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庭を土のまま残すメリット10選!新築外構で気を付けるポイントも解説

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庭をどうすればいいのか迷っている。土のままで残すメリットを知りたい。

お金と時間の節約が最大のメリット!その他、庭を土のままにするメリットと、最低限やっておくべき外構工事についても紹介するよ。

この記事のポイントまとめ

  • お金と時間の節約ができる
  • 持続可能な社会に貢献できる
  • 最低限やるべき工事は「境界」と「排水」
  • 人生で庭づくりを楽しむ期間を見極めよう

この記事を書いている人

この記事を書いている私は、園芸店やガーデンデザイン設計事務所で働いていました。

外構工事のプラン設計を毎日のようにしていた頃は、将来自分の家を持ったら、外構工事をしていない家には絶対したくないと思っていました。しかし、実際には庭の大半が土のままで残っています。

理由は、庭に掛けられるお金と時間が足りていないから。

庭にかけた費用は、4年間で30万円ほど。まだまだやりたいことは盛りだくさんですが、土のままが大半でも家族で庭のある暮らしを楽しんでいますよ。

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低予算でもちょっとした家庭菜園に挑戦したり、花を植えたりすれば、暮らしにうるおいを与えてくれます。庭を土のまま残すメリットや新築外構で気を付けるポイントを知って、後悔のない庭づくり計画を進めていきましょう。

庭を土のまま残すメリット10選

庭の土をそのまま残すメリット10選

庭付き一戸建てに住んだからといって、庭で何かしなければいけない訳ではありません。とは言え、そのままはみっともないのでは?と感じてしまうこともあるでしょう。

庭を土のまま残すメリットは、実はいろいろあります。我が家の庭や暮らしに当てはめて、活かせるメリットを見つけていきましょう。

①お金をかけない庭にできる

庭を土のまま残すメリットは、お金をかけない庭にできること。

「外構工事は最低100万円必要」

「50万円では無理」

庭づくりの費用についての意見はさまざまですが、そもそも土のまま残す選択をすれば何十万、何百万円というお金をかけずに済みます。

②時間をかけない庭にできる

庭づくりの工事をすることは、同時に庭にかける時間が必要になるということ。せっかくの庭も使わなければ「もったいない。」と後悔してしまう原因になってしまいます。

庭づくりは趣味と一緒です。庭より時間をかけたいことが他にあるという方は多いはず。無理に庭に手を加えて、お金だけでなく時間を奪われてしまうのはもったいないですよ。

③メンテナンスが不要になる

外構フェンスや玄関アプローチ、ウッドデッキなど、庭をつくるアイテムはさまざま。雨風や紫外線からの劣化は避けられないため、住宅と同じように外構工事にもメンテナンスや補修費用がかかります。

「庭を土のままにすると雑草が生えるから。」という理由だけで、コンクリートを採用することもおすすめできません。

コンクリートで舗装すれば、一時的に雑草処理のメンテナンス費用はかかりません。しかし、コンクリートが割れたり、汚れがついたりすれば、メンテナンス費用が発生します。

コンクリートは、いずれ土のままよりも見た目が悪くなる可能性があるということを想定して計画していきましょう。

④リフォーム費用を節約できる

素材の経年劣化や暮らしの変化から、リフォーム工事のご依頼も少なくないのが外構工事です。子供が大きくなって、仕事がひと段落してから、自宅で長く楽しめるガーデニングが趣味になるかもしれません。

A
「土のまま10年たったけれど、そろそろ庭づくりをしてみようかな!」
B「コンクリートの庭をリフォームしてガーデニングを楽しみたい!」

いざ、庭づくりに時間をかけたいと思った時にどちらの方が良いでしょうか。

結論A:土のままで残した方がリフォーム工事の費用は安くなります。一度手を加えたあとよりも理想のかたちにデザインもしやすくなりますよ。

庭を土のままに残しておくことは、結果的にリフォーム工事を安く、計画をスムーズに進めることにつながります。

⑤駐車場の乗り入れがしやすい

外構工事で駐車場スペースやカーポートを設置すると、タイヤの乗り入れがしやすくなり、排水や雪かきもスムーズになります。

しかし、駐車場工事をすることは、車を駐車する場所はここだと決めてしまうこと。タイヤが乗る部分にだけコンクリートや枕木を設置すれば、車の乗り入れる場所はさらに制限されるデメリットがあります。

庭に手を入れず土のままにしておけば、車を止める位置が自由になるというメリットが得られます。泥はねが気になる場合は、砕石を入れて改善すればストレスはかなり軽減されますよ。

⑥歩く動線の自由度が上がる

玄関アプローチや園路など、人が歩く動線に合わせた舗装は、庭づくりには欠かせないアイテム。見た目もよくなる一方で、駐車場と同じように「ここを歩かなければいけない。」と制限されることでもあります。

土のままにしておけば、常に最短距離で歩くことになるため、自由度が上がります。

新築の場合は、実際に住んでみてからよく歩く動線に気付くこともあります。動線が定まってきたら、玄関アプローチや小道を設置する手順は失敗も防げるため、とてもおすすめですよ。

⑦暮らしの変化に対応できる

家族の年齢や仕事、価値観の変化により、暮らしが変化していく方も多いでしょう。土のままにしておけば、暮らしの変化に対応できる庭にできます。

「何もないのは寂しいなぁ。」という場合は、庭のシンボルツリーを1本植えるのもおすすめ。子供と一緒に苗木を植えれば、木の成長と共に、家族の成長を感じられるキッカケになるでしょう。

