設置されるウッドデッキは、基本的に何もシートをかけなくてもいい素材で作られていますが、紫外線が強い時期や積雪が何日も続くときは劣化が早まる原因となってしまいます。紫外線や雨風、冬の積雪からの劣化を防ぐ目的には、保護シートの使用が効果的です。
ウッドデッキを紫外線・雨風から守る

防水シート 屋外 紫外線カット
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使い方によって、ウッドデッキに敷くものはいろいろな種類があるんだね!
夏は「ござ」でまったり・秋はチェアに座って秋の夜長を楽しむなど、季節に合わせて敷くものを変えて雰囲気を楽しむのもおすすめだよ。

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ウッドデッキに敷くものを選ぶ注意点は3つ

ウッドデッキに敷くものを選ぶ際は、見た目や価格だけでなく、デッキとの相性や使用シーンをしっかり考慮することが大切です。ウッドデッキの素材、使用頻度に合った素材選びを意識していきましょう。
ウッドデッキが直射日光を浴びやすいか、風通しが良いかといった環境条件も参考になります。ウッドで気に敷くものを選ぶ注意点を3つご紹介します。
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1.ウッドデッキの素材は?天然木と人工木の違い
天然木 | 人工木 | |
耐久性 | △ 10年ほどで腐食がはじまる ※樹種により異なる | ◎20年以上 基本的にメンテナンス不要 |
塗装 | ◎できる | ×基本そのまま |
天然木のウッドデッキは通気性や風合いに優れていますが、湿気や水分を吸収しやすいため、カビや腐食のリスクが高いです。一方、人工木(樹脂木)は耐候性や防水性が高く、敷くものとの相性も比較的良好です。
ただし、人工木であっても湿気が溜まるとカビの原因になるため、通気性が良いものを選ぶことが大切です。
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耐久性では人工木が優秀ですが、天然木のように塗装(塗り直し)ができません。そのため、敷いた部分との色あせの違いが目立つ可能性があるため注意しましょう。
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2.使用頻度に合っているのかを確認する
ウッドデッキに敷くものを選ぶ際は、どれくらいの頻度でデッキを使うかをイメージすることが重要です。日常的に家族で使用するなら、耐久性が高く掃除しやすい素材を選びましょう。
例えば撥水性のあるカーペットやタイルは、汚れてもメンテナンスが簡単で扱いやすいです。一方、週末だけの使用や来客時のみの利用であれば、軽量で設置・撤去しやすいサイズのラグやござなどが適しています。
屋外に設置されるウッドデッキですが、上に敷くものは清潔感を保ちたいという場合も多いはず。出し入れする場合には室内に収納スペースを確保できるものを選びましょう。
ポイント
- 屋外に出しっぱなしにするなら耐久性を重視
- 単発使いなら室内の収納場所を確認しておく
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3.ウッドデッキの日当たりと通気性
ウッドデッキの日当たりや通気性にも注意が必要です。直射日光が強い場所では、耐熱性のある素材を選ばないと変色や劣化の原因になります。
また、風通しが悪いと湿気がこもりやすく、カビや滑りのリスクが高まります。天然木、人工木ともにさまざまな木の種類やメーカー商品があります。湿気がたまるとカビの原因になることについては共通しているため、注意しましょう。
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ウッドデッキの上に敷くもの選びでよくある質問・Q&A

ウッドデッキに敷くもの選びでよくある質問には、「人工芝を敷くと腐る原因になる?」「手入れは面倒?」といった実用面の疑問が多く見られます。
Q&A形式でよくある悩みを解決していきましょう。
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Qウッドデッキの上に人工芝を敷くと腐る原因になる?
ウッドデッキの上に人工芝を敷くことで、通気性が悪く腐食が進む原因になるデメリットがあるでしょう。また、天然木、人工木どちらにおいても通気性が悪いとカビが生えたり、虫が発生したりする恐れがあります。
敷きっぱなしにしたい場合には人工芝の裏に通気孔が空いているタイプを選びましょう。人工芝を敷かないスペースをつくるデザインは通気性を確保することにも有効です。

例えば、高さのあるプランターを置いてガーデンスペースと組み合わせれば、人工芝を敷かなくてもいいスペースをつくれます。
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Qおしゃれに見せるコツや組み合わせアイデアは?
おしゃれに見せるコツは、ウッドデッキの木目を生かすこと。ウッドデッキに敷くものでおしゃれに見せるには、素材やカラーの組み合わせがポイントです。
ナチュラルな色調の屋外ラグや人工芝を部分的に敷けば、木の風合いとのバランスが取れて統一感のある空間に仕上がります。また、ラタン家具やガーデンライトと組み合わせることで、リゾート風の演出も可能。

実用性がポイントとなるウッドデッキは使いやすさが大切です。敷きすぎず“抜け感”を残して、おしゃれですっきりとしたウッドデッキに仕上げてみてください。
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ライフスタイルに合う選び方でおしゃれなデッキライフを

ウッドデッキに敷くアイテムは、機能性や見た目だけでなく、使用環境やライフスタイルに合った選択が大切です。
この記事でご紹介した敷くもの10選を参考に、自分にぴったりのアイテムを見つけて、もっと快適で魅力的な屋外空間を演出してみてはいかがでしょうか。選び方のポイントや注意点を押さえて、長く愛せるウッドデッキライフを楽しみましょう。