庭の活用法

【防災×庭】災害に強い家にするために庭で備えられること

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庭でできる防災対策について知りたい。

家族を守れる強い我が家にするために万全の備えをしておきたいよね。庭でできる防災対策について紹介するよ。

この記事のポイントまとめ

  • 屋外で備えられるものは庭に備えよう
  • 暮らしにも使える防災アイデア5選
  • 外構工事はやり過ぎないことも大切

外空間にある庭は、いざという時の備えとして活用できます。今すぐできる防災対策から暮らしながら備える貯蓄や発電、長期的に備える備蓄菜園まで、庭の活用アイデアをご紹介します。

災害時になくて困ったもの

災害時や避難生活でなくて困ったもの

災害時に備える最低限のものとして「水と食料」を備えている方は多いでしょう。しかし、電気などのライフラインの復旧が遅れたり、避難生活が長期化したりするなど、水と食料以外の備えが必要になることも想定しなければいけません。

最低限の備え(水と食料)に加えて、災害時になくて困ったものには例えば以下のようなものがあります。

  • 電源・バッテリー
  • 電池・懐中電灯
  • 暑さ・寒さ対策
  • 衛生用品
  • 非常用トイレ
  • 野菜不足
  • 娯楽アイテム(子供・大人)

これらの防災グッズは家の中でもそろえられます。しかし、屋外である「庭」で備えられるものをひとつでも増やせば、室内のスペースを有効活用することにつながるメリットがあります。

外構工事のご相談でも外収納として、庭に物置が欲しいという声は多いです。屋外で問題のない防災グッズは庭に備えて、敷地を有効活用していきましょう。

【今すぐできる】庭に備える防災グッズ

今すぐできる|庭に備える防災グッズ

まずは、今すぐにできる防災グッズについて紹介します。

災害はいつどこで起こるか分かりません。備えようと思った「今」からできることをはじめてみていきましょう。

外に置けるものは庭へ、食料品はなるべく室内に置くのがおすすめです。普段から使う食材を多めに買っておくローリングストックも活用していきましょう。

ソーラーライト(太陽光で点灯)

太陽光で電気を貯めて夜に発光する「ソーラーライト」は電気工事不要で今すぐ設置できる庭の防災アイテム。普段から庭に設置しておくことで災害時の灯りとして活躍してくれます。

防災用として備えるなら「持ち運びしやすいタイプ」がおすすめです。家から離れる時でも、避難場所や車の中にすぐに持っていくことができますよ。

吊り下げもできるフック付きが使いやすい


ソーラーライト 屋外 災害グッズ

簡易トイレ・テント

地震のあとは、家屋の倒壊や余震の心配、断水の影響でトイレが使用できない可能性があります。簡易トイレは、一人あたり3日分〜7日分が目安です。十分な数を用意しておきましょう。

家族4人1日5回の場合:1日20個×7日分=140回分

まず備えるべきなのは非常用トイレ


【総合1位&高評価レビュー★4.61】 簡易トイレ

簡易トイレを庭に設置する際には簡易トイレに加えて、簡易テントがあると女性も安心です。

屋外の簡易トイレに


非常用トイレ 簡易トイレ

ポータブル電源

災害時には、電気の備えは必須。モバイルバッテリーや乾電池などに加えて、容量が大きいポータブル電源があると安心です。

おすすめは利用者が多い「Jackery」製品


Jackery ポータブル電源 1000

災害に強い家にするために庭でできること5選

庭でできる防災アイデアまとめ

災害に強い家にするために、普段の庭暮らしからできることについても見ていきましょう。災害時には、屋外で避難生活を送ることも想定されます。

ライフラインが止まっても、外にある庭で生活することに慣れておくことで焦る心配が少なくなります。また、子供と一緒に外炊飯やキャンプをすることで、子供の生きる力を育てることにもつながるでしょう。

1.外炊飯の経験

庭の防災アイデア①外炊飯の経験

備える食料目安は3日分×家族の人数分

災害時には避難生活が長期化する可能性も十分に考えられます。

育ち盛りの子供が居る家庭などでは、食料の配給だけでは不足するかもしれません。小さな子供は普段と違うご飯をうまく食べてくれないかもしれません。

 

庭で外炊飯の経験をして、もしもの時につくることができる「食事の選択肢」を増やしておきませんか?

備蓄用のご飯類は価格が高く、家族分を十分に備えると買い替えの度に数万単位で費用がかかり、場所も取られてしまいます。お米は普段から多めにストックしておきやすいですし、さつまいもなどのイモ類も長期保存が可能なのでおすすめです。

焼いもは備長炭を使用した炭火焼きにすると、煙があまり気にならないのでおすすめですよ。

庭で焼きいも
【画像】庭で炭火焼きいも

2.貯水(雨水の活用)

庭の防災アイデア②貯水(雨水の活用)

