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家庭菜園で自給自足してみよう|節約できる野菜や必要な広さはどれくらい?

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家庭菜園で野菜の自給自足|必要な広さは?おすすめ野菜も紹介

家庭菜園は、自分で育てた野菜を収穫することができる方法で健康的な食生活にもつながります。

自分で育てた野菜は、無農薬栽培も気軽にできるため、安心して食べられることもメリットのひとつ。また、野菜を育てることで、自然とのつながりを感じることができ、ストレス解消にもなりますよ。

この記事では、家庭菜園を自給自足するために必要な広さ(面積)や節約におすすめの野菜についても紹介します。

家庭菜園で野菜を育てることは、自分で食べるためだけでなく、子供や家族と一緒に楽しみながら健康で豊かな生活を送ることができます。

ぜひ、気になる野菜から自給自足にチャレンジしてみましょう!

家庭菜園の広さはどれくらいの面積があると良いのかな?

自給自足にあこがれるけど、上手に育てられるか心配。

家庭菜園で必要な面積は野菜の種類によっても違ってくるよ。色々な野菜を育てるなら最低30坪は欲しいところだけど、まずは無理せず楽しめる広さで家庭菜園を楽しんでいこう。

この記事で分かること

  • 野菜の自給自足に必要な広さ(面積)
  • 【節約】家庭菜園におすすめの野菜

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、庭付き一戸建てに4人家族で住んでいます。家庭菜園は毎年少しずつ範囲を広げており約30坪ほどで今年(2023年)もたくさんの野菜を収穫できました。

ガーデンデザイナーのお仕事をする前は園芸店で野菜苗の販売もしていました。アパート時代も長く、ベランダなどでプランター栽培も楽しんでいましたよ♪

“家庭菜園で野菜の自給自足”は庭づくりのひとつの夢でもあります。

これらの経験から家庭菜園での自給自足についてまとめてみました。節約にもなる家庭菜園におすすめの野菜についても紹介していきますので、家庭菜園の参考になれば嬉しいです。

家庭菜園で野菜の自給自足
庭で収穫した野菜の一部

家庭菜園だけで生活できる?

家庭菜園だけで生活できる?

家庭菜園だけで生活するには、いくつかの条件が必要。まず、家庭菜園で必要な食料を全て自給することは簡単ではありません。特に、野菜だけでなく、タンパク質源となる肉や豆類、穀物なども必要になります。そのため、ニワトリなどの家畜の飼育や、穀物の栽培なども必要となります。

また、家庭菜園で生活するためには、広い土地が必要です。野菜を栽培するには、日当たりのよい広い場所が必要であり、また、家畜を飼育する場合には、十分なスペースが必要になります。

野菜の育て方を知り、病気や害虫の対処法を行う必要もあります。また、収穫した野菜を保存する十分な場所も必要になります。

以上のような条件を満たすことができれば、家庭菜園だけで生活することは可能です。しかし、現代社会では、家庭菜園だけで生活することは難しい場合が多くコスパが悪いこともあるため、無理のない範囲で自給自足生活を楽しむのが良いでしょう。

栄養をしっかり確保するためには「完全な自給自足」は難しいでしょう。しかし、家庭菜園で野菜の自給率を50%以上にするのは十分可能です。

次の章からは、家庭菜園に必要な面積について紹介します。

家庭菜園の自給自足に必要な広さはどれくらい?

自給自足の家庭菜園に必要な広さ(面積)は?

家庭菜園で自給自足を目指す場合、広さはその家族の食生活によって異なりますが、一般的には約100平方メートル以上(約30坪)が必要とされています。これは、野菜の種類や植える数によっても異なりますが、広さが小さすぎると野菜の種類が限られたり、量が不足する可能性があるためです。

また、土地の状態や日当たり、野菜を健康に育てて収穫するための時間の確保も必要になります。庭では植えっぱなしで良い野菜もプランター栽培のベランダでは年間を通して水やりの管理も必要になります。

野菜は種類によって育てられる時期も異なるため、収穫量を増やすために事前にしっかりとした栽培計画を立てていきましょう。

庭の場合

庭の畑で育てる場合、一度植えた場所から移動できません。また、家庭菜園で育てる野菜の多くは日当たりを好むため、なるべく日当たりの良い場所に畑スペースを作っていきましょう。

また、畑で育てる時に気を付けることのひとつに「連作障害」があります。連作障害は同じ野菜を同じ場所で育てると生育不要が起きる障害のこと。

トラクターを使ってひとつの畑でまとめて家庭菜園をする方法もありますが、家庭菜園の場合は小面積の畑を複数つくるデザインもおすすめですよ。

ちなみに、我が家の畑は約20坪、10坪、3坪、1坪と分かれています。
(今後もう少し拡張していく予定)
1坪は約3.3平方メートルほどのため、少し狭く感じますが子供が“自分の畑”としてお世話にするのにはちょうど良い面積でしたよ。