⑧時代の変化に対応できる

外構工事のあり方はこの先も変わるはず。50年前と今では、植える木も花も変化しています。

和風庭園に合う松やサツキ、家の周りは生垣やブロックで囲うスタイルが主流だった
シンプルモダンや洋風に合う木や花、家の周りはアルミフェンスで囲うスタイルが人気
庭づくりのトレンドは時代とともに変化する

ファッションであればトレンドに合わせたおしゃれを追求できますが、外構工事は簡単に取替えができません。

庭に掛けられるお金や時間が十分に取れない場合は、あえて今は何もしない選択をするのも正解です。庭をゆっくり楽しめるようになったタイミングで暮らしや時代にあった庭にすることも検討してみてください。

⑨次世代への負担軽減になる

「親世代が残した庭をどうすれば良いのか分からない。」お庭のリフォーム工事の相談でいただくことがあります。

“庭の終活”という言葉があるように、自分達が楽しんだ庭もいづれは次世代へ受け継がれていきます。土のままで残しておくことは、将来の終活や次世代への負担軽減につながります。

⑩持続可能な庭づくりができる

庭の土をそのまま残すことは、持続可能な庭づくりにつながります。経年劣化が味になる、自然素材を使った庭づくりもおすすめですよ。

持続可能な庭づくりという考えでは、全く何もしないことが正解かもしれません。しかし、生活に危険やストレスが発生したり、近所トラブルを防ぐこと、そして暮らしに豊かさを与えるためにおこなうのが外構工事の目的です。

庭に求めることや暮らしに必要な工事を見極めながら、外構計画を進めていきましょう。

【やるべき工事は2つ】土のままで後悔すること

外構工事のやるべきこと2つ|土のままで後悔しないポイントを紹介

土のままで残して後悔するポイントは主に以下の2つ。

  1. 隣地境界がそのまま
  2. 排水処理がされない

隣地境界は、トラブルの原因になる可能性があるため、まずは優先順位を高くして考えるべきです。また、水たまりができるなど排水処理がされていないと日々のストレスの原因になってしまいます。

暮らしやすい住まいのために、やるべき工事についてご紹介します。

1.【トラブル回避】隣地境界

隣地境界工事は、隣の土地との境目にブロックやフェンスを設置して、境界を分かりやすく示すためにおこないます。子供やペットが居る場合は、お隣への侵入防止にもなります。

素材に迷う場合は、個性を出すよりも周りに合わせるのが正解です。地域によって異なりますが、設置予算は把握しておくと良いでしょう。

ポイント

お隣に境界擁壁を依頼したらそんな費用はないからと断られ、今後うまく付き合っていけるか不安を感じた。という実例もあります。結果的に全額負担して工事をすることになりましたが、土の流入があり本当はお隣が出さなければいけない状況でした。

 

2.【ストレス回避】水の処理

土のぬかるみや水たまりが発生する場合は、ストレスの原因になるため、早めの対策が後悔を防ぐポイントです。

水の処理でチェックする場所は以下のとおり。

  • 駐車場スペース
  • 駐車場から玄関ポーチまでの動線
  • 玄関ポーチまわり
  • ポストまわり
  • 隣地へ水が流れていないか

排水が不十分な場所は、暮らしてみて気付くことも多いです。暮らしにストレスが発生しないように、優先順位を高めてチェックしておきましょう。

新築外構を土のままにする時に気を付けること

新築外構で庭を土のままにするときに気を付けること

新築外構を土のままにする時に気を付けることは以下を参考にしてください。

  • 泥はねで住宅が汚れないか
  • 雨樋の水処理には排水マスを設置
  • 重機が入る広さを確認しておく
  • 部分的に手を入れるなら柱から

ハウスメーカーや住宅会社によっては、基礎周りも土のままで泥はねでせっかくの新築が汚れやすい状態になっていることがあります。また、雨樋からの水がそのまま地面に落ちていて、外構工事で排水マスを設置したお宅もありました。

新築中で外構工事のご相談に見える方も多いです。数年は土のままの予定でも、一度プロに見てもらうことで工事の優先順位に気付けることもありますよ。

庭づくりを楽しむ期間を見極めて計画していきましょう

庭の土をそのままにするメリットについて紹介しました。

土のまま残すことはデメリットばかりではありません。

庭に生えるたんぽぽの綿毛も、雑草に来るチョウやバッタも、子供達にとっては安心して遊べる我が家の自然スポットです。息子の大好きな虫が来なくならないように、あえて雑草を残している場所もあるんですよ。

マイガーデン たんぽぽ遊び
【庭あそび】たんぽぽの綿毛とたんぽぽ人形

少しずつ手を加えたり、将来の庭づくりのために残したり、それぞれの暮らしのスタイルに合わせた庭づくりを楽しみましょう。

いつかのためにプラン見積依頼を忘れずに

境界工事など部分的に手を入れることは、庭づくりの後悔を防ぐことにつながります。お庭のプランが手元にあると、庭を活用するイメージもふくらみますよ。

外構工事のプラン図面作成や見積依頼の有料化が進んでいる地域もあります。見積依頼から数年後に工事をされる方も多いので、気軽に相談に出かけてみてくださいね。

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