雨水を活用する「貯水」は、庭に備えることで災害時に活用できます。災害時に水は貴重なため、ストックしている水は飲み水として大切に使用しなければいけません。

雨水はそのまま飲み水としては使用できませんが、トイレに使用したり、災害で汚れてしまった家の中を掃除したりと活躍の場が期待できます。

災害時以外でも、水道水がもったいないと感じる場面で貯水した水が役立ちます。

  • 子供の水遊びに
  • 庭で付いた土を洗い流す
  • 植物の水やり   など

雨を貯水できる「雨水タンク」は、ライフラインが復旧していなくても雨が降れば水を補給できます。「子供が小さくて配給の列に並ぶのが大変。」という場合は、雨水を飲み水にする「浄水器」も合わせて用意しておくとより安心です。

 

コンテナ菜園や寄せ植え花壇の水やりをする際には、水道水よりも雨水の方が植物にとって良いというメリットもありますよ。

【補助金が使える】雨水タンク


補助金対象商品!雨水タンク RainHarvest

【浄水器】雨水を安全な飲み水に


浄水器 雨水 GS-2801

3.発電

庭の防災アイデア③発電

気軽に用意できるモバイルバッテリーもありますが、一時的なため、庭に発電システムを置いておくとより安心です。災害時の情報収集や家族との連絡を取るために、携帯電話の電池切れにはなりたくないという心配をなくしていきましょう。

庭でできる発電タイプは主に以下の3つ

  • 家の屋根に太陽光パネルを設置
  • カーポート屋根に太陽光パネルを設置
  • 太陽光パネルを庭に置いて発電

家の屋根に設置するタイプは、室内の非常時に電気を使用することができます。外付けコンセントを設置しておくことで、庭で過ごす際にも電気を使うことができ、最も多くの発電をすることが可能です。

カーポート屋根や庭の空きスペースに太陽光パネルを設置して発電する方法もあります。

4.庭キャンプ

庭の防災アイデア④庭キャンプ

地震の災害時には余震リスクから、車中泊をするということもあるでしょう。車中泊で心配なエコノミー症候群を防ぐためには、庭でテント泊をすることも選択肢のひとつです。

庭キャンプは、子供も大人も楽しめる「庭遊び」にもぴったり。家族のイベントとして庭キャンプを暮らしに取り込むでおけば、災害時にもスムーズに行うことができます。

5.備蓄菜園

庭の防災アイデア⑤備蓄菜園

災害時には、野菜不足による栄養不足や便秘のリスクが高まります。普段から家庭菜園で野菜を育てておくことで、「備蓄野菜」として活用する方法があります。

家庭菜園の定番であるトマトやナス、きゅうりなどの野菜から、備蓄菜園をはじめてみましょう。また、種まきから収穫までが早いベビーリーフは、初心者の方でも簡単に栽培できておすすめです。

家庭菜園に慣れてきたら、秋栽培の白菜や大根に挑戦してみてください。庭の畑をうまく活用することで、秋〜冬の間でも常に野菜が畑にあるという状況をつくれますよ。

防災シミュレーションを家族のイベントに

庭でできる防災アイデア

  1. 外炊飯の経験
  2. 貯水(雨水)
  3. 発電
  4. 庭キャンプ
  5. 備蓄菜園

これらのアイデアは、災害時だけでなく普段の暮らしでも活用できます。普段から活用することで、災害時に「どれくらいのペースで消費すれば良いのか」を知ることができるでしょう。

庭キャンプと言えば夏をイメージしますが、防災シミュレーションはさまざまな季節を想定する必要があります。防災シミュレーションを家族のイベントにして、生きる力を強く育てていきましょう。

 

雪が残る冬の寒い日に、パパがつくったラーメンに子供たちはワクワクしていましたよ。

冬:雪の日の庭ランチ|ラーメン
【画像】雪の日の庭ランチ|ラーメン

災害に強い庭(外構工事)の注意ポイント

災害に強い庭にするために|外構工事の注意ポイント

災害に強い庭にするために、外構工事で注意するポイントを以下にまとめました。

  • 地震による構造物の倒壊
  • 積雪によるカーポート倒壊
  • 津波による浸水
  • 必要以上につくり過ぎないことも大切

地震でブロック塀やフェンスが倒れたり、雪の重みでカーポートが崩壊したり、外構工事では構造物の破損に注意しなければいけません。海沿いや川沿いでは浸水による被害も想定されます。

「災害に強い庭」にするためには、必要以上につくり過ぎないことも大切です。オブジェのようなかっこいい外構アイテムもありますが、シンプルに安全性を考えて計画を進めると良いでしょう。

天候の不安定さから雪の量や台風の威力も変わっていくかもしれません。カーポートには、地域に応じた「耐積雪量」の目安がありますが、基準値を超えた時の対応方法についてもしっかり確認しておくと安心です。

積雪時の対応例

  • 雪下ろし棒を用意しておく
  • 水をかけて溶かそうとしない(氷になって危険度が増す)
  • 積雪時にカーポートの下に入らない

庭を活用した備えで強い我が家に育てていきましょう

庭でできる防災対策から外構工事の注意点までをご紹介しました。我が家でありながら外にある庭は、ちょっとした非日常が味わえる空間です。

災害の際にも使えるアイテムを庭に備えたり、庭キャンプをしたりする経験は、子供の生きる力を育てることにつながります。庭を活用した防災アイデアを実践して、我が家を強く育てていきましょう。

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