土地の形や日当たりは家それぞれです。まずは日当たりをベースに、次に畑までの動線を確認して畑を作れそうなスペースを確保していきましょう。

面積30坪の畑

30坪は約99平方メートルの広さです。

30坪の畑であれば、野菜や果物などの栽培にも適しています。畑の畝と畝の間は人が通りやすいように50cmほどあると歩きやすいですが、30坪の畑ですき間を空けすぎると植えられる野菜が限られてしまいます。

畑の四方または三方から手を伸ばせるデザインにしても使いやすくなりますよ。また、トマトやナス、ピーマンなどは背が高くなりますが低い野菜(ニンジン、ダンコン、ラディッシュなど)と組みわせるのも良いでしょう。

30坪の面積の場合、野菜の栽培が難しい冬の貯蓄分を育てきることは難しいですが、夏の自給率をほぼ100%にすることは十分可能です。

30坪あると色々な野菜を作れて楽しそう!

でも、仕事もあると30坪でも広すぎるのかな?

一度に植えると30坪は大変だけれど、植えっぱなしゾーンも作れば作業を分散できるよ。でも、子育てや仕事をしながらだと完璧な手入れは厳しいかも、、月1くらいで週末にガッツリ作業する時間は欲しいかな。でも、おかげで7~9月は野菜をほとんど購入しなかったよ。

面積100坪の畑

100坪は約330平方メートルの広さです。

100坪の広さがあれば穀物を除いた野菜の自給率を100%に近づけることも夢ではありません。ただし、この広さを家族が片手間で管理するためには手作業では難しいです。

小型のトラクターを使用したり、肥料を運搬するための軽トラックが必要になることも検討しておきましょう。

ベランダの場合

ベランダの家庭菜園で自給自足をするポイントは、土づくりと水やりの負担を減らせるかが成功のポイント。庭植えの場合は根が付けば水やりは基本的に不要ですが、鉢植えの場合は毎日の水管理が必要になります。

ベランダでも広いスペースがあれば鉢を複数並べられ土も乾きにくくなりますが、土の入れ替えが大変になってしまいます。また、水道からベランダが離れている場合は、水やりの時の往復が億劫になることも。

(アパート時代に失敗経験ありです。特に土の再生が大変でした、、。)

ベランダ栽培の場合は、下記で紹介する「たくさん収穫できる野菜」がおすすめです。また、土が不要の水耕栽培もぜひ試してみてください。

家庭菜園は節約にならない?

家庭菜園は節約になる?ならない?

野菜を作るためのスペースがあれば野菜を家庭菜園だけでまかなうことは可能です。ただし、野菜を育てるためには「土づくり」「水やり」「手入れ」などの道具や時間が必要不可欠。

また、コスパの良い野菜として「ミニトマト」がとても人気がありますが、一度にたくさん採れても食べきれないという場合もありますよね。

自分で育てても節約になるとは限らないんだね。

楽しみの延長で節約になったら良いな~くらいがちょうど良いのかもしれないね。

でも、節約におすすめなコスパ野菜はたくさんあるよ!

節約のポイント

  • 長期保存ができる野菜を育てること
  • 多くの種類を少量ずつ育てること

100坪など面積が広い場合は、長期保存できる野菜も育ててみましょう。例えばジャガイモやサツマイモなどのイモ類は、常温で数ヵ月以上も保存ができ、子供のおやつにもなります。

色々な種類の野菜を育てれば収穫時期もずれるため、毎日違う野菜を使えて飽きも防げますよ。

節約できる自給自足におすすめの野菜を紹介

節約できるかおすすめ野菜を紹介

自分で野菜を育てることで、新鮮で安全な野菜を食べることができるだけなく、節約にもつながれば嬉しいですよね。

家庭菜園で節約をしたい場合には野菜の選び方にも注目していきましょう。育つスピードや必要な面積は野菜の種類によって異なります。

迷ったら、次から紹介する野菜の中から「普段の料理に使っている野菜」をピックアップして参考にしてみて下さいね。

毎日の料理に使える野菜

毎日使えるおすすめ野菜
【家庭菜園の自給自足におすすめ.1】毎日の料理に使える野菜

毎日のように使う野菜を自宅で栽培できれば買い物の負担も減らせます。また、毎日使う野菜でも季節に合わせた野菜を作ることも節約につなげるコツです。

おすすめの野菜は、薬味ねぎ、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、きゅうり、大根など。料理に緑が足りない時やみそ汁の具として、その日に収穫できる野菜を入れるのも手軽でおすすめですよ。ㅤ

毎日の料理に使える野菜

  • 薬味ねぎ
  • じゃがいも
  • にんじん
  • きゅうり
  • 大根   など

買うと高い野菜

買うと高い野菜
【家庭菜園の自給自足におすすめ.2】買うと高い野菜

スーパーでは手に入りにくい野菜や価格が高い野菜も家庭菜園で育てれば節約につながります。「好きな野菜はあるけれど高いからあまり買えない。」そんな野菜はぜひ家庭菜園で育てて節約してみましょう。

おすすめの野菜は、モロヘイヤ、スイートバジル、ベビーリーフなど。また、大葉シソなどの傷みやすい葉物もスーパーで買うと1枚10円ほどしますが、家庭菜園で育てれば大量に栄養満点の大葉が手に入るためおすすめですよ。

買うと高い野菜

  • モロヘイヤ
  • スイートバジル
  • ベビーリーフ
  • 大葉シソ   など

たくさん収穫できる野菜

たくさん収穫できるおすすめ野菜
【家庭菜園の自給自足におすすめ.3】たくさん収穫できる野菜

たくさん収穫できる野菜も節約につながります。たくさん収穫できる野菜の特徴は、ひとつの株からたくさん収穫できること、または、成長スピードが速いこと。

ひとつの株からたくさん収穫できるおすすめの野菜は、ミニトマト、ピーマン、シシトウなど。成長スピードが速いおすすめの野菜は、ラディッシュ、ミニ大根、ベビーリーフなどがあります。

ただし、たくさん採れすぎて余らせないように育てすぎには注意しましょう。

たくさん収穫できる野菜

  • ミニトマト(1株で200個以上)
  • ピーマン(1株で50個以上)
  • シシトウ(1株で100個以上)
  • ラディッシュ(収穫まで約25日)
  • ミニ大根(収穫まで約20日)
  • ベビーリーフ(収穫まで約10日)
  • ホウレンソウ(外葉から何回も収穫可能)
  • シュンギク(新芽から何回も収穫可能)   など

ホウレンソウやシュンギクなどはスーパーでは1株ごとに販売されていますが、家庭菜園の場合は1株から何回も収穫することが可能です。葉物系は1株だけでたくさん収穫できるかな?と一度調べてみましょう。

また、ベビーリーフ、ホウレンソウ、シュンギクは、間引きした葉も全て食べられるというメリットもあります。

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長期保存できる野菜

長期保存できるおすすめ野菜
【家庭菜園の自給自足におすすめ.4】長期保存できる野菜

長期保存できる野菜を育てられれば、収穫時期以外の冬なども活用できるため節約につながります。ただし、収穫するまでに時間がかかる野菜が多いため、広い面積の畑で余ってしまう場合に取り入れるのが良いでしょう。

長期保存できる野菜

  • じゃがいも
  • にんじん
  • さつまいも  など

他にも薬味として「ニンニク」を育てておくと半年ほど保存が効くためおすすめですよ。

長期保存できる野菜として「玉ねぎ」もおすすめですが、玉ねぎは1本の苗から1個の玉ねぎしか採れません。たくさん収穫するには面積が必要ですが、秋~冬に畑を持て余してしまう時にはぜひ育ててみて下さい。

種から育てられる野菜

ベビーリーフの家庭菜園におすすめの野菜
【家庭菜園の自給自足におすすめ.5】種から育てられる野菜

家庭菜園をするために欠かせないのが野菜の元となる「種や苗」。種は1袋数百円~種類によりますが、数十個~数百個以上の種が入っています。

苗は、生産者のもとである程度大きく育てられた苗で1株150円程度~販売されています。そのため、種から育てられる野菜は初期費用としてかかる費用を安く抑えられるでしょう。

種から育てるおすすめの野菜は「ベビーリーフ」。ベビーリーフは、種をまいてから10日ほどで収穫できる葉物類をまとめて付けられている名前です。

ベビーリーフにおすすめの野菜

  • レタス
  • ミズナ
  • ホウレンソウ
  • ルッコラ   など

ベビーリーフにおすすめの野菜がセットで販売されていることもあります。ベビーリーフは、手軽に栄養価の高い野菜を収穫できるので、家庭菜園のはじめの一歩としてもおすすめですよ。

まずは可能な面積から!家庭菜園の自給自足を楽しみましょう

まずは可能な範囲から 約1坪の菜園スペースのデザイン例

まずは自宅で家庭菜園ができる広さに合わせて育てることができる野菜の面積を決めていきましょう。日当たりが悪くても育てられる野菜はありますが、日当たりが良い方が育てられる野菜の種類は多いです。

自宅で育てた“とれたて野菜”は格別のおいしさが味わえます。ぜひ、ご家庭で家庭菜園にチャレンジしてみて下さいね。

【おまけ】室内で育てる方法と再生野菜について

室内でも家庭菜園はできる

たくさんの野菜を育てたいという場合には、室内で野菜を育てる方法もあります。

植木鉢やプランターを使うことが多いですが、室内で土を使うとコバエなどの虫が発生する原因になります。室内で育てる場合には、「無菌の土」又は「水耕栽培」が良いでしょう。

室内栽培におすすめの野菜

  • 料理の彩に添える薬味系
  • 水耕栽培ならレタスが育てやすい
  • 室内で育てやすいスプラウト栽培  など
    (ブロッコリースプラウトなど)

また、買った野菜や収穫した野菜を使う「再生野菜」もおすすめ。再生野菜は、野菜の根や茎、葉などを水に浸けておく方法で気軽に挑戦できます。

家庭菜園の楽しみ方はご家庭それぞれで異なります。

暮らしのスタイルやスペースに合わせた家庭菜園を楽しみましょう。

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